このページでは、豆のえんどう・塩豆を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
えんどう・塩豆のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはえんどう・塩豆の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 321 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 61.5 | g | |
└糖質 | 49.0 | g | 多い |
└食物繊維 | 17.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 23.3 | g | 多い |
脂質 | 2.4 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.5 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「えんどう 塩豆」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、えんどう・塩豆がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
えんどう・塩豆はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:カゴメ
えんどう・塩豆とは?どんな食材?
えんどう・塩豆は、豆の加工品の一つです。えんどう豆を塩漬けにして作られており、塩気のある風味が特徴です。
1. えんどう・塩豆の特徴
えんどう・塩豆は、小さな豆が塩漬けにされているため、食べるときには塩気が感じられます。塩豆の食感は、豆自体がやわらかく、塩のパリッとした食感との相性が良いです。
2. えんどう・塩豆の使い方
えんどう・塩豆は、そのまま食べるだけでなく、おつまみや料理のアクセントとしても利用することができます。例えば、サラダや炒め物に加えることで、塩気と食感がプラスされ、味わい深い一品に仕上げることができます。
3. えんどう・塩豆の栄養価
えんどう・塩豆には、豆本来の栄養素が含まれています。たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えることが期待されます。ただし、塩分摂取量には注意が必要であり、適量を守るようにしましょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はえんどう・塩豆がダイエットにどう役立つか説明します!
えんどう・塩豆はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 糖質と食物繊維が豊富
「えんどう・塩豆」は糖質が多いですが、同時に食物繊維も多く含まれています。食物繊維は消化を助け、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の多い食材と一緒に摂ることで血糖値の急上昇を抑えることができます。このように、「えんどう・塩豆」は糖質と食物繊維のバランスが良いため、血糖値の管理に役立つ食材と言えます。
2. タンパク質が豊富
「えんどう・塩豆」にはタンパク質が多く含まれています。タンパク質は体の細胞や組織の修復や再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫力の向上にも関与しています。特に運動をする方や筋力をつけたい方にとっては、タンパク質の摂取は非常に重要です。その点、「えんどう・塩豆」はタンパク質が豊富なため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
3. カロリーが高くない
「えんどう・塩豆」はカロリーが321kcalと比較的低いです。そのため、ダイエット中やカロリー制限をしている方でも気軽に摂取することができます。また、カロリーが低い食材を選ぶことで、食事全体のカロリーを抑えることができます。このように、「えんどう・塩豆」はカロリーが高くないため、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
おすすめ:えんどう・塩豆のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
えんどう・塩豆に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
「えんどう・塩豆」の特徴
「えんどう・塩豆」は、栄養データを見ると以下のような特徴があります。
1. ミネラルが豊富
「えんどう・塩豆」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルが多く含まれています。特にカリウムやカルシウムの含有量が多いため、食事のバランスを考える上で重要な食材と言えます。
2. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていない
「えんどう・塩豆」には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていないという特徴があります。これらのミネラルは、体内の機能や代謝に関与する重要な栄養素ですが、この食材には含まれていませんので、他の食材から補う必要があります。
3. ナトリウムの含有量が多い
「えんどう・塩豆」には、ナトリウムの含有量が多いという特徴があります。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与していますが、過剰摂取は高血圧や体液の過剰な貯留を引き起こす可能性があります。したがって、摂取量には注意が必要です。
えんどう・塩豆に含まれるビタミンを解説!
引用元:キューピー
「えんどう・塩豆」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの特徴
- レチノールやα-カロテンは含まれていません。
- しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイド類は多く含まれています。
- また、β-カロテン当量やレチノール活性当量も比較的多いです。
2. ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールは普通の量が含まれています。
- 一方、β-トコフェロールは含まれていません。
- γ-トコフェロールやδ-トコフェロールは多く含まれています。
3. その他のビタミンの特徴
- ビタミンKやビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸などは比較的多く含まれています。
- 一方、ビタミンD、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はえんどう・塩豆の使用例としてレシピをご紹介します。
えんどう・塩豆を使ったレシピ20選!
#1 スナップえんどうとシーフードのトマトクリームスパゲティ
カゴメアンナマンマトマト&ガーリック、シーフードミックス、生クリーム、バター、スナップえんどう、白ワイン、こしょう、スパゲティ
シーフードミックスを活用した、トマトクリームスパゲッティのレシピ。ガーリック風味のトマトソースを使うことでお店のような本格的なトマトクリームスパゲッティに。…
レシピを見る#2 さやえんどうの卵とじ丼
厚揚げ、さやえんどう、ご飯、かつおだし、しょうゆ、みりん
やさしい味わいの卵とじ丼のレシピ。厚揚げは味がしっかりと染み込むように油抜きをしてから使います。…
レシピを見る#3 いかとさやえんどうの炒め物
いか、さやえんどう、しいたけ、しょうが(せん切り)、ごま油、しょうゆ、料理酒、砂糖、片栗粉、等
いかとさやえんどうの炒め物のレシピ。しょうがの風味のあっさりとした味付けです。…
レシピを見る#4 さやえんどう入りたまごサンド
サンドイッチ用食パン、さやえんどう、ゆで卵、キユーピーハーフ、こしょう
彩りのいいさやえんどうを加えた、卵サンドのアレンジレシピ。マンネリになりがちな卵サンドが、さやえんどうのプラスワンでいつもとは違った雰囲気に。…
レシピを見る#5 スナップえんどうとえびのパスタサラダ
コンキリエ、スナップえんどう、ゆでえび(小)、こしょう、キユーピーハーフ
スナップエンドウとエビを使った簡単パスタサラダのレシピ。エビも使ったパスタサラダなので満足感があります。…
レシピを見る#6 スナップえんどうのカルボ風パスタ
ベーコン(薄切り)、スナップえんどう、ペンネ、しょうゆ、黒こしょう、豆乳
スナップえんどうとペンネを使ったカルボナーラ風パスタのレシピ。ソースに豆乳を加えるため、クリーミーながら軽い味わいです。…
レシピを見る#7 えびとさやえんどうのマヨネーズ炒め
えび(大)、さやえんどう、にんにく、黒こしょう、キユーピーマヨネーズ
えびとさやえんどうを活用した色鮮やかなマヨネーズ炒めのレシピ。プリプリのえびの旨味と、にんにくの香ばしい香りがたまりません。…
レシピを見る#8 スナップえんどうとじゃこの炒り豆腐
スナップえんどう(筋を取って3つに切る)、木綿豆腐、ちりめんじゃこ、ごま油、にんじん(3ミリのいちょう切り)、しいたけ(薄切り)、長ねぎ(小口切り)
スナップえんどうと木綿豆腐を卵でとじた炒めもの。卵は2回に分けて加熱することで、ふわっとした仕上がりになります。…
レシピを見る#9 さやえんどうの吸い物
さやえんどう、だし汁(かつおだしなど)、しょうゆ、みりん
下準備はさやえんどうの筋をとるだけ。かつおだしでさやえんどうをさっと煮立てたら、醤油とみりんを加えて出来上がりです。…
レシピを見る#10 豚肉とさやえんどうのマヨ炒め
さやえんどう、豚もも肉(薄切り)、片栗粉、こしょう、サラダ油、キユーピーディフェ、キユーピーあらびきマスタード、サラダクラブ北海道コーン(ホール)
豚肉とさやえんどうのマヨ炒めのレシピ。さやえんどうは下茹でせずにそのまま炒める事でビタミンCを逃さずに調理出来ます。…
レシピを見る#11 牛肉とさやえんどうの炒め物
牛肉(薄切り)、さやえんどう、きくらげ(乾)、しょうが、こしょう、サラダ油、しょうゆ、片栗粉、ごま油、等
15分で作れる、牛肉とさやえんどうの炒め物のレシピ。さやえんどうのシャキシャキの歯触りと、きくらげのプリっと弾力のある噛み応えがアクセントになります。…
レシピを見る#12 活ちくわとスナップえんどうのゆずこしょうクリーム炒め
活ちくわ」、プロセスチーズ、スナップえんどう、ゆずこしょう、生クリーム、バター、粉チーズ
ちくわとスナップえんどうの炒め物のレシピ。チーズや生クリームなどの乳製品とゆずこしょうを使用しており、ピリッとしたさわやかで濃厚な味わいのソースは他の具材にも活用できそうです。…
レシピを見る#13 スナップえんどうとささみの和えもの
スナップえんどう、鶏ささみ、キユーピーアマニ油マヨネーズ
ゆでたスナップえんどうと鶏ささみをマヨネーズで和えていただく和風レシピ。スナップえんどうも鶏ささみも、下ごしらえとして筋を取ることを忘れないようにしましょう。…
レシピを見る#14 さやえんどうの卵とじ
さやえんどう、しらす干し、かつおだし、しょうゆ、みりん
かつおだしとしょうゆ、みりんで作った煮汁にさやえんどうを加え、卵でとじていただく和風レシピ。さらにしらす干しを加えることでうま味を足しています。…
レシピを見る#15 パプリカとスナップえんどうのマヨソテー
赤パプリカ、黄パプリカ、スナップえんどう、ツナ(缶詰)、キユーピーマヨネーズ
パプリカとスナップえんどうを使ったマヨソテーのレシピ。油の代わりに、マヨネーズで炒めることで、コクとうまみがアップしています。…
レシピを見る#16 さやえんどうと小えびのしょうゆ炒め
さやえんどう、むきえび、ごま油、料理酒、しょうゆ、片栗粉
さやえんどうとむきえびを使ったしょうゆ炒めのレシピ。さやえんどうやえびの下処理のポイントが、記載されています。…
レシピを見る#17 鶏肉とさやえんどうのにんにく炒め
鶏むね肉、さやえんどう、生しいたけ(薄切り)、にんにく(薄切り)、アンチョビー(フィレ・みじん切り)、オリーブオイル、しょうゆ、料理酒、片栗粉、等
しっとりと風味豊かな一品に、鶏肉とさやえんどうを使ったにんにく炒めのレシピ。アンチョビを加えることで塩味とうま味が具材になじみ、にんにくの香ばしい風味が引き立ちます。…
レシピを見る#18 キャベツとさやえんどうのさっぱりサラダ
キャベツ、さやえんどう、ツナ(缶詰)、レモン汁、黒こしょう、キユーピーマヨネーズ
キャベツとさやえんどうのさっぱりツナ和えサラダのレシピ。コクのあるマヨネーズにレモン汁を合わせることで、レモンの風味が感じられ、さっぱりとした味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#19 ほどよい塩味の"たらこスナップえんどう"
スナップえんどう、たらこ、オリーブオイル
スナップえんどうを使った「たらこスナップえんどう」のレシピ。軽く炒めたえんとうの甘くシャキッとした触感に、塩の効いたたらこのプツプツ感が楽します。…
レシピを見る#20 スナップえんどうの肉巻き
スナップえんどう、豚バラ薄切り肉、こしょう、しょうゆ、レモン
お酒のあてにピッタリな「スナップえんどうの肉巻き」のレシピ。スナップえんどうのシャリシャリ感と豚バラの脂のうまみの相性がよい一品です。…
レシピを見る最後に、えんどう・塩豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えんどう・塩豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 321 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 61.5 | g | |
└糖質 | 49.0 | g | 多い |
└食物繊維 | 17.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 23.3 | g | 多い |
脂質 | 2.4 | g | 普通 |
「えんどう・塩豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 6.3 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 6.5 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 1.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「えんどう・塩豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 610 | mg | 多い |
カリウム | 970 | mg | 多い |
カルシウム | 1300 | mg | 多い |
マグネシウム | 120 | mg | 多い |
リン | 360 | mg | 多い |
鉄 | 5.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.6 | mg | 多い |
銅 | 0.57 | mg | 多い |
マンガン | 1.03 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 68 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 69 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 6 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 3.7 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 16 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.25 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
炭酸カルシウム使用
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
えんどう・塩豆と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。