このページでは、豆のひしおみそを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ひしおみそのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはひしおみその可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 198 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 38.8 | g | |
└糖質 | 37.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.5 | g | 普通 |
脂質 | 2.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [その他] ひしおみそ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ひしおみそがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ひしおみそはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ひしおみそとは?どんな食材?
ひしおみそは、豆(豆加工品)の一種であり、日本の伝統的な調味料です。この食材は、主に大豆を原料として作られており、独特の風味と豊かな味わいが特徴です。
特徴1:濃厚な味わい
ひしおみそは、大豆の風味をしっかりと引き立てた濃厚な味わいがあります。大豆の旨味と甘みが凝縮されており、そのまま食べても十分に美味しいですが、他の料理にも素材として活用することができます。
特徴2:風味豊かな香り
ひしおみそのもう一つの特徴は、風味豊かな香りです。大豆の独特な香りが広がり、料理に深みを与えます。この香りは、炒め物や煮物、鍋料理などの様々な料理に活用することができます。
特徴3:栄養価の高さ
ひしおみそのもう一つの魅力は、栄養価の高さです。大豆は、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養素を豊富に含んでいます。そのため、ひしおみその摂取によって、バランスの取れた食事を実現することができます。
以上のように、ひしおみそは濃厚な味わいと風味豊かな香りが特徴であり、栄養価も高い豆加工品です。料理に使用することで、より美味しさと栄養を引き出すことができます。ぜひ、ひしおみその魅力を味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はひしおみそがダイエットにどう役立つか説明します!
ひしおみそはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質が普通なので、血糖値の上昇を抑えることができます。
「ひしおみそ」は可食部100gあたりに37.5gの糖質を含んでいます。この量は普通とされています。糖質は体内でブドウ糖に分解され、血糖値の上昇を引き起こすことが知られています。しかし、「ひしおみそ」の糖質量は適度であるため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。そのため、糖尿病や血糖値の管理が必要な方にとって、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を改善することができます。
「ひしおみそ」は可食部100gあたりに2.8gの食物繊維を含んでいます。この量は多いとされています。食物繊維は腸内で水分を吸収し、便のかさを増やす作用があります。また、善玉菌のエサとなり、腸内環境を改善する効果もあります。腸内環境が改善されると、便通がスムーズになり、便秘の予防や肥満の改善にもつながります。そのため、「ひしおみそ」は健康的な食事に取り入れることで、腸内環境の健康をサポートすることができます。
3. 塩分が多いため、適量摂取に注意が必要ですが、味付けに利用することで食事のバリエーションを豊かにすることができます。
「ひしおみそ」は可食部100gあたりに4.8gの塩分を含んでいます。この量は多いとされています。塩分は適量を守ることが必要ですが、適度な塩分摂取は食事の味付けに欠かせません。塩分は料理に旨味を与え、食欲を刺激する役割を果たします。そのため、「ひしおみそ」を利用することで、食事のバリエーションを豊かにすることができます。ただし、塩分摂取の適量には注意が必要です。過剰な塩分摂取は高血圧や腎臓の負担を増やす可能性がありますので、食事全体の塩分摂取量を考慮しながら利用することが大切です。
おすすめ:ひしおみそのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ひしおみそに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
「ひしおみそ」は可食部100gあたりに1900 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与しており、適切な量が必要です。しかし、摂りすぎると高血圧や水分の過剰摂取につながる可能性があります。
2. カリウムが多い
「ひしおみそ」には可食部100gあたりに340 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスや心臓の正常な機能に重要な役割を果たしています。十分なカリウム摂取は、血圧のコントロールや筋肉の正常な収縮に役立ちます。
3. ミネラルが豊富
「ひしおみそ」にはカルシウム、マグネシウム、鉄、銅、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデンなどのミネラルが豊富に含まれています。これらのミネラルは、骨や歯の健康維持、血液の酸素運搬、免疫システムの強化など、様々な機能に関与しています。特に鉄は貧血予防に役立ちます。
以上のように、「ひしおみそ」はナトリウムやカリウムが多く含まれており、ミネラルも豊富な食材です。適切な摂取量を守りながら、バランスの取れた食事に取り入れることが大切です。
ひしおみそに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEの特徴
「ひしおみそ」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの4種類があります。その中で、α-トコフェロールとγ-トコフェロールの含有量が特に多いです。α-トコフェロールは0.6 mg含まれており、γ-トコフェロールも同じく0.6 mg含まれています。これにより、ひしおみそはビタミンEを摂取するのに適した食品と言えます。
2. ビタミンKの特徴
「ひしおみそ」にはビタミンKも多く含まれています。ビタミンKは17 μg含まれており、これは多いと言えます。ビタミンKは血液の凝固に関与する重要な栄養素であり、骨の健康維持にも役立ちます。そのため、ひしおみそを摂取することでビタミンKを効果的に摂ることができます。
3. ビタミンB群の特徴
「ひしおみそ」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンといったビタミンB群も多く含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経系の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。ひしおみそのビタミンB群の含有量は多く、特にビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンの含有量が多いです。これにより、ひしおみそはビタミンB群を摂取するのに適した食品と言えます。
最後に、ひしおみその各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ひしおみそ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 198 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 38.8 | g | |
└糖質 | 37.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 6.5 | g | 普通 |
脂質 | 2.7 | g | 普通 |
「ひしおみそ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 46.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.7 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ひしおみそ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1900 | mg | 多い |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 56 | mg | 多い |
マグネシウム | 56 | mg | 多い |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 1.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.32 | mg | 多い |
マンガン | 0.52 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 37 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンK | 17 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.11 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.27 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.36 | mg | 普通 |
ビオチン | 7.1 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
ビタミンK: メナキノン-7を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ひしおみそと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。