このページでは、豆のゆで小豆の缶詰を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ゆで小豆の缶詰のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはゆで小豆の缶詰の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 202 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 49.2 | g | |
└糖質 | 46.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 3.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.4 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「あずき ゆで小豆缶詰」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ゆで小豆の缶詰がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ゆで小豆の缶詰はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ゆで小豆の缶詰とは?どんな食材?
ゆで小豆の缶詰とは、小豆をゆでて保存液と一緒に缶詰にした食材です。小豆は、日本料理や和菓子などでよく使用される食材であり、そのままでは手間がかかるため、缶詰にされています。
1. 小豆の特徴
小豆は、赤紫色をした小さな豆であり、日本では古くから栽培されてきました。風味豊かで、甘みがあります。また、小豆は食物繊維やビタミンB1、葉酸などの栄養素も含んでおり、健康にも良い食材として知られています。
2. ゆで小豆の作り方
ゆで小豆の作り方は、まず小豆を洗い、水に浸してしばらく置きます。その後、水を切って鍋に入れ、たっぷりの水を加えて強火で煮ます。沸騰したらアクを取りながら弱火でゆっくりと煮込みます。火加減や煮時間は、好みに合わせて調整することができます。最後に砂糖を加えて煮詰めれば、ゆで小豆の完成です。
3. ゆで小豆の缶詰の利点
ゆで小豆の缶詰は、手間をかけずに小豆を使用することができる利点があります。また、缶詰にすることで保存が容易になり、長期間にわたって美味しさを保つことができます。さらに、缶詰は使い勝手が良く、和菓子やおかず、デザートなど様々な料理に利用することができます。
以上のように、ゆで小豆の缶詰は、小豆の特徴を活かした食材であり、手軽に利用することができる便利なアイテムです。和食や和菓子作りに役立つだけでなく、様々な料理のアクセントとしても活用できます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はゆで小豆の缶詰がダイエットにどう役立つか説明します!
ゆで小豆の缶詰はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質が多いが食物繊維も多いため、エネルギー源として適している
ゆで小豆の缶詰は糖質が46.8g含まれており、エネルギー源として十分な量です。また、同じく食物繊維も3.4g含まれており、腸内環境を整える効果があります。食物繊維は消化吸収がゆっくりで、血糖値の急上昇を抑える効果もあります。そのため、糖質を摂りすぎることが気になる方でも、ゆで小豆の缶詰を適度に摂取することでエネルギー補給ができます。
2. タンパク質が低いが、他の食材と組み合わせることでバランスの取れた食事になる
ゆで小豆の缶詰にはタンパク質が4.4g含まれていますが、低いと言える量です。しかし、他の食材と組み合わせることで、バランスの取れた食事にすることができます。例えば、ご飯やパンと一緒に摂ることで、タンパク質の量を補うことができます。また、野菜や魚と一緒に摂ることで、栄養バランスの良い食事になります。
3. 脂質が低く、塩分も普通の量であるため、健康的な食事に適している
ゆで小豆の缶詰は脂質が0.4gしか含まれておらず、低脂肪食に適しています。また、塩分も0.2gと普通の量であり、過剰な塩分摂取を心配する必要はありません。健康的な食事を心がける方にとっては、ゆで小豆の缶詰は良い選択肢と言えます。ただし、他の食材と組み合わせる際には、調理法や調味料の使用量にも注意が必要です。
おすすめ:ゆで小豆の缶詰のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ゆで小豆の缶詰に含まれる無機質の栄養を解説!
1. マグネシウムと鉄が多い
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたりにマグネシウムが36mg、鉄が1.3mg含まれています。マグネシウムは、体内の酵素反応や筋肉の収縮に必要な栄養素であり、鉄は赤血球の形成に関与しています。ゆで小豆の缶詰を摂取することで、これらの栄養素を効率的に摂ることができます。
2. ナトリウムとカリウムが普通
ゆで小豆の缶詰には、ナトリウムが90mg、カリウムが160mg含まれています。この量は普通と言われており、バランスの取れた食事を心がける際に適しています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割を果たします。一方、カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の正常な機能をサポートします。
3. 亜鉛やマンガンが普通
ゆで小豆の缶詰には、亜鉛が0.4mg、マンガンが0.28mg含まれています。これらの栄養素は普通の量とされており、体内の酵素反応や免疫機能の維持に関与しています。亜鉛は細胞の成長や傷の治癒にも重要であり、マンガンは骨や結合組織の形成に必要です。
以上のように、ゆで小豆の缶詰はマグネシウムや鉄が多く含まれており、ナトリウムやカリウムは普通の量となっています。また、亜鉛やマンガンも普通の量が含まれています。これらの特徴から、ゆで小豆の缶詰は栄養バランスの取れた食事に適した食材と言えます。
ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEの特徴
ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールとβ-トコフェロールは無く、γ-トコフェロールは多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから身体を守る役割を果たします。ゆで小豆の缶詰に含まれるγ-トコフェロールの量は比較的多いため、抗酸化作用を期待することができます。
2. ビタミンKの特徴
ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンKは、4 μgと普通の量です。ビタミンKは血液の凝固に関与する重要な栄養素であり、骨の健康維持にも関与しています。ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンKは一般的な量であり、日常の食事においてビタミンKを摂取することができます。
3. ビタミンB群の特徴
ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6は、それぞれ0.02 mg、0.04 mg、0.3 mg、0.05 mgと普通の量です。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。ゆで小豆の缶詰に含まれるビタミンB群の量は一般的な範囲であり、バランスの取れた食事と共に摂取することが推奨されます。
4. パントテン酸の特徴
ゆで小豆の缶詰に含まれるパントテン酸は、0.14 mgと低い量です。パントテン酸はエネルギー代謝に関与し、肌や髪の健康維持にも関係しています。しかし、ゆで小豆の缶詰に含まれるパントテン酸の量は比較的低いため、他の食品からもパントテン酸を摂取することが重要です。
以上のように、「ゆで小豆の缶詰」に含まれるビタミンの特徴は、ビタミンEにはγ-トコフェロールが多く含まれていること、ビタミンKは一般的な量が含まれていること、ビタミンB群は一般的な範囲の量が含まれていること、そしてパントテン酸は比較的低い量が含まれていることです。
最後に、ゆで小豆の缶詰の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ゆで小豆の缶詰」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 202 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 49.2 | g | |
└糖質 | 46.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 3.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.4 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「ゆで小豆の缶詰」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 45.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ゆで小豆の缶詰」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 90 | mg | 普通 |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 80 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
液汁を含む/(100 g:81mL、100 mL:124 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ゆで小豆の缶詰と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。