このページではゆで小豆の缶詰のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ゆで小豆の缶詰のカロリーは202kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ゆで小豆の缶詰の可食部100gあたりのカロリーは、202kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中608位です。これは多い順にすると上位38%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでゆで小豆の缶詰のカロリーを評価すると、68件中36位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 202Kcal |
全体での評価 | 608位 / 1592件中(上位38%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 36位 / 68件中(上位52%…平均的) |
ゆで小豆の缶詰はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜゆで小豆の缶詰のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜゆで小豆の缶詰のカロリーは平均的のか?
「ゆで小豆の缶詰」は、可食部100gあたり202kcalのカロリーを含んでおり、「平均的」と評価されています。この評価がなされた理由について、以下の栄養データを参照しながら説明します。
カロリー
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたり202kcalのエネルギーを提供します。この数値は、他の食材と比較して平均的と評価された要因の一つです。カロリーは、食材が持つエネルギー量を示す指標であり、一般的な食事において必要なエネルギーの摂取量を考慮する上で重要な要素となります。
糖質
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたり46.8gの糖質を含んでいます。この量は多いと評価されています。糖質は、体内でエネルギー源として利用される重要な栄養素です。適切な摂取量を保つことで、体の機能を維持するためのエネルギーを得ることができます。
食物繊維
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたり3.4gの食物繊維を含んでいます。この量も多いと評価されています。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な役割を果たし、便通を促進する効果もあります。適切な食物繊維の摂取は、健康な生活を送るために必要です。
タンパク質
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたり4.4gのタンパク質を含んでいます。この量は低いと評価されています。タンパク質は、体の組織や筋肉の形成に関与し、健康な身体を維持するために必要な栄養素です。適切なタンパク質の摂取量を確保するためには、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が重要です。
脂質
ゆで小豆の缶詰は、可食部100gあたり0.4gの脂質を含んでいます。この量も低いと評価されています。脂質は、エネルギー源としての役割や体温調節、ビタミンの吸収など、様々な機能を持つ栄養素です。適切な脂質の摂取量を保つことで、健康な体を維持することができます。
以上の栄養データを考慮すると、ゆで小豆の缶詰は、カロリーを含む栄養素が平均的に配分されているため、「平均的」と評価されています。カロリーの摂取量や栄養バランスを考慮しながら、食事の計画を立てる際には、この評価を参考にすることが有益であると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ゆで小豆の缶詰」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 46.8g | 4 | 187.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 3.4g | 2 | 6.8kcal |
たんぱく質 | 4.4g | 4 | 17.6kcal |
脂質 | 0.4g | 9 | 3.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ゆで小豆の缶詰」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、187.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ゆで小豆の缶詰は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ゆで小豆の缶詰は、低糖質ダイエットに使える?
ゆで小豆の缶詰は、多くの人にとっては便利で手軽な食材として重宝されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、その糖質量が気になるところです。
ゆで小豆の缶詰の糖質量は46.8g
実際にゆで小豆の缶詰を調べてみると、糖質量は46.8gとなっています。これは低糖質ダイエットにおいてはかなり高い数値と言えます。
低糖質ダイエットに不向きな理由
ゆで小豆の缶詰が低糖質ダイエットに不向きな理由は、主に以下の2つが考えられます。
1. 糖質制限の厳しいダイエットには不適切
低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが求められます。一般的には50g以下が目安とされています。ゆで小豆の缶詰の糖質量は46.8gということは、ほぼ1日分の糖質摂取量に相当します。このため、ゆで小豆の缶詰を摂取することで、他の食材で糖質制限を行うことが難しくなってしまいます。
2. 血糖値の上昇を抑える効果が限定的
低糖質ダイエットでは、血糖値の上昇を抑えることが重要です。しかし、ゆで小豆の缶詰には炭水化物が多く含まれており、血糖値の上昇を抑える効果は限定的です。そのため、血糖値を安定させるためには、他の低糖質食材を選ぶ方が効果的です。
まとめ
ゆで小豆の缶詰は、糖質量が46.8gということで、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限の厳しいダイエットには適さず、血糖値の上昇を抑える効果も限定的です。低糖質ダイエットを実践している方は、他の低糖質食材を選ぶことをおすすめします。
ゆで小豆の缶詰は、低脂質ダイエットに使える!?
ゆで小豆の缶詰は、低脂質ダイエットに使える?
ゆで小豆の缶詰は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品と言われています。その理由をご紹介します。
ゆで小豆の缶詰の脂質量はわずか0.4g
ゆで小豆の缶詰には、脂質がわずか0.4gしか含まれていません。これは非常に低脂質な食品と言えます。脂質は摂取するとカロリーに変換されるため、ダイエット中には制限が必要な栄養素です。しかし、ゆで小豆の缶詰はその点で安心して摂取することができます。
ゆで小豆の缶詰に含まれる栄養素
ゆで小豆の缶詰には、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。まず、たんぱく質が豊富に含まれており、筋肉の修復や成長に不可欠な栄養素です。また、食物繊維も豊富に含まれており、腸内環境の改善や便秘の予防に役立ちます。さらに、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれており、健康維持に貢献します。
ゆで小豆の缶詰のダイエット効果
ゆで小豆の缶詰は、低脂質でありながら栄養価が高いため、ダイエット中に適した食品と言えます。低脂質な食品を摂取することで、カロリー摂取を抑えることができます。さらに、たんぱく質や食物繊維の摂取により、満腹感を得ることができます。これにより、食事制限をしながらも満足感を得ることができ、無理なくダイエットを続けることができます。
ゆで小豆の缶詰の活用方法
ゆで小豆の缶詰は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。例えば、サラダやスープ、煮物などに加えることで、食事のバリエーションを増やすことができます。また、デザートにも利用することができます。ゆで小豆は和菓子によく使われる食材ですが、缶詰のゆで小豆を使用することで手軽に和風のデザートを楽しむことができます。
まとめ
ゆで小豆の缶詰は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。低脂質でありながら栄養価が高く、満腹感を得ることができるため、無理なくダイエットを続けることができます。また、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することもできます。ぜひ、ゆで小豆の缶詰を上手に取り入れて、健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、ゆで小豆の缶詰の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ゆで小豆の缶詰」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 202 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 49.2 | g | |
└糖質 | 46.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 3.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.4 | g | 低い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「ゆで小豆の缶詰」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 45.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ゆで小豆の缶詰」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 90 | mg | 普通 |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 80 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.8 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.04 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
液汁を含む/(100 g:81mL、100 mL:124 g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ゆで小豆の缶詰と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。