このページでは、豆の小豆のさらしあん (乾燥あん)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
小豆のさらしあん (乾燥あん)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは小豆のさらしあん (乾燥あん)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 335 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 66.8 | g | |
└糖質 | 43.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 26.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 23.5 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「あずき あん さらしあん (乾燥あん)」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、小豆のさらしあん (乾燥あん)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
小豆のさらしあん (乾燥あん)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
小豆のさらしあん (乾燥あん)とは?どんな食材?
小豆のさらしあんは、乾燥した小豆を主成分とした豆加工品です。小豆は、日本料理や和菓子作りによく使用される伝統的な食材であり、そのままでは食べられないため、加工されてさらしあんとなります。
さらしあんの特徴
さらしあんは、小豆を煮て潰し、砂糖を加えて煮詰めた後、乾燥させたものです。そのため、甘さと濃厚な味わいが特徴であり、和菓子やパン、アイスクリームなどの材料として広く使用されています。
さらしあんの使い方
さらしあんは、和菓子作りに欠かせない材料です。あんころ餅やどら焼き、おしるこなど、さまざまな和菓子に利用されます。また、さらしあんをパンの具材として使ったり、アイスクリームのトッピングとしても楽しむことができます。
以上のように、小豆のさらしあんは乾燥した小豆を主成分とした豆加工品であり、甘さと濃厚な味わいが特徴です。和菓子作りやパン、アイスクリームなどの材料として幅広く活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は小豆のさらしあん (乾燥あん)がダイエットにどう役立つか説明します!
小豆のさらしあん (乾燥あん)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 食物繊維が多く含まれている
小豆のさらしあんには、可食部100gあたりに26.8gの食物繊維が含まれています。食物繊維は、腸内環境を整えるために重要な栄養素です。食物繊維は、便通を促進し、便秘の予防や改善に役立ちます。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もありますので、血糖値のコントロールにも役立ちます。
2. タンパク質が豊富に含まれている
小豆のさらしあんには、可食部100gあたりに23.5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は、身体の組織や細胞の修復や再生に必要な栄養素です。また、タンパク質は満腹感を促進し、食事の満足感を高める効果もあります。さらに、タンパク質は筋肉の形成にも関与しており、健康的な体を維持するために重要です。
3. 脂質が低い
小豆のさらしあんには、可食部100gあたりに1gの脂質が含まれています。脂質の摂取量が過剰になると、肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性がありますが、小豆のさらしあんは脂質が低いため、健康的な食事に適しています。脂質の摂取量を抑えることは、心血管疾患や高血圧の予防にもつながります。
以上のように、小豆のさらしあんは食物繊維やタンパク質が豊富に含まれており、脂質が低いため、健康的な食事に役立つ食材です。特に、便通の改善や血糖値のコントロール、満腹感の促進、筋肉の形成、肥満や生活習慣病の予防などに効果的です。ただし、カロリーや糖質の摂取量には注意が必要です。
おすすめ:小豆のさらしあん (乾燥あん)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
小豆のさらしあん (乾燥あん)に含まれる無機質の栄養を解説!
小豆のさらしあんの特徴
小豆のさらしあん(乾燥あん)は、以下のような特徴があります。
1. 多くの無機質を含む
小豆のさらしあんには、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、クロム、モリブデンといった多くの無機質が含まれています。これらの栄養素は、体内の様々な機能に関与しており、健康維持に重要な役割を果たしています。
2. ナトリウムの含有量が低い
小豆のさらしあんに含まれるナトリウムの量は、11 mgと比較的低いです。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂り過ぎると高血圧や心血管疾患のリスクが高まる可能性があります。小豆のさらしあんは、ナトリウムの摂取量を抑えたい方に適した食材と言えます。
3. カリウムが豊富
小豆のさらしあんには、カリウムが170 mg含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の正常な機能を維持するために重要な栄養素です。適切なカリウムの摂取は、高血圧の予防や筋肉の正常な収縮にも役立ちます。
以上の特徴から、小豆のさらしあんは多くの無機質を含みながらも、ナトリウムの含有量が低くカリウムが豊富であるということがわかります。バランスの取れた栄養素を摂取したい方におすすめの食材です。
小豆のさらしあん (乾燥あん)に含まれるビタミンを解説!
ビタミンEの特徴
小豆のさらしあん(乾燥あん)に含まれるビタミンEは以下の特徴があります。
- α-トコフェロール:0.1 mg(普通)
- β-トコフェロール:0 mg(無し)
- γ-トコフェロール:3.4 mg(多い)
- δ-トコフェロール:3.9 mg(多い)
ビタミンEは、小豆のさらしあんにはα-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールが含まれています。特にγ-トコフェロールとδ-トコフェロールの含有量は多いです。
ビタミンKの特徴
小豆のさらしあん(乾燥あん)に含まれるビタミンKは以下の特徴があります。
- ビタミンK:5 μg(普通)
小豆のさらしあんにはビタミンKが含まれており、その含有量は普通です。
ビタミンB群の特徴
小豆のさらしあん(乾燥あん)に含まれるビタミンB群は以下の特徴があります。
- ビタミンB1:0.01 mg(低い)
- ビタミンB2:0.03 mg(普通)
- ナイアシン:0.8 mg(普通)
- ビタミンB6:0.03 mg(普通)
- パントテン酸:0.1 mg(低い)
- ビオチン:7.2 μg(多い)
小豆のさらしあんにはビタミンB群が含まれていますが、ビタミンB1とパントテン酸の含有量は低く、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6の含有量は普通です。また、ビオチンの含有量は多いです。
最後に、小豆のさらしあん (乾燥あん)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「小豆のさらしあん (乾燥あん)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 335 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 66.8 | g | |
└糖質 | 43.8 | g | 多い |
└食物繊維 | 26.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 23.5 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「小豆のさらしあん (乾燥あん)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 7.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「小豆のさらしあん (乾燥あん)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 11 | mg | 普通 |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 58 | mg | 多い |
マグネシウム | 83 | mg | 多い |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 7.2 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.3 | mg | 多い |
銅 | 0.40 | mg | 多い |
マンガン | 1.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 13 | μg | 多い |
モリブデン | 150 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 3.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.9 | mg | 多い |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.10 | mg | 低い |
ビオチン | 7.2 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
小豆のさらしあん (乾燥あん)と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。