このページでは大豆たんぱくのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
大豆たんぱくのカロリーは318kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Nadia
大豆たんぱくの可食部100gあたりのカロリーは、318kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中306位です。これは多い順にすると上位19%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので大豆たんぱくのカロリーを評価すると、68件中17位です。これは上位から25%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 318Kcal |
全体での評価 | 306位 / 1592件中(上位19%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 17位 / 68件中(上位25%…高い) |
大豆たんぱくはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ大豆たんぱくのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜ大豆たんぱくのカロリーは高いのか?
大豆たんぱくは、可食部100gあたり318kcalというカロリーがあり、他の食材と比較して「高い」と評価されています。では、なぜ大豆たんぱくのカロリーは高いのでしょうか?その理由について、以下の栄養データを参照しながら解説します。
カロリー
大豆たんぱくは、可食部100gあたり318kcalという高いカロリーを持っています。これは、大豆たんぱくが豊富なタンパク質を含んでいるためです。タンパク質は、体内でエネルギー源として利用されるため、その分カロリーが高くなるのです。
糖質
大豆たんぱくの糖質は、可食部100gあたり22.2gであり、普通と評価されています。糖質は、体内でエネルギー源として利用されるため、カロリーに関与しますが、大豆たんぱくの糖質は他の食材と比べて普通とされているため、カロリーの高さには直接的な関係はありません。
食物繊維
大豆たんぱくは、可食部100gあたり17.8gの食物繊維を含んでおり、多いと評価されています。食物繊維は、消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があります。そのため、大豆たんぱくは食物繊維が多いため、カロリーが高く感じられることがあります。
タンパク質
大豆たんぱくは、可食部100gあたり46.3gのタンパク質を含んでおり、多いと評価されています。タンパク質は、体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。また、タンパク質はエネルギー源としても利用されるため、大豆たんぱくの高いカロリーにつながっています。
脂質
大豆たんぱくの脂質は、可食部100gあたり3gであり、普通と評価されています。脂質は、エネルギー源として利用されるため、カロリーに関与しますが、大豆たんぱくの脂質は他の食材と比べて普通とされているため、カロリーの高さには直接的な関係はありません。
以上の栄養データから、大豆たんぱくのカロリーが高い理由は、主にタンパク質の含有量の多さによるものです。大豆たんぱくは、多くのタンパク質を含んでいるため、その分カロリーが高くなっているのです。また、食物繊維の多さもカロリーの高さに影響している可能性があります。大豆たんぱくは、栄養価が高く、体に良い成分が多い食材ですが、カロリーには注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「大豆たんぱく」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 22.2g | 4 | 88.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 17.8g | 2 | 35.6kcal |
たんぱく質 | 46.3g | 4 | 185.2kcal |
脂質 | 3.0g | 9 | 27kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「大豆たんぱく」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、185.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
大豆たんぱくは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
大豆たんぱくは、低糖質ダイエットに使える?
大豆たんぱくは、糖質量が22.2gで、低糖質ダイエットには不向きです。
大豆たんぱくの糖質量
大豆たんぱくは、一般的な豆や豆加工品の一つです。糖質量は22.2gとなっており、低糖質ダイエットを行う際には注意が必要です。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として利用されやすく、摂り過ぎると余分なエネルギーとなって脂肪として蓄積されます。
大豆たんぱくの糖質量の問題点
大豆たんぱくは、糖質量が22.2gと比較的高いです。低糖質ダイエットを行う際には、一日の糖質摂取量を制限する必要がありますが、大豆たんぱくを多く摂取すると制限が難しくなります。
他の低糖質食材の選択肢
大豆たんぱくが低糖質ダイエットに不向きな場合、他の低糖質食材を選ぶことがおすすめです。例えば、鶏むね肉や魚介類は低糖質であり、タンパク質も豊富に含まれています。これらの食材を積極的に摂取することで、低糖質ダイエットを効果的に行うことができます。
まとめ
大豆たんぱくは、糖質量が22.2gであり、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットを行う際には、他の低糖質食材を選ぶことが重要です。鶏むね肉や魚介類などの低糖質でタンパク質が豊富な食材を積極的に摂取し、健康的なダイエットを目指しましょう。
大豆たんぱくは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
大豆たんぱくは、低脂質ダイエットに使える?
大豆たんぱくは、低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。
大豆たんぱくの脂質量は控えめ
大豆たんぱくは、低脂質ダイエットに適しているとは言い難いです。しかし、脂質の量は他の食品に比べて控えめです。
脂質の摂取量を意識したい方におすすめ
大豆たんぱくは、脂質の摂取量を意識したい方におすすめの食品です。低脂質ダイエットを目指している方には、他の食品と組み合わせることでバランスの良い食事を作ることができます。
大豆たんぱくの栄養価
大豆たんぱくは、たんぱく質が豊富に含まれています。また、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれており、栄養価が高い食品です。
バリエーション豊かな調理法
大豆たんぱくは、豆加工品として様々な形で販売されています。豆腐や納豆、豆乳など、バリエーション豊かな調理法がありますので、自分の好みに合わせて摂取することができます。
まとめ
大豆たんぱくは、低脂質ダイエットにはどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。脂質の摂取量を意識したい方にはおすすめの食品です。バランスの良い食事を作るために、他の食品と組み合わせて摂取することが大切です。豆加工品のバリエーションも豊かなので、自分の好みに合わせて楽しく食べることができます。大豆たんぱくを上手に活用して、健康的な食生活を送りましょう。
最後に、大豆たんぱくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「大豆たんぱく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 36.7 | g | |
└糖質 | 22.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 17.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 46.3 | g | 多い |
脂質 | 3.0 | g | 普通 |
「大豆たんぱく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 7.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 6.2 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「大豆たんぱく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 2400 | mg | 多い |
カルシウム | 270 | mg | 多い |
マグネシウム | 290 | mg | 多い |
リン | 730 | mg | 多い |
鉄 | 7.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.5 | mg | 多い |
銅 | 1.41 | mg | 多い |
マンガン | 2.61 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.67 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.30 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.64 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.89 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
大豆たんぱくと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。