このページでは小豆のつぶし生あんのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
小豆のつぶし生あんのカロリーは115kcal(100gあたり)!これってどうなの?
小豆のつぶし生あんの可食部100gあたりのカロリーは、115kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中895位です。これは多い順にすると上位56%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので小豆のつぶし生あんのカロリーを評価すると、68件中56位です。これは上位から82%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 115Kcal |
全体での評価 | 895位 / 1592件中(上位56%…やや低い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 56位 / 68件中(上位82%…低い) |
小豆のつぶし生あんはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ小豆のつぶし生あんのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
小豆のつぶし生あんのカロリーはやや低い理由
小豆のつぶし生あんは、豆(豆加工品)の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは115kcalです。他の食材と比較して、「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照しましょう。
糖質が普通、食物繊維が多い
小豆のつぶし生あんは、可食部100gあたりの糖質が17.9gで、「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇を引き起こす可能性があります。小豆のつぶし生あんの糖質は適度な量であり、バランスの取れた食事に適しています。
また、小豆のつぶし生あんは食物繊維も豊富に含まれており、可食部100gあたりの食物繊維は7.9gです。「多い」と評価されています。食物繊維は腸内環境を整える効果や便通を促進する効果があります。食物繊維の摂取は健康維持に重要であり、小豆のつぶし生あんはその点でも優れた食材と言えます。
タンパク質が普通、脂質が低い
小豆のつぶし生あんのタンパク質は、可食部100gあたり8.6gで、「普通」と評価されています。タンパク質は体の細胞や組織の構成要素であり、健康な体を維持するために必要不可欠な栄養素です。小豆のつぶし生あんには適度な量のタンパク質が含まれており、バランスの取れた食事に貢献します。
また、小豆のつぶし生あんは脂質も少なく、可食部100gあたりの脂質は0.5gです。「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。小豆のつぶし生あんは脂質が少ないため、食事のバランスを考える上で適していると言えます。
以上のように、小豆のつぶし生あんはカロリーがやや低い理由として、糖質が普通、食物繊維が多い、タンパク質が普通、脂質が低いという栄養データが挙げられます。これらの要素がバランスよく配合されているため、小豆のつぶし生あんはカロリーを気にしながらも美味しく楽しむことができる食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「小豆のつぶし生あん」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 17.9g | 4 | 71.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 7.9g | 2 | 15.8kcal |
たんぱく質 | 8.6g | 4 | 34.4kcal |
脂質 | 0.5g | 9 | 4.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「小豆のつぶし生あん」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、71.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
小豆のつぶし生あんは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
小豆のつぶし生あんは、低糖質ダイエットに使える?
小豆のつぶし生あんは、糖質量が17.9gで、した。
小豆のつぶし生あんは低糖質ダイエットに不向き
低糖質ダイエットを実践している方にとって、食品の糖質量は非常に重要な要素です。その中で、小豆のつぶし生あんは、糖質量が17.9gと比較的高めです。このため、低糖質ダイエットを目指している方にとっては、小豆のつぶし生あんはあまり適していないと言えます。
糖質制限とは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らすダイエット方法の一つです。糖質は、主に炭水化物に含まれており、消化されるとブドウ糖となり、血糖値の上昇を引き起こします。血糖値の上昇は、脂肪の蓄積を促進するため、ダイエットには不向きです。そのため、低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑えることが重要とされています。
小豆のつぶし生あんの糖質量
小豆のつぶし生あんは、和菓子や洋菓子の材料として広く使用されています。その糖質量は、17.9gとなっており、比較的高めです。この糖質量は、低糖質ダイエットを実践している方にとっては制限が必要な量と言えます。糖質制限を目指している方にとっては、小豆のつぶし生あんを摂取することは、糖質制限の目的に反する行為となります。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践している方にとっては、小豆のつぶし生あんの代替品を探す必要があります。代替品としては、糖質量の少ない甘味料や代替食材を使用することが考えられます。例えば、人工甘味料や果物の中でも糖質量の少ないものを利用することで、甘味を楽しむことができます。また、糖質を抑えた和菓子や洋菓子のレシピも多く存在しており、自宅で作ることも可能です。
まとめ
小豆のつぶし生あんは、糖質量が17.9gと比較的高めであり、低糖質ダイエットを実践している方にとっては不向きな食品です。糖質制限を目指す方にとっては、小豆のつぶし生あんの代替品を探す必要があります。甘味料や代替食材を利用することで、甘味を楽しむことができます。また、自宅で糖質を抑えた和菓子や洋菓子を作ることも一つの選択肢です。低糖質ダイエットを成功させるためには、糖質量を抑えた食事選びが重要となります。
小豆のつぶし生あんは、低脂質ダイエットに使える!?
小豆のつぶし生あんは、低脂質ダイエットに使える?
小豆のつぶし生あんは、低脂質ダイエットに特に効果的な食品として知られています。豆(豆加工品)の中でも、小豆は脂質が0.5gと非常に低いため、ダイエット中の方におすすめです。
小豆のつぶし生あんの特徴
小豆のつぶし生あんは、小豆を煮てつぶし、砂糖を加えて煮詰めたものです。そのため、小豆本来の風味や栄養素を残しつつ、甘さを引き出しています。また、小豆自体が脂質が少ないため、つぶし生あんにも脂質がほとんど含まれていません。
低脂質ダイエットにおすすめ
低脂質ダイエットを行っている方にとって、小豆のつぶし生あんは優れた食品と言えます。脂質が少ないため、カロリーを気にせずに摂取することができます。また、小豆には食物繊維やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれており、健康的なダイエットにも役立ちます。
バランスの取れた食事に
小豆のつぶし生あんは、主食やおやつとして幅広く活用することができます。ご飯やパンにつけて食べたり、和菓子の材料として使用したりすることができます。また、小豆のつぶし生あんは甘さがありますが、砂糖の量を調整することで、自分の好みに合わせた甘さにすることもできます。
まとめ
小豆のつぶし生あんは、低脂質ダイエットに特に効果的な食品です。脂質が少なく、栄養素も豊富に含まれているため、健康的なダイエットにもおすすめです。バランスの取れた食事に取り入れることで、満足感を得ながらダイエットを行うことができます。
最後に、小豆のつぶし生あんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「小豆のつぶし生あん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 115 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 24.5 | g | |
└糖質 | 17.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「小豆のつぶし生あん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 65.8 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「小豆のつぶし生あん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 14 | mg | 普通 |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 1.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.18 | mg | 多い |
マンガン | 0.46 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 60 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンK | 9 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.18 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
小豆のつぶし生あんと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。