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酢豚の献立15選!簡単副菜やサラダ・スープ、白米以外のご飯ものを3児の母が提案

カリっと揚げた豚肉と色鮮やかな野菜に甘酢あんがたっぷり絡んだ「酢豚」。ご飯が進む中華料理の代表的存在と言えるでしょう。とはいえ酢豚を家で作るとなると意外と手がかかるもの…そんな気合いが入ったメイン料理を作る時、副菜やスープはできるだけ簡単なものが良いですよね。

そこで今回は酢豚に合う料理を、レシピルの編集部員でかつ調理師の3児の母である私が15品厳選してまとめました。使用食材が少ない簡単に作れる副菜や白米以外の相性の良いご飯ものなど、すぐに作りたくなる料理をご紹介します。

著者/sato rika

朝から晩まで子育てに奮闘中の3児の母。高校卒業後に調理師・製菓衛生士の資格を取得。それぞれ好みの違う家族5人が満足するごはんを日々研究中。趣味はキャンプ&釣りのアウトドア家族。

簡単に作れるものだけを厳選!副菜4選

その1:青じそが爽やかに香る!はんぺんと青じその鶏つくね

低カロリーなはんぺんと鶏ひき肉の組み合わせで、ヘルシーながら満足感も得られる鶏つくねをご紹介します。包丁不要で、材料を混ぜ合わせて焼くだけと作り方も簡単!このレシピではボウルで混ぜていますが、ビニール袋などを活用すると手も汚れず後片付けも楽になりますよ。

つくねの生地に加える塩分は、はんぺんと塩昆布に含まれているもので十分。青じその香りや昆布の旨味で物足りなさを感じさせない工夫がされています。ガッツリ食べ応えのある酢豚とさっぱり青じそ風味のつくね、味のメリハリが効いた献立になるでしょう。

その2:調理時間たったの10分!しめじとベーコンの卵炒め

必要な材料…しめじ、ベーコン、卵、しょうゆ、レモン汁、粗びき黒こしょう

調理時間の目安…10分

酢豚をイチから作るとなると食材を準備し油で揚げ、さらに甘酢あんと絡めると手間のかかる料理です。「他のおかずを作る余力はない…」という人でも、調理時間10分の副菜なら作れるはず!これで献立の物足りなさを解消しましょう。

味付けはレモン汁と醤油のみととてもシンプル。レモンのさっぱりとした香りが、ベーコンの脂っぽさを和らげてくれるでしょう。最後に振りかける黒こしょうが全体の味を引き締めてくれます。フライパンひとつで作れる手軽な副菜をぜひ作ってみてくださいね。

その3:子供が喜ぶバター醤油味!じゃがいもとコーンのバター醬油炒め

必要な材料…じゃがいも、スイートコーン缶、九条ネギ、米油、塩、白胡椒、みりん、濃口醤油、無塩バター

調理時間の目安…25分

ホクホクのじゃがいもと甘いコーンに香ばしいバター醤油を組み合わせた、子供が喜びそうな副菜のレシピです。酸味をキリっと効かせた酢豚と組み合わせると、献立の味の幅が広がりますね。副菜に悩んだ時はメイン料理と異なる味付けの料理を選ぶと、全体のバランスが良く飽きずに最後まで食べられるでしょう。

じゃがいもは同じ厚さになるようにスライスし、フタをして蒸し焼きにするのがポイント。より時短で手軽に作りたいなら、一度電子レンジで加熱してからフライパンで焼き色を付けてみてくださいね。

その4:コクのあるピリ辛ダレが決め手!豆腐の韓国風揚げピカタ

必要な材料…木綿豆腐、薄力粉、卵、コチュジャン、しょうゆ、にんにく、ごま油白炒りごま、ごま油

調理時間の目安…15分

豆腐に卵と小麦粉の生地を絡めて香ばしく揚げ焼きして作る韓国風のピカタ。水切りした木綿豆腐は弾力のある食感で、衣のカリっ感とのコントラストも楽しい副菜です。水分が程よく抜けた豆腐は型崩れしにくく、扱いやすさもアップします。

コチュジャンのタレは真っ赤でとても辛そうに見えますが、実は甘味もある食べやすい味わいです。コチュジャンは唐辛子ともち米こうじなどを発酵・熟成させて作る調味料で、辛さの中にも甘味があるのが特徴。子供がいる家庭は量を少なくしたり砂糖を加えるなど、工夫してみてくださいね。

白米以外を合わせたい時に!ご飯もの4選

その5:香ばしさが食欲をそそる!焦がしにんにくチャーハン

必要な材料…ごはん、卵、長ネギ、にら、にんにく、ごま油、油、塩、しょうゆ

調理時間の目安…15分

中華料理のご飯ものと言えば外せないのがチャーハン!五目や海鮮など具材のバリエーションも豊富で、食卓に並べれば子供から大人まで喜ばれるでしょう。数あるチャーハンの中から、今回は焦がしたにんにくがポイントのパンチの効いたチャーハンをご紹介します。

にんにく、長ねぎ、ニラがたっぷりと入ってスタミナ満点。これらの香味野菜をじっくり炒め香りを引き出すことで、鶏ガラスープがなくても大満足の仕上がりになります。ガツンと食べ応えのある献立にしたい時、ぜひ作ってみてください。

その6:大き目のタコが存在感あり!タコ飯

必要な材料…ボイルダコ、お米、生姜、枝豆、出汁パック、みりん、濃口醤油、

調理時間の目安…20分

米一粒一粒にタコの旨味が染みた、しょうががほのかに香る贅沢な味わいのタコ飯。大き目に切ったプリプリのタコは存在感があり、噛むごとに旨味が口いっぱいに広がるでしょう。水分量をきちんと計ることでべちゃつかず、ふっくらと炊きあがります。

和風の出汁が効いた炊き込みご飯は主張しすぎないので、こってりとした酢豚とも相性◎カリっとした豚肉、シャキシャキの野菜、プリっとしたタコなど様々な食感も楽しめる献立になるでしょう。

その7:ふわトロ卵の優しい味わい!玉子丼

必要な材料…卵、白米、長ネギ、片栗粉、水、出汁、上白糖、みりん、濃口醤油、山椒粉

調理時間の目安…20分

ふわふわ&トロっと半熟の卵を、ご飯に乗せるだけのシンプルな玉子丼。甘じょっぱいタレがご飯に染み、なんとも幸せ気分になれる一品です。出汁の効いた上品な玉子丼は、甘酸っぱい酢豚をふんわりと包み込んでくれるでしょう。

卵をちょうどよいトロっと食感に仕上げるコツは、卵に加える水溶き片栗粉!あんかけの要領で卵にとろみがつき失敗知らずです。これは親子丼にも使える技なので、ぜひ覚えておいてくださいね。また、余熱でも固まってくるので少し早いかな?というところで火を止め、ちょうど良い半熟加減を見極めましょう。

その8:ボリュームあるチャーハンで満腹に!豚キムチチャーハン

必要な材料…白ごはん、豚こま切れ肉、長ネギ、生姜、ニンニク、キムチ、玉子、サラダ油、塩、黒胡椒、酒、濃口醤油、ごま油

調理時間の目安…25分

「とにかく満足感のある献立にしたい!」そんな日には、ピリッと辛くボリューム満点の豚キムチチャーハンがピッタリ!豚肉とにんにく・長ねぎも入っていて疲労回復効果も期待できる、スタミナ満点のチャーハンです。

キムチは乳酸菌を含む発酵食品。日にちが経ってくると発酵が進み、酸味が強くなってきます。そのままでも食べられますが、酸っぱすぎるキムチは苦手という人もいるでしょう。酸っぱくなったキムチは加熱すると酸味が旨味に変化するので、炒め物に使うのがオススメ!フードロス削減のためにも、しっかり食材を使い切るよう心がけましょうね。

野菜でヘルシー献立!サラダ4選

その9:常備菜にもオススメ!切り干し大根の中華風サラダ

必要な材料…切り干し大根、きゅうり、人参、かにかま、酢、砂糖、しょうゆ、ごま油

調理時間の目安…15分

忙しい日やあと一品という時に重宝する常備菜、栄養豊富な切り干し大根のサラダをレパートリーに加えてみてはいかがでしょうか。酸味の効いた中華ドレッシングに海苔の風味がアクセントとなり、パリパリとした切り干し大根独特の食感があと引くおいしさです。カニカマの代わりにハムを使っても◎

食材を千切りにしてサラダにする場合、太さをできるだけ揃えるようにしましょう。少し意識するだけで口に入れた時の一体感に差が出て、味や食感のバランスだけでなく見た目も良くなりますよ!

その10:塩昆布とたくあんがアクセント!ポテトサラダ

必要な材料…じゃがいも、クリームチーズ、むき枝豆、塩昆布、たくあん、マヨネーズ、塩、ブラックペッパー

調理時間の目安…30分

定番のポテトサラダも一工夫するだけで、いつもと雰囲気がガラッと変わり新しいおいしさを楽しめます。こちらのレシピは塩昆布やたくあんといった和の食材で旨味や食感をプラス。さらにクリームチーズが入ることでコクが生まれ、深い味わいのリッチなポテトサラダになるでしょう。

ポテトサラダを作る時にオススメのじゃがいもの品種は、男爵やキタアカリなどのホクホク系。一口にじゃがいもと言っても品種ごとに食感が異なるので、料理に合った種類を選びたいですよね。また、近年は果肉が紫色やピンクなどのじゃがいもも見かけるようになりました。身近なじゃがいもも詳しく調べてみると面白いですよ。

その11:辛味を抑えるポイントを解説!大根サラダ

必要な材料…大根、かいわれ大根、乾燥ワカメ、かつお節、白ごま、上白糖、米酢、濃口醤油、ごま油

調理時間の目安…25分

「生の大根は辛くて子供が食べない…」そんな悩みを持つお母さんも多いでしょう。辛味を抑えるポイントは3つ。まずは大根の葉に近い上の部分を使うことです。下部の方ほど辛味が強いので、サラダの場合は上の部分を選びましょう。二つ目は皮を厚めに剥くこと。皮の近くには辛み成分が多く含まれているので、厚めに剥くと軽減させられますよ。最後は繊維にそって切ること。細胞を壊さないようにすることが辛味を抑えることにつながります。

大人にはピリッと辛味があるのも、献立のアクセントになって良いですね。状況に合わせて使う部位や切り方を意識し、おいしい大根サラダをお楽しみください。

その12:ラー油まで手作りの本格派!ささみのピリ辛サラダ

必要な材料…ささみ、大根、水菜、ごま油、長ネギ、にんにく、ミックスナッツ、輪唐辛子、白ごま、はちみつ、醤油、塩、ブラックペッパー

調理時間の目安…30分

しっとりとしたささみに、こだわりの手作りラー油を絡めて食べるピリ辛サラダ。作りたてのラー油は辛味がシャープで、香味野菜の香りも良く本格的な味わいに仕上がります。刻んだナッツの食感がよいアクセントになり、次々と箸が進むおいしさです。

辛味のあるささみにはみずみずしい大根と水菜が相性抜群!濃い目の酢豚を食べた口の中を、さっぱりとリセットしてくれます。甘酸っぱい酢豚に刺激的なささみのサラダ、バランスが良くお互いを引き立てる組み合わせでしょう。

ホッとするおいしさ!スープ3選

その13:意外性抜群の組み合わせ!長ねぎのポタージュ

必要な材料…長ネギ、じゃがいも、無塩バター、水、牛乳、塩、こしょう、オリーブオイル、固形ブイヨン、ローリエ

調理時間の目安…30分

味が濃い目の酢豚には、長ねぎを使ったまろやかで香りの良いポタージュを合わせ、少しホッとする献立にしてみてはいかがでしょうか。生だと辛味のある長ねぎですが、じっくりと炒めると驚くほど甘くなりますよね。牛乳を加えた優しいポタージュは、子供も喜んで食べてくれるでしょう。

長ねぎにはアリシンという匂いの成分が含まれています。このアリシンは豚肉に含まれるビタミンB1と相性が良く、一緒に摂ることでビタミンB1の吸収を高めるとされています。疲労回復やスタミナアップの効果が期待でき、酢豚と長ねぎのポタージュは栄養面でもオススメの組み合わせです!

その14:具だくさんで食べ応え◎豆腐入り肉団子と白菜のスープ

必要な材料…鶏ひき肉、絹豆腐、おろし生姜、片栗粉、みそ、酒、みりん、長ネギ、しめじ、白菜、水、酒、みりん、塩、しょうゆ

調理時間の目安…25分

豆腐入りの柔らかな肉団子が入った具だくさんのスープは、食べ応えがありながらヘルシーな一品。油で揚げて作るためカロリーが高めな酢豚に組み合わせると、食べ過ぎを防ぎ罪悪感を軽くしてくれるでしょう。よりボリューム感のある汁物にしたい時は、野菜を増やしたり春雨を加えてみてはいかがでしょうか。

肉団子はおろししょうがで臭みを消し、みそでコクや旨味をプラスするのがおいしさのポイント。しっかり目に下味をつけることで満足感を得られますよ。

その15:ツルンと食感が魅力!包む手間なし食べればワンタンスープ

必要な材料…豚ひき肉、もやし、にんじん、長ねぎ、ワンタンの皮、鶏がらスープの素、しょうゆ、塩コショウ、にんにく、生姜、ごま油、水溶き片栗粉、小ねぎ(小口切りのもの)、ブラックペッパー、ラー油

調理時間の目安…15分

「ワンタンを包むのがめんどくさいな…」そんな時でも大丈夫!ひき肉と野菜で作った中華スープに、ワンタンの皮を入れるだけで食べればワンタンスープの出来上がりです。ツルンと滑らかな食感のワンタンの皮は子供が喜びそうですね。

お好みでチンゲン菜やきのこ類を加えてアレンジしても良いでしょう。具だくさんで食べ応えも増しますよ。とろみのついたスープは冷めにくく、寒い季節に特にオススメ!体の芯から温まるスープをぜひ作ってみてください。

enjoy cooking!

簡単レシピや常備菜も上手に活用して酢豚の献立を楽しみましょう!


今回は酢豚と相性の良い副菜やスープなどを15品ご紹介しました。献立を考えるヒントは見つかりましたか?

手間はかかるけれどやっぱり出来立てがおいしい酢豚。簡単な副菜を合わせるなど工夫すると、手作りにチャレンジしやすくなりますね。さっぱり軽めのおかずを合わせるも良し、ガツンとボリュームのあるご飯もので満足感を追求するも良し。ご紹介したレシピを参考に、気分に合わせて様々な組み合わせを楽しんでみてください。

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