料理人hiroです。今回は基本の玉子丼のレシピをご紹介します。火を入れすぎて玉子を固くしてしまいがちですが、水溶き片栗粉を卵液に混ぜ、2度に分けて割り下に加えることがポイントとなります。ホカホカご飯の上に乗せたらふわトロ感を楽しめて、たまご好きにはたまらない丼物となりますよ♪早速作っていきましょう。
玉子丼の材料(2人分)
具材
卵 | 5個 | |
白米 | 2合 | |
長ネギ | 1/5本 |
調味料A
片栗粉 | 大さじ0.5 | |
水 | 大さじ0.5 |
調味料B
出汁 | 大さじ3 | |
上白糖 | 小さじ1 | |
みりん | 大さじ2 | |
濃口醤油 | 大さじ1 | |
山椒粉お好みで | 適量 |
玉子丼の作り方
今回のレシピのポイント
卵液に水溶き片栗粉をいれるとふわっと食感に。また割り下と合わせる時に2度に分けることでふわトロに仕上がりますよ♪
「ふわっと感」が増す水溶き片栗粉
卵液に水溶き片栗粉を加えることで、割り下と合わせる時に火の通りがゆっくりとなり、ふわっとした玉子が作れます。合わせておきたい調味料です。
しっかりと卵を切るように混ぜ合わせておきましょう。
今回の卵液です。卵のコシを切るよう混ぜておきましょう。
20cmフライパンに出汁を大さじ3と、上白糖小さじ1、みりん大さじ2、濃口醤油大さじ1を加えます。
これが今回の割り下になります。とてもシンプルです。
長ネギを使用用途に使い分け
長ネギは緑部分と白い部分で使い分けます。緑部分は主に彩りを見せるための具材として、白い部分は風味づけとしての具材で使い分けです。
大事な「ひと煮立ち」
割り下や煮汁など、味を均一かつアルコール分を飛ばすために「ひと煮立ち」させる行程があります。
今回に関して言うと、沸騰したら弱火にして30秒ほど煮てみりんの酒臭さを抜き、長ネギをしんなりさせることも目的です。ひと煮立ちはよく使われる言葉なので覚えておきましょう。
加えたらひと呼吸おいて、サッとかき混ぜる程度に!
卵液を加えて、すぐに勢いよくかき混ぜるのではなく、ひと呼吸おいて卵液の状態を見てフツフツとしてきたところでサッと大きくかき混ぜます。ふわっと感を出すためです。
半量加えて混ぜ合わせた状態です。混ぜすぎないことでふわっと感を出すことができます。
もう半量を加えましょう。ここでは火を止めて卵液を回しかけます。
加えたてはこのような状態に。火を止めたままで十分です。
具材少なめでもボリュームありの丼です!
今回のレシピの具材は大きく卵・ネギ・白米の3点で極めてシンプルですが、なかなかボリュームを感じられる丼です。水溶き片栗粉を使って火の通りをゆっくりさせ、時間差で2度に分けて割り下に加えることで「ふわトロ玉子」となります。卵料理が難しいとされるのは「火加減」です。ここを意識するといつもとはグッと違うものに仕上がります。
手軽に出来る基本の玉子丼♪是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。