そこで今回はレシピルの編集部員でかつ管理栄養士の私が、たらこパスタに合う献立を野菜がしっかり摂れるレシピを中心に、おかず・サラダ・スープに分けて紹介していきます。
美味しい物を美味しく食べたい管理栄養士。保育園と病院で栄養管理を経験し、乳幼児から高齢者まで網羅。趣味はカフェ巡り、特技はふわふわのシフォンケーキを焼くこと。
ボリュームを追加したいときに選ぶおかず6選
その1:大人も子ども大好き「ポークチャップ」
必要な材料…豚ロース肉、サラダ油、塩、砂糖、水、玉ねぎ、にんにく、ケチャップ、酒、中濃ソース、コンソメ、水、塩、黒こしょう
豚肉にコクとスパイシーな調味料がしっかりと浸み込んだ、柔らかくて食べやすいポークチャップのレシピを紹介。塩糖水という、水に塩と砂糖同量を混ぜ合わせた液体に豚肉を漬け込むことで、柔らかい仕上がりが実現します。
肉のボリュームから、見た目が華やかになるため、少し豪華なディナーなどにもおすすめしたい一品です。老若男女が好む味付けとなっています。
子供も大人も好きな味!塩糖水でお店級やわらかポークチャップのレシピ
その2:辛くないサルサソースの「チキンカツ」
必要な材料…鶏ムネ肉、パン粉、トマト、玉ねぎ、ピーマン、ニンニク、チリパウダー、ケチャップ、レモン果汁、EXオリーブオイル、卵、米粉、水、塩、白こしょう
調理時間の目安…30分
普段のチキンカツに、サルサソースをかけてみました。サルサソースに含まれる野菜類(トマト・玉ねぎ・ピーマン)のおかげで、不足しているビタミン類をしっかり摂ることができるでしょう。
辛いのが苦手な方にも食べられるよう、辛さ控えめの分量をご紹介しています。チキンカツ以外にも、魚料理やトルティーヤチップスにも合うソースとなっていますので、アレンジもお楽しみください!
さっぱり食べられる!辛くないサルサソースdeチキンカツのレシピ
その3:野菜もしっかり摂れる「鶏肉とかぶのトマト煮込み」
必要な材料…鶏もも肉、かぶ、玉ねぎ、にんにく、塩、胡椒、トマトペースト、フォンドヴォー、水、コンソメキューブ
たらこパスタだけでは不足してしまう野菜をここでしっかり摂っていきましょう。
今回のレシピでは、トマト缶ではなくフォンドヴォーを使っているため、煮込み時間も短く、深くコクのある味付けに仕上がります。赤ワインともピッタリ合う一品となっていますので、大人が集まる場のおもてなし料理としても大活躍間違いなしでしょう!
その4:ビールで煮込む「牛すね肉煮込み」
必要な材料…牛すね肉、セロリ、玉ねぎ、にんにく、マッシュルーム、オリーブオイル、塩、こしょう小麦粉、ビール、水、オイスターソース、バター、塩、こしょう
調理時間の目安…60分
ほろほろの柔らかい牛すね肉がとても美味しく感じる煮込み料理。今回のポイントはビールです。ビールの酵母が、固い牛すね肉を食べやすくほろぼろに仕上げてくれます。子どももお年寄りも安心して食べることができますね。
脂身がほとんどなく、脂質が控えめな部位を使っていますので、ダイエット中の方にもご賞味いただけます。冷蔵庫保存も可能であるため、数日に分けて楽しんでも良いでしょう。
その5:パプリカが鮮やか「牛肉のオイスターソース炒め」
必要な材料…パプリカ、牛肉、サラダ油、にんにく、しょうが、酒、オイスターソース、醤油、鶏がらスープの素
調理時間の目安…20分
黄色と赤のパプリカを使った色鮮やかな一品です。パプリカは火にかけることで、驚くほど甘くなります!牛肉の旨味と合わさることで美味さが増し、箸が止まらない現象が起きてしまうでしょう。
献立に緑色を足したいと感じたら、アスパラガスやブロッコリーを加えてみても美味しいでしょう。ぜひいろいろなアレンジをお楽しみください。
パプリカで彩りと栄養プラス!作り置きにも嬉しい牛肉のオイスターソース炒めのレシピ
その6:魚と貝の相性ばっちり「アクアパッツア」
必要な材料…切り身魚、アサリ、ミニトマト、人参、白ワイン、オリーブオイル、イタリアンパセリ、エクストラバージンオリーブオイル
調理時間の目安…20分
白身魚ならなんでも代用可のアクアパッツァです。野菜はもちろん、魚・貝も加わることで、栄養満点の一品となります。
基本的に白身魚は、赤身魚に比べてたんぱく質量が多く、脂質量は少ないと言われています。また、コラーゲンを豊富に含んでいることから、肌の美しさと健康を助ける効果があると言われています。美容を気に掛ける方にピッタリの一品とも言えますね。
おうちで簡単イタリアン!切り身魚とアサリ、香味野菜のアクアパッツアのレシピ
野菜をたくさん食べたいときにおすすめサラダ4選
その7:手作りドレッシングの「シーザーサラダ」
必要な材料…フリルレタス、ベーコン、食パン、ヨーグルト、オリーブオイル、粉チーズ、アンチョビ、塩、ブラックペッパー、レモン汁
調理時間の目安…10分
ヨーグルトで作る手作りドレッシングは、普段のシーザードレッシングより、ヘルシーで栄養価が高くなります。成長期の子どもにも喜んでいただける味になっていますので、ぜひ試してみてください。
レタスは9割以上が水分でできているため、栄養価が高いわけではありませんが、シャキシャキとした食感が好きな人は多くいるはず。熱に弱いビタミンCも含まれているため、サラダにして生のレタスをしっかりと摂っていきたいですね。
自家製シーザードレッシングとシーザーサラダのレシピ!ヨーグルトでヘルシー&栄養価アップ!
その8:茹で卵でたんぱく質確保「ほうれんそうのサラダ」
必要な材料…ほうれん草、ゆで玉子、ベーコン、ブラウンマッシュルーム、玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイル、塩、黒胡椒、濃口醤油
調理時間の目安…25分
新鮮なほうれん草が手に入ったときに、ぜひ試していただきたいのがこのサラダ!新鮮であればほうれん草は生で食べることができるのです。ほうれん草以外の具材をソースとして熱々に炒めることで、ほうれん草のボリュームはそのまま、サラダとして楽しむことができます。
レタスと同様、加熱することで逃げてしまう栄養素をしっかりと摂ることができる効率の良い食べ方です。ゆで卵のトッピングがアクセントとなっています。
基本の「ほうれん草のサラダ」のレシピ!通常のほうれん草でOK!好配合ドレッシングも◎
その9:ほくほく美味しい「ポテトサラダ」
必要な材料…じゃがいも、きゅうり、人参、玉ねぎ、ロースハム、卵、塩、黒胡椒、米酢、マスタード、マヨネーズ
調理時間の目安…30分
じゃがいもをほくほくに茹でるポイントも一緒に紹介している、ポテトサラダのレシピです。子どもも大人も大好きなポテトサラダを一緒に食卓に並べてみてはいかがでしょうか。
他の食材をアレンジとして加えてみても、美味しく仕上がるでしょう。基本のポテトサラダの作り方を身に付けて、ご家庭に合ったアレンジ方法で美味しいポテトサラダを生み出してみてください。
日持ちOK!ホクホク奥行のある味が病みつきになる基本の「ポテトサラダ」のレシピ
その10:おもてなしにもぴったり「ギリシャソースのデリ風サラダ」
必要な材料…えび、ブロッコリー、ミニトマト、フリルレタス、かぼちゃ、きゅうり、にんにく、片栗粉、ヨーグルト、レモン汁、オリーブオイル、塩
調理時間の目安…20分
見た目が華やかでパーティメニューとしてもおすすめのサラダ。緑黄色野菜とエビをふんだんに使い、ドレッシングにはヨーグルトを使った、栄養満点の仕上がりとなっています。
ドレッシングにヨーグルトを使うことで、身体の調子を整える乳酸菌を摂取することができます。オシャレなサラダを食べて、健康的な身体を手に入れていきましょう。
おもてなしにぴったりな、ギリシャソースのデリ風サラダのレシピ
汁まで栄養満点スープ5選
その11:缶詰で簡単「トマト缶鶏汁」
必要な材料…鶏むね肉、れんこん、なす、しいたけ、片栗粉、ごま油、刻みネギ、水、カットトマト缶、和風顆粒だし、味噌、しょうゆ
調理時間の目安…25分
トマト缶を使ったトマトベースのスープをご紹介。パスタのお供と言えばスープがピッタリ!と感じる方も多いでしょう。最後にねぎを散らすことで、見た目も鮮やかな一品となっています。
トマトが持つ抗酸化成分をふんだんに摂取でき、鶏肉やその他野菜がたくさん詰まった食べ応え抜群のスープです。がっつり食べられるスープを欲しているときにぜひ!
お野菜ゴロゴロうま味も抗酸化力もたっぷり!「トマト缶の鶏汁」のレシピ
その12:野菜がたっぷり入った「スープカレー」
必要な材料…鶏むね肉、たまねぎ、にんじん、じゃがいも、ピーマン、なす、にんにく、しょうが、サラダ油、トマトピューレ、コンソメ、カレールゥ、水、塩
調理時間の目安…60分
大きめに切った野菜がごろっと入ったスープカレーです。市販のルウを使用しているため、どなたでも簡単に作ることができるでしょう。寒い時期に飲むカレースープは心も身体もほっと温まるのではないでしょうか。食べ応え抜群のスープを作って、栄養バランスばっちりの献立に仕上げてみませんか。
しかしカレーは食欲を増加させる効果が見られるため、食べ過ぎには注意したいですね。
ルゥで簡単、基本のスープカレーのレシピ!ごろごろ野菜が映えるおしゃれ仕立て
その13:野菜のうま味が効いた「コンソメスープ」
必要な材料…キャベツ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ウインナー、塩、黒こしょう、水、顆粒コンソメ
調理時間の目安…25分
シンプルな味付けだからこそ、野菜の旨味を存分に味わうことができるコンソメスープ。たらこパスタだけでは野菜が不足してしまうため、野菜がたくさん入ったスープを摂ることで、足りない栄養が補われるでしょう。
レシピ上にない野菜を入れてみても美味しく仕上げることができますので、冷蔵庫にある余った野菜などを追加し、アレンジしたコンソメスープを作ってみるのも良いですね。
その14:ジュースで作れる「トムヤムクン風スープ」
必要な材料…エビ、マッシュルーム、玉ねぎ、ミニトマト、干しアミエビ、パクチー、野菜ジュース、水、ココナッツミルク、にんにく、生姜、レモン汁、ナンプラー、豆板醤、鶏がらスープの素
調理時間の目安…30分
タイ料理のトムヤムクンを、スーパーに売っている食材で作れるレシピで紹介します。さっぱりした中に酸味とピリ辛さが感じられる味付けなので、暑い夏にもピッタリですね!
本格的なタイ料理の味が慣れず、苦手に感じる方にも、クセを強く感じることなく食べることができます。そうめんとの相性も良いので、そうめんが余ってしまったり、普段の麺つゆに飽きてしまった際にも試していただきたいです。
夏におすすめ!野菜ジュースで作るトムヤムクン風スープそうめんのレシピ
その15:濃厚でボリュームばっちり「カマンベールの贅沢スープ」
必要な材料…たまねぎ、にんじん、じゃがいも、キャベツ、スナップエンドウ、カマンベールチーズ、オリーブオイル、水、豆乳、コンソメキューブ、塩、ブラックペッパー
調理時間の目安…30分
食べるスープと言えるほど具沢山なスープです。カマンベールチーズを贅沢に入れた濃厚な味付けとなっています。
ベースは豆乳で作っているため、女性が摂りたいイソフラボンもしっかり入っています。野菜もたくさん入っており、見た目も華やかで食卓も彩よく変えてくれます。栄養満点なカマンベールスープを飲んで、身体の調子を整えていきましょう。
濃厚な食べるスープ!具だくさんな「カマンベールの贅沢スープ」のレシピ
子どもから大人まで誰もが好きであろうメニューを選びました。バランスの良いメニューを選んで栄養バランスばっちりの食生活を!
今回は子どもから大人までが喜ぶたらこパスタに合うレシピを15品ご紹介しました。どのレシピも栄養満点で美味しく簡単に作れるものとなっているため、気軽に取り入れていただけたらと思います。
野菜やたんぱく質が不足してしまうたらこパスタには、具だくさんのおかずやスープを組み合わせて、栄養バランスの良い献立を目指していきましょう。