定番のサラダやパンから、ちょっと意外な和食との組み合わせまで、幅広い料理を選びました。見た目や味の相性が良いレシピをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
食いしん坊父さんと料理上手母さんから生まれたサラブレット熊。栄養生化学で修士課程を卒業後、家族の朝食係が転じて料理ライターに。最近はお弁当男子も兼務。好きな食べ物は天丼。
定番ごはんだけじゃない!ビーフシチューに合わせる主食3選
その1:高級感のあるディナーを演出!「リゾット・パルミジャーノ」
ビーフシチューに合わせる主食の一品目に紹介するのは「リゾット」です。お米とチーズとビーフシチュー。想像しただけで美味しいのが分かる組み合わせですよね。
生米から炊き上げるリゾットは、アルデンテに仕上がり、白米やおかゆとも違う食感。チーズは、生クリームとひと味違うコクと旨味をビーフシチューにプラスしてくれます。ワインをお供に、特別な日のディナーにもお使い頂ける献立です。
パルミジャーノ・レッジャーノたっぷり!生米から作る「リゾット・パルミジャーノ」のレシピ
その2:和風のふわふわご飯がビーフシチューを包み込む!「とろろご飯」
必要な材料…山芋、白ごはん、出汁、塩、薄口醤油、味噌
調理時間の目安…20分
続いてご紹介する主食は、ふわふわとした食感、のど越しが魅力の「とろろご飯」です。少し意外かもしれませんが、じつは相性の良い組み合わせ。ビーフシチューに和風アレンジを効かせたいときにも使えます。
とろろは食物繊維が豊富。お肉メインのビーフシチューと一緒に食べれば、お腹の働きを助ける効果が期待できます。
同時に両者をご飯にかけるのも良いですし、とろろとビーフシチューを別添えでご飯を食べるスタイルもオススメです。
ふわふわで味もしっかり!味噌と出汁で作る基本の「とろろご飯」のレシピ
その3:定番バゲットにひと工夫!にんにくの香りが食欲をそそる「ガーリックトースト」
必要な材料…フランスパン、ニンニク、イタリアンパセリ、オリーブオイル、塩
調理時間の目安…25分
ビーフシチューは、ご飯よりもパンで食べたい派の方にご提案したいのが「ガーリックトースト」です。カリっと焼いたフランスパンが、ビーフシチューと合うのは周知の事実かと思いますが、そこにひと工夫。にんにくの香りが食欲をそそります。
こちらのレシピは。オリーブオイルでシンプルに仕上げているので、ビーフシチューと合わせても重たくならないのが特徴。ホームパーティーにもオススメの組み合わせです。
ニンニクの使い方に技アリ!風味豊かな基本の「ガーリックトースト」のレシピ
メインを引き立てたいときに!ビーフシチューに合わせる副菜3選
その4:シチューが染みたじゃがいもが最高!主食にもなる「マッシュポテト」
必要な材料…じゃがいも、牛乳、無塩バター、粉チーズ、塩
調理時間の目安…40分
欧米では定番の付け合わせ「マッシュポテト」。黒系のビーフシチューに白いマッシュポテトのコントラストが良く映えます。日本ではハンバーグやステーキのイメージが強いかもしれませんが、濃厚なビーフシチューとの相性も抜群です。
じゃがいもにはビタミンCやでんぷん質が多く含まれます。付け合わせとして隣に添えるのはもちろん、主食の代わりにするのもオススメの一品です。
その5:歯ごたえのある副菜が欲しいときに!三つ葉ともやしの「ナムル」
必要な材料…三つ葉、もやし、ニンニク、白ごま、ごま油、塩、黒胡椒、薄口醤油
調理時間の目安…20分
ボリューム控えめの付け合わせをお探しの方は「ナムル」はいかがでしょうか?ビーフシチューにはない緑と白の色味が足されて食卓が華やかに。シャキシャキとしたもやしの歯ごたえが、食感のアクセントをプラスしてくれます。
濃厚な味のビーフシチューの合間に、塩味の利いたナムルを一口。箸休めにちょうど良い一品で、おつまみとしても活躍してくれます。一度覚えれば応用が利くレシピですので、ぜひお試しください。
その6:あっさり和食で箸休め!しらすとオクラの「おろし和え」
必要な材料…大根、釜揚げしらす、オクラ、白だし、塩
調理時間の目安…10分
ビーフシチューが濃厚なので、付け合わせはあっさりしたものが良いという方は、「おろし和え」はいかがでしょうか?白だしで味付けした優しい和風の味が、ビーフシチューの濃厚さを中和してくれます。
単品でも十分栄養たっぷりなビーフシチュー。さらに、このレシピを使えば、お魚もプラスすることができます。火を使わずレンジで調理できるのも、うれしいところ。お疲れ気味の時でも作りやすい一品です。
定番から個性派まで!ビーフシチューに合わせるスープ・汁物3選
その7:洋食の定番スープ!旨味たっぷり「オニオンスープ」
必要な材料…玉ねぎ、えのき、ベーコン、塩、ホワイトペッパー、EVオリーブオイル、乾燥パセリ
調理時間の目安…30分
ビーフシチューをパンと一緒に食べようと思っている方に、ピッタリな付け合わせが「オニオンスープ」です。玉ねぎの旨味が凝縮されたオニオンスープは、フランスパンとの相性も抜群。ビーフシチューと並べて交互にディップして食べるのもオススメです。
オニオンスープというとじっくり時間をかけて作るイメージですが、こちらのレシピなら30分で調理可能。バゲットとチーズをのせてオーブンで焼いたオニオングラタンスープにしても、おいしく頂けます。
時短で作る本格オニオンスープのレシピ!コンソメ不使用でもコクあり!
その8:定番和食がポタージュ風に変身!豆乳の「味噌汁」
必要な材料…大根、にんじん、さつまいも、白菜、顆粒だし、豆乳、味噌
調理時間の目安…30分
ビーフシチューにお味噌汁を合わせるなら豆乳の味噌汁がオススメ。具材の芋類が溶けて豆乳と合わさると、ポタージュ感が出てくるので、洋風のビーフシチューにも合わせやすくなります。
豆乳とビーフシチューのお肉で、植物性と動物性のタンパク質を両方摂取。タンパク質の吸収効率アップが期待できます。お味噌汁のアレンジとして一度覚えておくと、味噌汁の可能性が広がるレシピです。
その9:冷たいスープと温かいシチューの組み合わせ!ちくわとトマトの「冷製スープ」
必要な材料…ちくわ、トマト、オクラ、梅干し、刻みネギ、白いりごま、水、醤油、和風顆粒だし
アツアツのビーフシチューに、冷製スープを合わせるのも面白い組み合わせです。冷たいさっぱりスープと、アツアツ濃厚なビーフシチューで、味と温度のコントラストが楽しめます。
レシピの具材はトマト、梅干し、ちくわ等。ビーフシチューと被らないので、具材の変化も感じられる一品です。
味、温度、具材3つの変化を楽しめるこのレシピ。高たんぱく、低糖質レシピのため、ダイエット中の方にもオススメです。
栄養たっぷり!さっぱりダイエットスープの「ちくわとトマトの冷製スープ」
野菜をもりもり食べたい方に!ビーフシチューに合わせるサラダ3選
その10:栄養バランスをさらに高める!ギリシャソースの「デリ風サラダ」
必要な材料…えび、ブロッコリー、ミニトマト、フリルレタス、かぼちゃ、きゅうり、にんにく、片栗粉、ヨーグルト、レモン汁、オリーブオイル、塩
調理時間の目安…20分
ビーフシチューだけでも栄養たっぷりですが、そこにブロッコリーを加えると、よりバランスが良くなります。ビーフシチューの具材として入れるのも良いですが、彩を良くするならサラダに入れるのがオススメです。
カボチャやトマトも一緒に入ってカラフルな見た目が楽しいこちらのレシピ。フランスパンとの相性も良いサラダなので、ビーフシチューと合わせるには、もってこいの一品です。
おもてなしにぴったりな、ギリシャソースのデリ風サラダのレシピ
その11:和風なのにパンにも合う!食感が楽しい「ごぼうサラダ」
必要な材料…洗いごぼう、人参、白ごま、上白糖、味噌、濃口醤油、マヨネーズ、水、塩、上白糖、米酢
調理時間の目安…30分
ビーフシチューにあえて和食材を合わせるなら、ごぼうのサラダはどうでしょうか?ごぼうのシャキシャキとした歯ごたえが、ビーフシチューにアクセントを加えてくれます。
マヨネーズベースのドレッシングを使うごぼうサラダは、ごはんだけではなく実はパンとの相性も抜群。ビーフシチューの主食をご飯とパンどちらにした場合でも合わせやすい一品です。
ボイル加減とドレッシングが決め手!歯ごたえが丁度良い基本の「ごぼうサラダ」のレシピ
その12:上からシチューをかけてもおいしい!子供も大好き「ポテトサラダ」
必要な材料…ジャガイモ、玉ねぎ、冷凍枝豆、塩、上白糖、濃口醤油、米酢、塩昆布、マヨネーズ
調理時間の目安…25分
「その4」でご紹介した通りビーフシチューとマッシュポテトの相性は抜群。そのため、ベースが同じポテトサラダも、ビーフシチューによく合います。
和風の味付けで日本人の舌にも合いやすいこのレシピ。アレンジで色とりどりの野菜を加え、ビーフシチューの横に添えると、食卓が華やかになります。
ビーフシチューを付けたり、豪快に上からかけたりして食べるのもオススメです。
食いしん坊さんも満足させる!ビーフシチューに合わせる主菜3選
その13:一緒に食べると洋食屋さんの味がする!チーズとろける「オムレツ」
必要な材料…玉子、チェダーチーズ、無塩バター、イタリアンパセリ、塩、白胡椒、ケチャップ
調理時間の目安…15分
バターの香りがするふっくらとしたオムレツ。ケチャップで食べるのもおいしいですが、ビーフシチューをかけるのもオススメの食べ方です。
オムレツだけでは朝ごはん感がありますが、ビーフシチューが合わされば高級感のあるディナーに変身。中のチーズとバターのコクが、濃厚なビーフシチューと合わさって贅沢な気分を味わえます。
ご飯を用意してオムライス風にすると、ボリューム満点のワンプレートも作れます。
その14:和食も洋食も楽しみたい方に!ほぼ同じ食材で作れる「肉じゃが」
必要な材料…豚こま肉、じゃがいも、玉ねぎ、人参、いんげん、白滝、砂糖、酒、みりん、しょうゆ
調理時間の目安…25分
和風メインと洋風メイン両方出したいときに、オススメの組み合わせ「肉じゃが」とビーフシチュー。方向性が全く違う味付けなので、好き嫌いの異なる人が集まっていても対応可能な献立です。
共通の材料が多いので、一緒に具材の下ごしらえを終わらせれば時短にもなります。ビーフシチューは今晩のおかずに、肉じゃがは作り置きという使い方もでき、明日以降のストックを作りたいときにも重宝するコンビです。
その15:シチューがソース代わりになる!子供も喜ぶ「ハンバーグ」
必要な材料…合い挽き肉、玉ねぎ、サラダ油、パン粉、牛乳、溶き卵、塩、こしょう、サラダ油、ケチャップ、ウスターソース、醤油
調理時間の目安…20分
ふっくらジューシーなハンバーグは、大人にも子供にも大人気のメニューの一つ。洋食屋さんではデミグラスソースをかけたものが定番ですが、デミグラスソースの代わりにビーフシチューをかけても合うと思いませんか?
ひき肉と固まり肉の両方を楽しめるコンビ。肉好きさんのご褒美ごはんや、子供の誕生日にも喜ばれる、わんぱくな献立に仕上がります。ご飯、パン、パスタどんな主食も、もりもり進む組み合わせです。
もう一品でビーフシチューの魅力引き立つ献立に!
ビーフシチューは、単体でも十分な満足感がありますが、そこに一品足すことで、より魅力的な献立に仕上がります。この記事では、味、見た目を良くするスープや副菜をご紹介しました。定番の洋食テイストのものから、和風のものまで付け合わせのバリエーションが多いビーフシチュー。プラスもう1品で、より魅力的なビーフシチューをお楽しみください。