こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。ステーキやハンバーグの付け合わせに嬉しいマッシュポテト、クリーミーでとっても美味しいですよね。今回はちょっとのポイントでぐっとじゃがいもの甘みが増すレシピをご紹介。いつもの材料でワンランクアップした美味しさが広がりますよ。それでは早速作っていきましょう!
トロッとクリーミー!基本のマッシュポテトの材料(作りやすい量)
材料一覧
じゃがいも男爵がおすすめ | 1個(100g) | |
牛乳 | 50ml | |
無塩バター | 20g | |
粉チーズ | 5g | |
塩 | 小さじ1/4弱 |
付けあわせ
クレソンやベビーリーフなど |
トロッとクリーミー!基本のマッシュポテトの作り方
今回のレシピのポイント
じゃがいもは皮付きのまま水から茹でるのが今回の美味しいポイントです。皮をむいて茹でると水っぽい仕上がりになりがち。少し時間は掛かりますが、皮をむかずにゆっくり茹でる事で美味しさが倍増しますよ。また、水からゆっくり茹でる事で甘みがぐっと増します。
水からゆっくり茹でるのが美味しくなるポイント
水からじっくり茹でる事でじゃがいもの甘みが増します。じゃがいものでんぷん質は70度前後で糖化して甘くなっていきます。水から茹でる事で徐々に温度が上がり甘くなる温度帯が長く続くので、甘みがどんどん増していきます。また、皮付きのまま茹でる事でビタミンCなどの栄養素が流れ出てしまう事を防いでくれます。
電子レンジで加熱すると手軽で時短になりますが、一気に高温になってしまうので甘みが出にくくなってしまいます。ちょっと時間はかかりますが、じゃがいもは水から茹でるのがおすすめですよ。
男爵を使うのがおすすめ
マッシュポテトを作る時は、男爵いもを使うのがおすすめです。男爵いもはホロホロとしてマッシュしやすく、加熱して潰す料理にむいています。もちろんメークインなど他の品種でも作れますが、潰しにくかったり粘りが出やすかったり、少し調理しにくい場合があるのでご注意下さい。
トロッと少し緩いくらいが美味しい
牛乳とじゃがいもを混ぜると「ちょっと緩すぎないかな」と思われるかもしれませんが、そのくらいがちょうど良い状態。マッシュポテトはトロッとしてちょっと緩いくらいの仕上がりの方がクリーミーで美味しく感じるのでおすすめですよ。
トロッとクリーミー!優しい甘みがたまらない美味しさ
じゃがいもを水から茹でる事でぐっと甘みが増して、ワンランクアップしたマッシュポテトに仕上がりました。じゃがいもの甘み、バターの風味、チーズの隠し味、全てがまとまって絶品の仕上がりです。
そのままでも、肉料理の付け合わせとしても、食べ方は色々。冷蔵庫で2~3日保存可能なので、ちょっとした常備菜としてもおすすめです。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」