大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回はじゃがいもがあればできる、ファーストフードでも人気のハッシュポテトをご紹介します。じゃがいもを潰さず、刻むだけでできるので手間も時間もかかりません。 隠し味に「パルメザンチーズ」を加えることで味に深みが出てあと引くおいしさに仕上がり、これがポイントになります。 カリカリに焼けた表面の食感は他に例えようのない、じゃがいもらしい味わいです。 では、さっそく作りましょう!
カリカリ食感がクセになるハッシュポテトの材料(2人分)
具材
じゃがいも | 3個(250g) | |
パルメザンチーズ | 大さじ1(6g) | |
薄力粉 | 大さじ1(9g) | |
塩 | ふたつまみ(2g) | |
黒こしょう | 少々 | |
水 | 大さじ1/2 | |
バター | 大さじ1(12g) |
カリカリ食感がクセになるハッシュポテトの作り方
輪切りにしたら、今度は数枚を重ねて細切りにします。幅は先ほどと同じくらいです。切ったら水に浸けず、そのまま使います。今回の料理では、じゃがいものでんぷん質を利用して生地をくっつけて作るため、水に浸すとでんぷんが流れ出ていってしまうため、気をつけてください。
切る時は4枚~5枚くらいを重ねて切ります。
余談になりますが、今回使用したじゃがいもは、男爵いもです。でんぷん質が多く、やわらかいのが特徴です。よく見かけるメークインはきめ細かくかたいので、煮崩れしにくいので、煮物などに向いています。ファーストフード店のポテトはその特製でメークインを使うところが多いですが、今回はこのでんぷん質を利用するので、男爵いもを選びました。
菜箸などでしっかり混ぜます。特にじゃがいもがメインになるので、薄力粉がしっかりじゃがいもになじむようにします。パルメザンチーズは混ぜていくとかたまりが砕けてきます。
並べ入れたら菜箸で形を整えます。できるだけ平らに高さがないように広げ、火の通りをよくします。また、平らにすることでじゃがいもがカリッとした食感に焼き上がります。じゃがいも同士がしっかり重なり合い、すき間がないようにします。
最大のコツはフライパンに押し付けるようにしてカリッと焼く!
ふたをして蒸し焼きにすることで生地の中までしっかり火を通し、そのあと2回上下を返して焼くことで表面をカリッカリに仕上げます。少し手間ですが、2回返すことで焼きバターがしっかりじゃがいもに染み込み、こんがり色よく焼くことができます。
いざ実食。隠し味のパルメザンチーズが味に濃厚さを出してくれる!
生地はほん海苔塩っけが効いているので、ケチャップをつけなくても十分おいしく食べれます。ケチャップをつけると甘さと酸味が加わり、食べやすい味に変わります。 隠し味に加えたパルメザンチーズが単調になりやすいじゃがいもと塩味に濃厚な深みを与えてくれ、加熱して少し焦げた所がひと味違ったおいしさにしてくれます。
じゃがいもひとつで最高のおやつができる手軽さがいい!
じゃがいもさえあればできるお手軽おやつレシピ。ファーストフードで食べるハッシュポテトとはひと味違う、カリカリ食感の中に塩味とパルメザンチーズのおいしさが広がります。少し多めにつくって冷凍保存もでき、食べる時にオーブントースターでカリッと焼けば簡単にいつでも食べることができるのもうれしいですね。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。