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カレーの献立15選!子どもも満足のスープやサラダ・副菜の付け合わせを食育インストラクターが提案

子どもから大人までカレーは人気のメニューですね。今夜は何を作ろうかと迷った時にもカレーなら間違いないと思っている人も多いでしょう。カレーは家族みんなが満足するメニューですが、カレー自体がとても存在感のある料理なので付け合わせに困ってしまいますよね。カレーがより引き立つスープやサラダ、副菜などの付け合わせがあれば便利です。

この記事ではレシピルの編集部員でかつ食育インストラクターでもある私が、カレーの献立に合うスープやサラダなどの付け合わせのレシピ15選をご紹介します。これから紹介するレシピはどれも手軽に作れるものばかりですので、カレーの献立に合わせる一品を選ぶ時にぜひ参考にしてください。

著者/まーこ

保育園や病院施設で調理をしながら、お米と野菜も作っているお百姓さん。「食べたもので身体は作られる」がモットー。薬膳インストラクター・食育インストラクターの資格を活かして美味しくて健康的な日々の献立に役立つ記事を執筆する。

さっぱり系だけど栄養満点のスープ・味噌汁レシピ4選

その1.野菜のうま味がスパイシーなカレーにぴったり「コンソメスープ」

必要な材料…キャベツ、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、ウインナー、塩、黒こしょう、水、顆粒コンソメ

調理時間の目安…25分

野菜の味を活かしてシンプルに仕上げたコンソメスープはスパイスが効いたカレーにぴったりです。コンソメはフランス語で「完成された」という意味で、澄んだ褐色のスープには肉や野菜のうま味が凝縮されていて和食にも洋食にも合う万能なスープです。

ちょっとずつ残ってしまっている野菜を使い切ってしまいたい時のお助け献立にもなりますね。

その2.良質なタンパク質も摂れるコクが決め手の「チキンのチーズスープ」

必要な材料…鶏もも肉、玉ねぎ、にんじん、ニンニク、ピザ用チーズ、酒、塩、水、コンソメ顆粒、塩、黒こしょう、オリーブオイル

調理時間の目安…20分

チーズのコクがクセになる一品です。チーズをプラスすることでコクとクリーミーな味わいがいつものコンソメスープを変身させてくれます。

チーズと鶏肉には良質のタンパク質がたっぷり!鶏肉を鮭などの魚に変えてもOKです。

その3.野菜ときのこがたっぷり「彩り具沢山キャベツ豚汁」

必要な材料…豚こま切れ肉、キャベツ、人参、玉ねぎ、カットぶなしめじ、生姜、ごま油、和風顆粒出汁、酒、みりん、薄口醤油、水、味噌

調理時間の目安…25分

キャベツの甘みが優しい味わいの豚汁です。ビタミンとミネラルが豊富な野菜ときのこ類をたっぷり入れていただきましょう。最初に野菜を炒めることで野菜の甘味を引き出しカサも減らせます。

美味しく仕上げるポイントは水を入れて沸騰したら必ず出てくるアクを取り除くこと。アクは食材から出てくる渋みやエグ味です。丁寧なアク取りが仕上がりの差に繋がります。芋類が入っていないので重たくならず、カレーのお供にも相性抜群ですね。

その4.豆乳でまろやか野菜たっぷり「豆乳の味噌汁」

必要な材料…大根、にんじん、さつまいも、白菜、顆粒だし、豆乳、味噌

調理時間の目安…30分

豆乳を加えることでクリーミーでまろやかになり野菜もたっぷり摂れる栄養満点の味噌汁です。豆乳も味噌もどちらも原料は大豆です。野菜をたくさん入れることで栄養価の高い汁物になり、豆乳のまろやかさと味噌のコクも相性バッチリでクセになる味わいになりますよ。

豆乳は沸騰させると分離したり表面に膜が張ってしまい口当たりも悪くなってしまいますので火にかけるときは中火から弱火で煮るのが良いでしょう

食感が楽しいサラダレシピ4選

その5.シャキシャキ感が楽しい「白菜サラダ」

必要な材料…白菜、かいわれ、人参、白ごま、塩、上白糖、米酢、薄口醤油、ごま油

調理時間の目安…20分

白菜のシャキシャキ感と甘みを存分に味わえるサラダです。白菜にはビタミンCやカリウムが豊富に含まれていて、風邪予防やむくみの防止に効果があるといわれています。

硬く厚みがある白い部分は繊維に沿って細切りに、緑の葉のところは手でちぎって冷水につけることで苦味が取れパリッと仕上がります。ドレッシングで和える前に水気をしっかり取って味ボケを防ぎましょう。

その6.辛味を抑えた食べやすい「大根サラダ」

必要な材料…大根、かいわれ大根、乾燥ワカメ、かつお節、白ごま、上白糖、米酢、濃口醤油、ごま油

調理時間の目安…25分

辛みを抜くことで子どもにも食べやすくシャキッとした大根がカレーの味をさらに引き立ててくれます。繊維に沿って細切りにし冷水にさらすことで辛味を抑え、水気をしっかり取ることで大根のシャキシャキ感を味わえます。

大根にはジアスターゼという消化酵素が豊富に含まれていて、胃腸を健やかに保つ作用があります。また粘膜を丈夫にし免疫力も高めてくれるので風邪予防にも効果があると言われています。この酵素は熱に弱いので生で食べるサラダなどで摂取するのがおすすめです。

その7.歯ごたえを楽しむ「ごぼうサラダ」

必要な材料…洗いごぼう、人参、白ごま、上白糖、味噌、濃口醤油、マヨネーズ、水、塩、上白糖、米酢

調理時間の目安…30分

ボイルすることで程よい食感に仕上がり、味噌とマヨネーズのドレッシングがごぼうをまろやかにしてくれます。歯ごたえが残る硬さにボイルしたら温かいうちにドレッシングで和えると味が染みて味ボケすることなく美味しく仕上がりますよ。

ごぼうは中医学では薬膳として慕われていて、実は食用として食べられているのは日本だけといわれているんですね。食物繊維が多く便秘をはじめとした腸の不調に効果があることはもちろん、ポリフェノールも豊富で優れた抗酸化作用を持ち老化予防の効果も期待できる食材です。

その8.疲労回復に効果大!ハーブが香る「長芋とたこのサラダ」

必要な材料…長芋、きゅうり、蒸しだこ、ハーブ、オリーブオイル、お酢、塩、こしょう

調理時間の目安…15分

シャキシャキとした長芋とコリっとした、たこの食感が楽しいサラダです。酢とオリーブオイルのシンプルな味付けにハーブの香りが爽やかです。

長芋もたこも滋養強壮に優れた食材で、長芋のぬめりは胃粘膜を保護する作用があり胃腸の働きを活発にして栄養の吸収を促してくれます。たこはタウリンが豊富で高タンパク低カロリーのとても優れた健康食材です。長芋とたこのくみわせは最強ということですね!

サラダ・スープ以外で満足感のある肉・魚系の副菜レシピ4選

その9.可愛すぎる!包む手間なし「ひらひらシューマイ」

必要な材料…豚挽き肉、たまねぎ、餃子の皮、ショウガのチューブ、砂糖、醤油、鶏ガラスープの素、塩、ごま油、

調理時間の目安…20分

丸めた肉だねにカットした餃子の皮を乗せるだけの簡単レシピです。見た目も可愛いので食卓に華を添えてくれます。シューマイは好きだけど作るとなると整形して包むのが面倒で…と敬遠してしまいがちです。

このシューマイは包む手間を省いて尚且つ、可愛らしい見た目で子どもも喜びそうですね。蒸し器を使わず、フライパンで蒸し焼きできるのでシューマイ作りのハードルを下げてくれます。肉だねにしっかり味がついているのでそのままでも美味しくいただけますよ。

その10.レンジで簡単調理!鶏むねと野菜たっぷりヘルシー「棒棒鶏」

必要な材料…鶏むね肉、おろし生姜、酒、塩、トマト、きゅうり、しょうゆ、すりごま(白)、豆板醤、みりん、砂糖、酢、糸とうがらし

高タンパク低脂肪の鶏むね肉とたっぷりな野菜を中華ダレで絡めたヘルシーな一品です。火を使わずに作れるのでカレーを煮込んでいる間にぱぱっと出来ちゃいますよ。

酸味と辛味が効いた中華ダレがカレーの辛さと相まって食欲をそそります。

その11.きのこのうま味が凝縮!バターが決め手の「鮭のホイル焼き」

必要な材料…鮭、にんじん、しめじ、小ネギ、無塩バター、醤油、

調理時間の目安…25分

材料を仕込んだらあとはトースターでほったらかし調理なので魚料理は苦手という人にも簡単に出来るレシピです。鮭のホイル焼きは鮭の身から脂まですべて食べることができるので、不飽和脂肪酸(DHAやEPA)など栄養素をしっかり摂取できます。

鮭に塩をまぶすと浸透圧で余分な水分が出てきますので、この水分をしっかり取り除いて生臭さを抑えましょう。食材をホイルで包んだら、あとはトースターで焼くだけ。バターときのこの香りが優しく、カレーとのバランスも絶妙です。

その12.食卓をオシャレに演出する「アクアパッツァ」

必要な材料…生たら、あさり、エリンギ、ミニトマト、にんにく、オリーブオイル、オリーブオイル、酒、水、パセリ、ブラックペッパー、水、

難しいイメージのあるアクアパッツァですが、これはポイントを押さえて簡単に作れるレシピです。魚介類の旨みたっぷりで見映えもいい一品です。

今回はアサリとたらで作るので、下処理をしっかりすることであとはフライパンひとつで焼いて煮込むだけのほったらかしで完成する簡単レシピで、魚介のうま味が詰まっていてとても酒とニンニクだけで味付けしたとは思えない美味しさです。魚料理を苦手と感じている人にもぜひ挑戦してみてほしいレシピですね。

箸休めにもなる野菜中心の副菜レシピ3選

その13.和食の定番だけどカレーのも合う!「甘辛さつまあげと人参・こんにゃくのきんぴら」

必要な材料…さつま揚げ、人参、こんにゃく、玉ねぎ、輪切り唐辛子、ごま油、塩、酒、みりん、濃口醤油、上白糖、白ごま

調理時間の目安…30分

定番のきんぴらの味付けはカレーの副菜としても相性ピッタリです。甘辛い味付けはご飯が進みますね。カレーには福神漬けと思いがちですが、甘辛いきんぴらも結構いけますよ。使っている食材もヘルシーなものばかり。

日持ちもしますので作り置きしておくと便利な副菜です。最初にこんにゃくを炒めて余分な水分を飛ばすことで全体に味が染み渡り美味しく仕上がります。

その14.ケーキみたいな付け合わせ!混ぜて焼くだけ「ケークサレ」

必要な材料…アスパラガス、いんげん、グリンピース、えび(冷凍・ボイル済み)、パセリ(みじん切り)、薄力粉、ベーキングパウダー、卵、塩、生クリーム、オリーブオイル、粉チーズ

調理時間の目安…60分

フランスの伝統料理のケークサレはお菓子のようなおかずのような不思議なケーキです。材料を混ぜて焼くだけなのでとっても簡単。デザート感覚でいただくのもいいですね。ケークサレとはフランス語で「塩味のケーキ」いう意味です。ケーキと聞いて思い浮かべるような甘いお菓子ではなく、塩気の効いた惣菜のようなものです。

ご紹介したレシピのはアスパラやエビが入っていますが、パプリカやトマト、ブロッコリーにサーモンなども合いますよ。カットした断面が色とりどりでカレーの献立をオシャレにしてくれます。

その15.作り置きやお弁当のおかずにもOK!「三つ葉ともやしのナムル」

必要な材料…三つ葉、もやし、ニンニク、白ごま、ごま油、塩、黒胡椒、薄口醤油

調理時間の目安…20分

見た目も涼しげで爽やかな一品。シンプルな味付けはどんな料理にも合います。作り方もサッと茹でてあえるだけなのでとても簡単です。三つ葉は和ハーブでとても爽やかな香りが特徴です。。三つ葉を茹でるときは火を通しすぎず、ゆがいたらすぐに氷水につけます。そうすることで三つ葉のきれいな緑色や香り、歯ごたえも残すことができますよ。

冷蔵庫で3〜4日は保存できますので、作り置きしておけば忙しい時のもう一品やお弁当の隙間埋めにもいいですね。

enjoy cooking!

簡単に作れる副菜でカレーの献立を充実させよう!

この記事ではカレーに合うスープやサラダ、満足する副菜のレシピをご紹介しました。人気定番メニューのカレーだからこそ、付け合わせのマンネリ化を防ぎたいものです。

今回ご紹介したレシピは、時間がかからず簡単に作れるものばかりです。献立に一品プラスするだけで食卓が華やかになりますので、カレーの献立にぜひ加えてみてくださいね。

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