このページでは豚肩ロース肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
豚肩ロース肉のカロリーは237kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:アサヒビール
豚肩ロース肉の可食部100gあたりのカロリーは、237kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中494位です。これは多い順にすると上位31%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので豚肩ロース肉のカロリーを評価すると、127件中46位です。これは上位から36%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 237Kcal |
全体での評価 | 494位 / 1592件中(上位31%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 46位 / 127件中(上位36%…平均的) |
豚肩ロース肉はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ豚肩ロース肉のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:Nadia
豚肩ロース肉のカロリーは平均的な理由
豚肩ロース肉のカロリーは、可食部100gあたり237kcalで、「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
豚肩ロース肉は、可食部100gあたり3.4gの糖質を含んでおり、「かなり低い」と評価されています。糖質が低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。また、糖質を制限したい方や糖質制限ダイエットを行っている方にとっては、適した食材と言えます。
食物繊維は無し
豚肩ロース肉には、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸の働きを促進し便通を良くする効果がありますが、豚肩ロース肉にはそれがありません。そのため、食物繊維を摂取したい場合は、他の食材との組み合わせや、別の食材から摂取する必要があります。
タンパク質が多い
豚肩ロース肉には、可食部100gあたり17.1gのタンパク質が含まれており、「多い」と評価されています。タンパク質は、筋肉の構成成分であり、体の修復や成長に必要な栄養素です。特に筋肉を鍛えるトレーニングを行っている方や、筋肉量を増やしたい方にとっては、十分なタンパク質摂取が重要です。
脂質が多い
豚肩ロース肉には、可食部100gあたり19.2gの脂質が含まれており、「多い」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリーが増えるため、注意が必要です。脂質の摂取量を調整するためには、調理方法や他の食材との組み合わせに工夫が必要です。
以上の栄養データから、豚肩ロース肉のカロリーが「平均的」と評価される理由が分かります。糖質は低く、タンパク質は多いため、バランスの良い食材と言えます。ただし、脂質が多いため、摂取量には注意が必要です。個々の栄養ニーズや食事目的に合わせて、適切な摂取量を考えることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「豚肩ロース肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.4g | 4 | 13.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.1g | 4 | 68.4kcal |
脂質 | 19.2g | 9 | 172.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「豚肩ロース肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、172.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
豚肩ロース肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
豚肩ロース肉は低糖質ダイエットに少し効果的
豚肩ロース肉は、糖質量が3.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットにおいて有効に活用することができます。
豚肩ロース肉の特徴
豚肩ロース肉は、豚の肩の部位から取れる肉であり、脂肪分が少なく、タンパク質が豊富です。また、糖質量も比較的低いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促すダイエット方法です。糖質を制限することにより、体内の余分な脂肪をエネルギーとして使うため、ダイエット効果が期待できます。
豚肩ロース肉の効果的な摂取方法
豚肩ロース肉を低糖質ダイエットに効果的に活用するためには、適切な調理方法と組み合わせることが重要です。
まず、豚肩ロース肉は脂肪分が少ないため、乾燥しないよう注意が必要です。調理する際は、オリーブオイルやココナッツオイルを使用して調理し、肉の表面に焼き色をつけることで風味を引き出すことができます。
また、野菜と一緒に摂ることで、食物繊維の摂取もできます。野菜は糖質が少なく、ダイエットにも効果的です。豚肩ロース肉と一緒に野菜を炒めたり、サラダに添えるなど、バランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ
豚肩ロース肉は、糖質量が3.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットにおいて効果的に活用することができます。適切な調理方法と野菜との組み合わせを考慮することで、より効果的なダイエットができるでしょう。ただし、個々の体質や目標に合わせた食事プランを立てることが重要です。医師や栄養士の指導のもと、健康的なダイエットを心がけましょう。
豚肩ロース肉は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
豚肩ロース肉は、低脂質ダイエットに不向き
ダイエットをしている方にとって、低脂質の食材は非常に重要です。肉の中でも、豚肩ロース肉は一般的に脂質が多いとされています。そのため、豚肩ロース肉は低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。
豚肩ロース肉の脂質量
豚肩ロース肉100gあたりの脂質量は、約19.2gです。これは、他の部位の豚肉と比べても高い値です。脂質はカロリーにも影響を与えるため、ダイエットをしている方にとっては避けたい成分です。
脂質の摂取制限と低脂質ダイエット
低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取量を制限する必要があります。脂質は高カロリーなため、摂りすぎると体重の増加につながる可能性があります。また、脂質は血液中のコレステロール値にも関係しています。高脂質の食事を摂ることで、動脈硬化や心臓病のリスクが高まる可能性もあります。
他の低脂質な肉の選択肢
低脂質ダイエットを行う際には、脂質が少ない肉の選択が重要です。代わりに、鶏胸肉や牛ヒレ肉などがおすすめです。これらの肉は、脂質の含有量が少なく、タンパク質を豊富に含んでいます。また、魚介類も低脂質で栄養価が高いため、ダイエットに適した食材です。
まとめ
豚肩ロース肉は、低脂質ダイエットには不向きな食材です。脂質の摂取を制限するためには、他の低脂質な肉や魚介類を選ぶことが重要です。ダイエットを成功させるためには、バランスの取れた食事と適度な運動が必要です。
最後に、豚肩ロース肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豚肩ロース肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 237 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 19.2 | g | 多い |
「豚肩ロース肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 62.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 69 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「豚肩ロース肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 54 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.7 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 6 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 6 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.63 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.28 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.18 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
皮下脂肪: 5.7 %、筋間脂肪: 12.4 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豚肩ロース肉と同じ肉の豚肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
豚肩肉 | 201 | 0.8 | 18.5 | 14.6 | (0) |
豚肩ロース肉 | 237 | 3.4 | 17.1 | 19.2 | (0) |
豚ロース肉 | 248 | 3.0 | 19.3 | 19.2 | (0) |
豚バラ肉 | 366 | 2.2 | 14.4 | 35.4 | (0) |
豚もも肉 | 171 | 4.6 | 20.5 | 10.2 | (0) |
豚そともも肉 | 221 | 4.0 | 18.8 | 16.5 | (0) |
豚ヒレ肉 | 118 | 3.7 | 22.2 | 3.7 | (0) |
豚ひき肉 | 209 | 2.3 | 17.7 | 17.2 | (0) |
豚タン | 205 | 4.6 | 15.9 | 16.3 | (0) |
豚ハツ(心) | 118 | 4.8 | 16.2 | 7.0 | (0) |
豚レバー(肝) | 114 | 7.1 | 20.4 | 3.4 | (0) |
豚じん臓 | 96 | 5.2 | 14.1 | 5.8 | (0) |
豚モツ(胃) | 111 | 4.4 | 17.4 | 5.1 | (0) |
豚シロ(小腸) | 159 | 3.5 | 14.0 | 11.9 | (0) |
豚コーロン(大腸) | 166 | 3.2 | 11.7 | 13.8 | (0) |
豚の子宮(うてり・子袋) | 64 | 3.3 | 14.6 | 0.9 | (0) |
豚足 | 227 | 0.5 | 20.1 | 16.8 | (0) |
豚の軟骨 | 229 | 3.3 | 17.8 | 17.9 | (0) |
トンカツ | 379 | 18.5 | 25.1 | 25.3 | 0.9 |
ジョウルミート | 256 | 2.2 | 17.4 | 22.3 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。