このページでは、肉の豚レバー(肝)を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
豚レバー(肝)のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは豚レバー(肝)の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 114 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 7.1 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.4 | g | 多い |
脂質 | 3.4 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> ぶた [副生物] 肝臓 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、豚レバー(肝)がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
豚レバー(肝)はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
豚レバー(肝)とは?どんな食材?
豚レバー(肝)は、豚の内臓の一部であり、栄養価の高い食材です。豚の肝臓から取れる部位であり、柔らかくて滑らかな食感が特徴です。
豚レバー(肝)の特徴
豚レバー(肝)は、栄養豊富な食材として知られています。豚肝は、タンパク質、ビタミンA、ビタミンB12、鉄分など、様々な栄養素を含んでいます。特にビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に役立つ重要な栄養素です。
豚レバー(肝)の調理法
豚レバー(肝)は、さまざまな調理法で楽しむことができます。一般的な調理法としては、炒める、焼く、煮るなどがあります。炒める場合は、薄く切った豚レバーを熱したフライパンで素早く炒めると、旨みが引き立ちます。焼く場合は、焼き肉や焼き串として楽しむことができます。また、煮る場合は、煮込み料理やシチューに加えることで、豚レバーの旨みがしっかりと引き出されます。
豚レバー(肝)は、栄養価が高く、様々な調理法で美味しく楽しむことができる食材です。ぜひ、バランスの取れた食事に取り入れてみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は豚レバー(肝)がダイエットにどう役立つか説明します!
豚レバー(肝)はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. タンパク質が豊富であること
豚レバー(肝)は、可食部100gあたりで20.4gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や組織の修復や再生に重要な役割を果たしており、健康的な食事には欠かせない栄養素です。豚レバーのタンパク質は、他の肉や魚と比べても多く含まれているため、タンパク質を摂取したい方には特におすすめの食材です。
2. カロリーがやや低いこと
豚レバー(肝)は、可食部100gあたりで114kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは、摂取する食品のエネルギー量を示す指標であり、健康的な食事を心掛ける上で重要な要素です。豚レバーは、他の高カロリーな肉と比べてもやや低いカロリーであるため、カロリー摂取を気にされる方にも適しています。
3. 塩分が低いこと
豚レバー(肝)は、可食部100gあたりで0.1gの塩分を含んでいます。塩分は、高血圧や心臓病などの生活習慣病のリスクを高める要因とされています。豚レバーは、塩分摂取を控えたい方にも適している食材です。塩分を気にすることなく、健康的な食事を楽しむことができます。
おすすめ:豚レバー(肝)のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
豚レバー(肝)に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 鉄や亜鉛、銅などの栄養素が豊富
豚レバー(肝)は鉄や亜鉛、銅などの栄養素が多く含まれています。特に鉄は13.0 mgと多く、鉄分が不足しがちな方にはおすすめの食材です。亜鉛や銅も多く含まれており、これらの栄養素は体内の酵素の働きや免疫機能の維持に必要です。
2. リンやセレン、モリブデンも含まれる
豚レバー(肝)にはリン、セレン、モリブデンといった栄養素も含まれています。リンは骨や歯の形成に関与し、セレンは抗酸化作用があります。また、モリブデンは体内の代謝に関与し、エネルギーの生成に役立ちます。これらの栄養素が豚レバー(肝)に含まれていることで、バランスの良い食事を摂ることができます。
3. ナトリウムやカリウムの含有量は普通
豚レバー(肝)に含まれるナトリウムやカリウムの量は普通です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧のリスクがあります。一方、カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。豚レバー(肝)を適度な量で摂取することで、これらの栄養素のバランスを保つことができます。
豚レバー(肝)に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンAが多く含まれる
豚レバー(肝)にはビタミンAが多く含まれています。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たしており、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
2. ビタミンDも豊富に含まれる
豚レバー(肝)にはビタミンDも多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、骨や歯の健康維持に重要な役割を果たしています。また、免疫機能の向上にも寄与します。
3. ビタミンB群が豊富に含まれる
豚レバー(肝)にはビタミンB群も多く含まれています。ビタミンB群にはエネルギー代謝に関与するビタミンや神経の正常な働きをサポートするビタミンが含まれており、体の健康維持に欠かせない栄養素です。ビタミンB群の中でも特にビタミンB12の含有量が多く、貧血の予防に効果的です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は豚レバー(肝)の使用例としてレシピをご紹介します。
豚レバー(肝)を使ったレシピ20選!
#1 ご飯に合う! 豚レバーのレバニラ炒め
豚レバー、片栗粉、塩こしょう、サラダ油、ごま油、しょうゆ、おろししょうが、砂糖
豚レバーを使用した、中華風炒めもののレシピ。レバーは牛乳に漬け込んだあと下味をつけ、臭みをとっています。…
レシピを見る#2 おつまみにも! 豚レバーのネギ塩炒め
豚レバー、ごま油、片栗粉、サラダ油、おろしにんにく
揚げ焼きにした豚レバーにたっぷりのネギ塩をからめて炒め合わせた、ご飯にもおつまみにもぴったりのレシピ。レバーは牛乳に漬け込むことで臭みが抑えられ、食べやすく。…
レシピを見る#3 香り豊かな! 豚レバーの粒マスタード炒め
豚レバー、片栗粉、粒マスタード、サラダ油、オリーブオイル、こしょう、おろしにんにく
このレシピは豚レバーを使った粒マスタード炒め料理です。豚レバーを片栗粉をまぶして揚げ焼きし、程よい酸味を感じられるように粒マスタードを加えます。…
レシピを見る#4 お酒のお供に! 豚レバーのにんにく醤油煮
豚レバー、サラダ油、みりん、しょうゆ、砂糖
このレシピは豚レバーを使ったお酒のお供料理です。豚レバーをしょうゆとにんにくで煮込んだシンプルな料理です。…
レシピを見る#5 おつまみにも! 豚レバーの甘辛煮
豚レバー、サラダ油、白いりごま、みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピは、豚レバーの甘辛煮の作り方です。牛乳に漬け込んで臭みを取り、しょうがと酒で味付けした、濃いめの味付けの甘辛煮です。…
レシピを見る#6 豚レバー入りエスニック焼きそば
豚レバー、ゴマ油、コショウ、ニンニク、ニンニクの茎、エリンギ、タマネギ、片栗粉、サラダ油、等
このレシピは、豚レバー入りエスニック焼きそばの作り方を紹介しています。豚レバーに下味をつけて表面を焼き、ナンプラーをからめます。…
レシピを見る#7 鉄と野菜たっぷり♪下処理簡単★豚レバーホイコーロー
豚レバー、キャベツ、ピーマン、人参、小麦粉、片栗粉、塩こしょう、サラダ油、オイスターソース、等
豚レバーを使った栄養たっぷりなホイコーローレシピ。レバーは下処理をしっかりと行い、濃いめの味付けにすることで、食べやすい一品です。…
レシピを見る#8 豚レバーのマリネ
豚レバー、牛乳、たまねぎ、にんじん、粒マスタード、レモン汁、カレー粉、小麦粉、サラダ油、等
豚レバーとカレー粉を使った、マリネのレシピ。カレーの風味がレバーにも野菜にも相性が良く、アクセントの粒マスタードが食べ飽きさせません。…
レシピを見る#9 豚レバーのペースト
豚レバー、牛乳、たまねぎ、にんじん、にんにく、ローリエ、固形スープの素、ナツメグ、クローブ、等
薄切りの豚レバーを使った、濃厚な味わいのペーストのレシピ。牛乳とたっぷりの香味野菜で煮ることで、臭みが消えレバーのコクのあるうま味がひきたちます。…
レシピを見る#10 豚レバーの塩蒸し焼き
豚レバー、お酢、生姜スライス、シナモン、八角、青山椒、フェンネルシード、唐辛子、粗塩、等
豚レバーを使った、うま味を凝縮させる塩蒸し焼きのレシピ。臭みがなくなる豚レバーの下処理方法は、ぜひ参考にしてください。…
レシピを見る#11 レバーの臭みがしない鉄分たっぷりギョウザのレシピ
豚レバー、牛乳、キャベツ、長ネギ、ニラ、豚挽肉、ショウガ、ニンニク、醤油、等
豚レバーとキャベツを活用した餃子のレシピ。いつもの餃子の具に、ミンチ状にしたレバーを加えアレンジしています。…
レシピを見る#12 レバかつ
豚レバー、小麦粉、溶き卵、パン粉、レモン、レタス(プリーツなど)、にんじん、サラダ油、しょうゆ、等
豚のレバーで作るレバかつのレシピ。揚げ焼きすることで表面はカリッと仕上がります。…
レシピを見る#13 にらレバ炒め
豚レバー、にら、玉ねぎ、しょうが(みじん切り)、ごま油、しょうゆ、料理酒、こしょう、片栗粉、等
にらレバ炒めのレシピ。豚レバーは臭みが気にならいように濃いめの味付けで下味をつけておきます。…
レシピを見る#14 豊かな酸味レバーとピーマンのバルサミコソテーのレシピ
豚レバー、醤油、バルサミコ酢、砂糖、ニンニク、ニンジン、エリンギ、タマネギ、ピーマン、等
レバーとピーマンをバルサミコ酢でソテーしたレシピ。酸味が効いたメインディッシュの一皿。…
レシピを見る#15 レバカツ
豚レバー、キャベツ、パセリ、辛子、ウスターソース、ニンニク(すりおろし)、カレー粉、みりん、薄力粉、等
おかずにもおつまみにもピッタリな「レバカツ」のレシピ。豚レバーにカレー粉とニンニクで下味を付けることでレバーの臭みが消えるのでレバーが苦手な人でも食べれる一品です。…
レシピを見る#16 簡単美味しい!レバニラ炒め 下味しっかり
牛レバー、豚レバー、砂糖、塩コショウ、しょうゆ、ゴマ油、片栗粉、ニラ、赤パプリカ、等
中華料理の定番、ニラレバ炒めのレシピ。下味をしっかりつけるのがポイント。…
レシピを見る#17 にらレバ炒め
にら、豚レバー、もやし、しょうゆ、しょうが汁、オイスターソース、かたくり粉、サラダ油、こしょう、等
豚レバーともやしを使った、主菜やお酒のおつまみになるにらレバ炒めのレシピ。豚レバーは水につけてしっかりと血を抜くことで臭みを抑えられます。…
レシピを見る#18 レバにら
豚レバー、片栗粉、もやし、にら
豚レバーを使った、メイン料理になる炒め物のレシピ。豚レバーの下味をしっかり付けるのがポイント。…
レシピを見る#19 レバーの竜田揚げ
豚レバー、ニンニク、ショウガ、しょうゆ、片栗粉、シシトウ、ラディッシュ、作り置き甘酢、練りからし、等
レバーを使ったスタミナたっぷりの竜田揚げのレシピ。豚レバーの臭み抜きには塩水を使用します。…
レシピを見る#20 レバー和風炒め
豚レバー、みりん、しょうゆ、片栗粉、ニラ、モヤシ、塩コショウ、ニンジン、ショウガ、等
豚のレバーを和風調味料で炒める主菜のレシピ。高たんぱくで低脂肪、鉄分を豊富に含む豚レバーは栄養満点食材。…
レシピを見る最後に、豚レバー(肝)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豚レバー(肝)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 114 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 7.1 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.4 | g | 多い |
脂質 | 3.4 | g | 普通 |
「豚レバー(肝)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 72.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 250 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「豚レバー(肝)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 55 | mg | 普通 |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 340 | mg | 多い |
鉄 | 13.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 6.9 | mg | 多い |
銅 | 0.99 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 67 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 120 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 13000 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 13000 | μg | 多い |
ビタミンD | 1.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.34 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 3.60 | mg | 多い |
ナイアシン | 14.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.57 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 25.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 7.19 | mg | 多い |
ビオチン | 80.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 20 | mg | 多い |
別名: レバー
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豚レバー(肝)と同じ肉の豚肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
豚肩肉 | 201 | 0.8 | 18.5 | 14.6 | (0) |
豚肩ロース肉 | 237 | 3.4 | 17.1 | 19.2 | (0) |
豚ロース肉 | 248 | 3.0 | 19.3 | 19.2 | (0) |
豚バラ肉 | 366 | 2.2 | 14.4 | 35.4 | (0) |
豚もも肉 | 171 | 4.6 | 20.5 | 10.2 | (0) |
豚そともも肉 | 221 | 4.0 | 18.8 | 16.5 | (0) |
豚ヒレ肉 | 118 | 3.7 | 22.2 | 3.7 | (0) |
豚ひき肉 | 209 | 2.3 | 17.7 | 17.2 | (0) |
豚タン | 205 | 4.6 | 15.9 | 16.3 | (0) |
豚ハツ(心) | 118 | 4.8 | 16.2 | 7.0 | (0) |
豚レバー(肝) | 114 | 7.1 | 20.4 | 3.4 | (0) |
豚じん臓 | 96 | 5.2 | 14.1 | 5.8 | (0) |
豚モツ(胃) | 111 | 4.4 | 17.4 | 5.1 | (0) |
豚シロ(小腸) | 159 | 3.5 | 14.0 | 11.9 | (0) |
豚コーロン(大腸) | 166 | 3.2 | 11.7 | 13.8 | (0) |
豚の子宮(うてり・子袋) | 64 | 3.3 | 14.6 | 0.9 | (0) |
豚足 | 227 | 0.5 | 20.1 | 16.8 | (0) |
豚の軟骨 | 229 | 3.3 | 17.8 | 17.9 | (0) |
トンカツ | 379 | 18.5 | 25.1 | 25.3 | 0.9 |
ジョウルミート | 256 | 2.2 | 17.4 | 22.3 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。