このページでは、肉の豚の軟骨を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
豚の軟骨のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは豚の軟骨の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 229 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.8 | g | 多い |
脂質 | 17.9 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> ぶた [副生物] 軟骨 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、豚の軟骨がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
豚の軟骨はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
豚の軟骨とは?どんな食材?
豚の軟骨とは、豚の身体の一部であり、骨の一部分です。豚の軟骨は、柔らかくて弾力があり、独特の食感を持っています。日本料理や中華料理など、さまざまな料理で利用されています。
豚の軟骨の特徴
豚の軟骨は、主に関節部分に存在しています。この部位は、骨と軟骨が結合しており、軟骨の部分は柔らかくて歯ごたえがあります。また、豚の軟骨はコラーゲンを豊富に含んでおり、食べることで美肌効果や関節の健康維持にも役立つと言われています。
豚の軟骨の料理方法
豚の軟骨は、さまざまな料理方法で楽しむことができます。一般的な調理方法としては、煮込みや炒め物、焼き物などがあります。煮込むことで軟骨のコラーゲンが溶け出し、とろりとした食感になります。また、炒め物や焼き物では、香ばしさと歯ごたえを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は豚の軟骨がダイエットにどう役立つか説明します!
豚の軟骨はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質の豊富さによる筋肉の形成・修復のサポート
豚の軟骨は、可食部100gあたり17.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の形成や修復に重要な栄養素です。適切なタンパク質摂取は、筋肉を健康に保つために必要です。豚の軟骨には、この筋肉の形成や修復をサポートするための豊富なタンパク質が含まれているため、健康的な食事に役立ちます。
2. 糖質の低さによる血糖値の上昇の抑制
豚の軟骨は、可食部100gあたり糖質が3.3gとかなり低いです。糖質の摂取量が過剰になると、血糖値が急激に上昇する可能性があります。しかし、豚の軟骨は糖質が低いため、血糖値の上昇を抑制する効果が期待できます。血糖値の急激な上昇を抑えることは、糖尿病の予防や血糖コントロールに役立ちます。
3. 脂質の多さによるエネルギー源としての利用
豚の軟骨は、可食部100gあたり17.9gの脂質を含んでいます。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素です。適度な脂質摂取は、身体のエネルギー供給に役立ちます。豚の軟骨に含まれる脂質は、エネルギー源として利用されることで、健康的な食事に貢献します。ただし、脂質摂取量には注意が必要であり、適度な摂取量を守ることが重要です。
おすすめ:豚の軟骨のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
豚の軟骨に含まれる無機質の栄養を解説!
1. カルシウムと鉄の含有量が多い
豚の軟骨は、可食部100gあたりにカルシウムが100mg、鉄が1.6mg含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は血液中の酸素運搬や免疫機能に関与しています。豚の軟骨を摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
2. ナトリウムとカリウムの含有量が普通
豚の軟骨には、可食部100gあたりにナトリウムが120mg、カリウムが110mg含まれています。これらのミネラルは体内の水分バランスを調整するために重要です。ナトリウムは体内の水分を保持し、カリウムは体内の余分な水分を排出する働きを持っています。豚の軟骨は、これらのミネラルを適度に摂ることができる食材です。
3. 亜鉛、銅、マンガンの含有量が普通
豚の軟骨には、可食部100gあたりに亜鉛が1.5mg、銅が0.11mg、マンガンが0.02mg含まれています。亜鉛は免疫機能や傷の治癒を促進し、銅は骨や結合組織の形成に関与します。また、マンガンは骨の形成や抗酸化作用に関与しています。豚の軟骨を摂取することで、これらの栄養素をバランスよく摂ることができます。
以上のように、豚の軟骨はカルシウムと鉄の含有量が多く、ナトリウムとカリウムの含有量が普通であるとともに、亜鉛、銅、マンガンの含有量も普通です。これらの栄養素をバランスよく摂ることができるため、豚の軟骨は健康な食事に取り入れる価値があります。
豚の軟骨に含まれるビタミンを解説!
豚の軟骨に含まれるビタミンの特徴
1. ビタミンAの特徴
- レチノールは7 μg含まれており、量としては多いです。
- α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。
- レチノール活性当量は7 μgで、一般的な量です。
2. ビタミンDの特徴
- ビタミンDは0.5 μg含まれており、量としては多いです。
3. ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールは0.1 mg含まれており、量としては低いです。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
4. ビタミンKの特徴
- ビタミンKは13 μg含まれており、量としては多いです。
5. その他のビタミンの特徴
- ビタミンB1は0.08 mg含まれており、一般的な量です。
- ビタミンB2は0.15 mg含まれており、量としては多いです。
- ナイアシンは1.7 mg含まれており、一般的な量です。
- ビタミンB6は0.05 mg含まれており、一般的な量です。
- ビタミンB12は0.6 μg含まれており、量としては多いです。
- パントテン酸は0.47 mg含まれており、一般的な量です。
- ビタミンCは2 mg含まれており、一般的な量です。
最後に、豚の軟骨の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豚の軟骨」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 229 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.8 | g | 多い |
脂質 | 17.9 | g | 多い |
「豚の軟骨」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 140 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「豚の軟骨」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 120 | mg | 普通 |
カリウム | 110 | mg | 普通 |
カルシウム | 100 | mg | 多い |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 1.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 13 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.47 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
別名: ふえがらみ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豚の軟骨と同じ肉の豚肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
豚肩肉 | 201 | 0.8 | 18.5 | 14.6 | (0) |
豚肩ロース肉 | 237 | 3.4 | 17.1 | 19.2 | (0) |
豚ロース肉 | 248 | 3.0 | 19.3 | 19.2 | (0) |
豚バラ肉 | 366 | 2.2 | 14.4 | 35.4 | (0) |
豚もも肉 | 171 | 4.6 | 20.5 | 10.2 | (0) |
豚そともも肉 | 221 | 4.0 | 18.8 | 16.5 | (0) |
豚ヒレ肉 | 118 | 3.7 | 22.2 | 3.7 | (0) |
豚ひき肉 | 209 | 2.3 | 17.7 | 17.2 | (0) |
豚タン | 205 | 4.6 | 15.9 | 16.3 | (0) |
豚ハツ(心) | 118 | 4.8 | 16.2 | 7.0 | (0) |
豚レバー(肝) | 114 | 7.1 | 20.4 | 3.4 | (0) |
豚じん臓 | 96 | 5.2 | 14.1 | 5.8 | (0) |
豚モツ(胃) | 111 | 4.4 | 17.4 | 5.1 | (0) |
豚シロ(小腸) | 159 | 3.5 | 14.0 | 11.9 | (0) |
豚コーロン(大腸) | 166 | 3.2 | 11.7 | 13.8 | (0) |
豚の子宮(うてり・子袋) | 64 | 3.3 | 14.6 | 0.9 | (0) |
豚足 | 227 | 0.5 | 20.1 | 16.8 | (0) |
豚の軟骨 | 229 | 3.3 | 17.8 | 17.9 | (0) |
トンカツ | 379 | 18.5 | 25.1 | 25.3 | 0.9 |
ジョウルミート | 256 | 2.2 | 17.4 | 22.3 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。