このページでは、肉の豚足を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
豚足のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは豚足の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 227 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 0.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 16.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> ぶた [副生物] 豚足 ゆで」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、豚足がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
豚足はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
豚足とは?どんな食材?
豚足とは、豚の足の部分を指す食材です。豚の後ろ足や前足の部分を指し、一般的には豚の足の付け根から蹄(ひづめ)までを含みます。豚足は、日本料理や中華料理などで広く使用され、特にコラーゲンやジェル状の成分が多く含まれていることで知られています。
豚足の特徴
豚足は、脂肪やコラーゲンが豊富に含まれているため、食べるととろっとした食感やコクのある味わいが楽しめます。また、煮込むことでコラーゲンが溶け出し、スープや煮込み料理のとろみを出すのに適しています。さらに、豚足には関節の動きをスムーズにする効果もあり、健康に良いとされています。
豚足の調理法
豚足の調理法としては、まずは下処理として豚足を洗い、毛や汚れを取り除きます。その後、煮込んだり、炒めたり、蒸したりすることで美味しく調理することができます。特に、豚足を煮込んだり炊いたりすることで、豚足のコラーゲンやジェル状の成分が溶け出し、とろみを出すことができます。また、スープや煮込み料理の具材としてもよく使用されます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は豚足がダイエットにどう役立つか説明します!
豚足はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Eレシピ
1. タンパク質が豊富
豚足は、可食部100gあたり20.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、身体の細胞や組織を作り、修復するために必要な栄養素です。また、タンパク質は食事から摂取することで、満腹感を与える効果もあります。豚足のタンパク質の量は多いため、食事に取り入れることで健康的な食事に役立ちます。
2. 糖質が低い
豚足は、可食部100gあたり0.5gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。豚足の糖質の量はかなり低いため、糖質制限を意識した食事に取り入れることで、健康的な食事に役立ちます。
3. カロリーが控えめ
豚足は、可食部100gあたり227kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは食事のエネルギー量を示す指標であり、摂取カロリーが過剰であると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。豚足のカロリーの量は平均的であり、適度な量を摂取することで健康的な食事に役立ちます。
以上のように、豚足はタンパク質が豊富で糖質が低く、カロリーも控えめな食材です。これらの特徴から、豚足を適度な量で摂取することは健康的な食事に役立つと言えます。ただし、脂質や塩分の量にも注意が必要ですので、バランスの良い食事を心掛けましょう。
おすすめ:豚足のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
豚足に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ナトリウムが普通量含まれている
豚足は、可食部100gあたりに110 mgのナトリウムが含まれています。この量は普通量とされています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素であり、筋肉の収縮や神経の伝達にも関与しています。
2. カリウムが低い量含まれている
豚足には、可食部100gあたりに50 mgのカリウムが含まれています。この量は低い量とされています。カリウムは体内の水分バランスや血圧の調整に重要な役割を果たしており、心臓の正常な機能にも関与しています。
3. 鉄が多い量含まれている
豚足には、可食部100gあたりに1.4 mgの鉄が含まれています。この量は多い量とされています。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に不可欠な栄養素であり、貧血の予防にも役立ちます。
以上のように、豚足はナトリウムが普通量含まれており、カリウムが低い量含まれています。また、鉄が多い量含まれている特徴があります。これらの栄養データを考慮すると、豚足は塩分摂取に注意が必要であり、鉄不足の解消に役立つ食材と言えます。
豚足に含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
1. ビタミンAの特徴
豚足に含まれるビタミンAは、レチノールとして6 μg含まれています。レチノールは目の健康に関与するビタミンであり、豚足には多く含まれています。
2. ビタミンDの特徴
豚足にはビタミンDが1 μg含まれており、他の食材と比較して多いです。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする重要な栄養素です。
3. ビタミンB12の特徴
豚足にはビタミンB12が0.4 μg含まれており、他の食材と比較して多いです。ビタミンB12は赤血球の生成に関与し、神経系の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は豚足の使用例としてレシピをご紹介します。
豚足を使ったレシピ7選!
#1 外はカリッ中はプリッ! 揚げ豚足
豚足(ゆでたもの)、片栗粉、サラダ油、しょうゆ、おろししょうが
このレシピは豚足を使った揚げ料理です。熊本で有名な外はカリッ中はプリッ!というレシピで、豚足をしっかり味をつけてからっと揚げます。…
レシピを見る#2 豚足の煮物
豚足、大根、だし汁、泡盛、砂糖、黒砂糖、しょうゆ、ショウガ
コラーゲンたっぷり、豚足と大根を使った甘辛い煮物のレシピ。豚足は時間をかけてじっくり下茹ですることでトロトロぷるぷるの食感になります。…
レシピを見る#3 プルとろ〜! 豚足の煮物
豚足(茹でたもの)、和風顆粒だし、しょうゆ、みりん
このレシピは豚足を使った煮物です。プルプルとした食感がおいしい豚足は、しっかり味が染み込んでいます。…
レシピを見る#4 豚足の煮込み
豚足、大根、里芋、ブロッコリー、だし汁、泡盛、みりん、砂糖、黒砂糖、等
このレシピは豚足を使った煮込み料理です。豚足は熱湯でゆでてから、大根や里芋と一緒に合わせだしで煮込みます。…
レシピを見る#6 中華風豚足煮込み
豚足、生姜、紹興酒、氷砂糖、山椒、ローリエ、八角、五香粉、唐辛子、等
豚足を使った、おつまみにもなる煮込み料理のレシピ。豚足をしっかり柔らかく煮込んだ、角煮のような中華風のおかずです。…
レシピを見る#7 沖縄おでん
ソーキ、豚足、荒削りカツオ節、泡盛、しょうゆ、大根、コンニャク、厚揚げ、昆布、等
テビチ(豚足)とソーキが入っているのが沖縄流、現地では季節問わず食べられている県民熱愛のおでんレシピ。塩味ベースのあっさりしたスープに昆布やテビチのうま味が染み出して、奥深い味わいとなります。…
レシピを見る最後に、豚足の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豚足」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 227 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 0.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 16.8 | g | 多い |
「豚足」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 62.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 110 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「豚足」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 50 | mg | 低い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 5 | mg | 低い |
リン | 32 | mg | 低い |
鉄 | 1.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 6 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 6 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.16 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
皮付きのもの/廃棄部位: 骨
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豚足と同じ肉の豚肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
豚肩肉 | 201 | 0.8 | 18.5 | 14.6 | (0) |
豚肩ロース肉 | 237 | 3.4 | 17.1 | 19.2 | (0) |
豚ロース肉 | 248 | 3.0 | 19.3 | 19.2 | (0) |
豚バラ肉 | 366 | 2.2 | 14.4 | 35.4 | (0) |
豚もも肉 | 171 | 4.6 | 20.5 | 10.2 | (0) |
豚そともも肉 | 221 | 4.0 | 18.8 | 16.5 | (0) |
豚ヒレ肉 | 118 | 3.7 | 22.2 | 3.7 | (0) |
豚ひき肉 | 209 | 2.3 | 17.7 | 17.2 | (0) |
豚タン | 205 | 4.6 | 15.9 | 16.3 | (0) |
豚ハツ(心) | 118 | 4.8 | 16.2 | 7.0 | (0) |
豚レバー(肝) | 114 | 7.1 | 20.4 | 3.4 | (0) |
豚じん臓 | 96 | 5.2 | 14.1 | 5.8 | (0) |
豚モツ(胃) | 111 | 4.4 | 17.4 | 5.1 | (0) |
豚シロ(小腸) | 159 | 3.5 | 14.0 | 11.9 | (0) |
豚コーロン(大腸) | 166 | 3.2 | 11.7 | 13.8 | (0) |
豚の子宮(うてり・子袋) | 64 | 3.3 | 14.6 | 0.9 | (0) |
豚足 | 227 | 0.5 | 20.1 | 16.8 | (0) |
豚の軟骨 | 229 | 3.3 | 17.8 | 17.9 | (0) |
トンカツ | 379 | 18.5 | 25.1 | 25.3 | 0.9 |
ジョウルミート | 256 | 2.2 | 17.4 | 22.3 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。