このページでは豚そともも肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
豚そともも肉のカロリーは221kcal(100gあたり)!これってどうなの?
豚そともも肉の可食部100gあたりのカロリーは、221kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中543位です。これは多い順にすると上位34%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので豚そともも肉のカロリーを評価すると、127件中53位です。これは上位から41%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 221Kcal |
全体での評価 | 543位 / 1592件中(上位34%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 53位 / 127件中(上位41%…平均的) |
豚そともも肉はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ豚そともも肉のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
豚そともも肉のカロリーは平均的な理由
豚そともも肉は、可食部100gあたり221kcalのカロリーを持ち、「平均的」と評価されています。この評価は、以下の栄養データを考慮して行われています。
カロリー
豚そともも肉は、可食部100gあたり221kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは、他の食材と比較して平均的と評価されています。食事全体のカロリー摂取量を考慮すると、豚そともも肉はバランスの取れた食事に適していると言えます。
糖質
豚そともも肉は、可食部100gあたり4gの糖質を含んでいます。この糖質量はかなり低いと評価されています。糖質の摂取量が気になる方や糖質制限を行っている方にとって、豚そともも肉は適した食材と言えます。
食物繊維
豚そともも肉には食物繊維は含まれていません。食物繊維は便秘の予防や腸内環境の改善に役立つため、食物繊維を摂取することが重要です。そのため、食物繊維を摂りたい場合は、他の食材との組み合わせやバランスを考える必要があります。
タンパク質
豚そともも肉は、可食部100gあたり18.8gのタンパク質を含んでいます。このタンパク質量は多いと評価されています。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、健康的な体作りに必要です。豚そともも肉は、タンパク質を摂取したい方にとって良い選択肢と言えます。
脂質
豚そともも肉は、可食部100gあたり16.5gの脂質を含んでいます。この脂質量は多いと評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂取量を適切に管理する必要があります。脂質の摂りすぎは、肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。豚そともも肉を選ぶ際には、脂質の摂取量を考慮し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
以上の栄養データを考慮すると、豚そともも肉はカロリーが平均的であり、糖質は低く、タンパク質と脂質は多いと評価されています。ただし、食物繊維は含まれていないため、他の食材との組み合わせやバランスを考える必要があります。健康的な食事を実践するためには、栄養バランスを考えながら食材を選ぶことが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「豚そともも肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.0g | 4 | 16kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.8g | 4 | 75.2kcal |
脂質 | 16.5g | 9 | 148.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「豚そともも肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、148.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
豚そともも肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
豚そともも肉は、低糖質ダイエットに使える?
豚肉は、たんぱく質を豊富に含み、ダイエットにおいて重要な食材として知られています。その中でも、「豚そともも肉」という部位は、糖質量が4gと低いため、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。
豚そともも肉の特徴
豚そともも肉は、豚の脚の付け根にあたる部分であり、赤身の肉質が特徴です。この部位は、筋肉の中に脂肪が少なく、たんぱく質が豊富に含まれています。また、糖質量が4gと低いため、糖質制限を行っている方にとっては適した食材と言えます。
低糖質ダイエットに効果的な理由
低糖質ダイエットは、炭水化物の摂取を制限し、血糖値の上昇を抑えることで脂肪燃焼を促すダイエット方法です。豚そともも肉は糖質量が4gと低いため、炭水化物の摂取を抑えることができます。さらに、たんぱく質が豊富に含まれているため、食事における満腹感を得ることができます。
豚そともも肉の調理方法
豚そともも肉は、さっと焼いてシンプルに調理することがおすすめです。脂肪が少ないため、オーブンやフライパンで焼くだけで美味しく仕上がります。また、野菜と一緒に炒めるなど、バリエーション豊かな料理にも活用できます。
まとめ
豚そともも肉は、糖質量が4gと低いため、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。たんぱく質が豊富に含まれているため、満腹感を得ながらダイエットをサポートすることができます。さっと焼いてシンプルに調理することで、美味しく楽しむことができます。低糖質ダイエットを実践している方は、ぜひ豚そともも肉を取り入れてみてください。
豚そともも肉は、低脂質ダイエットに使える!?
豚そともも肉は、低脂質ダイエットに不向き
近年、健康志向の人々が増えてきており、低脂質ダイエットが注目されています。低脂質ダイエットは、脂肪を制限することで体重を減らし、健康を維持するための方法です。肉は一般的に脂肪が多く含まれているため、低脂質ダイエットには不向きとされています。その中でも、豚肉の中でも「豚そともも肉」は、特に脂肪が多い部位として知られています。
豚そともも肉の脂肪含有量
豚そともも肉の脂肪含有量は、100gあたり16.5gとされています。これは、他の部位と比較しても高い数値です。脂肪が多いため、カロリーも高くなります。低脂質ダイエットを目指す人にとっては、この部位の肉は避けるべきです。
低脂質ダイエットに適した肉の選び方
低脂質ダイエットを実践する際には、脂肪の含有量が少ない肉を選ぶことが重要です。代表的な低脂質肉としては、鶏の胸肉やささみ、牛の赤身肉などがあります。これらの肉は、脂肪の含有量が比較的少なく、タンパク質も豊富に含まれています。また、魚介類も低脂質であり、オメガ3脂肪酸も摂取できるため、健康的なダイエットに適しています。
まとめ
豚そともも肉は、低脂質ダイエットには不向きな肉の一つです。脂肪の含有量が多く、カロリーも高いため、低脂質ダイエットを目指す人には避けるべき部位です。代わりに、鶏の胸肉やささみ、牛の赤身肉など、脂肪の含有量が少なく、タンパク質が豊富な肉を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを実践するためには、適切な肉の選び方が重要です。
最後に、豚そともも肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「豚そともも肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 221 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.8 | g | 多い |
脂質 | 16.5 | g | 多い |
「豚そともも肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 69 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「豚そともも肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 51 | mg | 普通 |
カリウム | 320 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.9 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 5 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.79 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.36 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.97 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
皮下脂肪: 10.2 %、筋間脂肪: 7.4 %
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
豚そともも肉と同じ肉の豚肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
豚肩肉 | 201 | 0.8 | 18.5 | 14.6 | (0) |
豚肩ロース肉 | 237 | 3.4 | 17.1 | 19.2 | (0) |
豚ロース肉 | 248 | 3.0 | 19.3 | 19.2 | (0) |
豚バラ肉 | 366 | 2.2 | 14.4 | 35.4 | (0) |
豚もも肉 | 171 | 4.6 | 20.5 | 10.2 | (0) |
豚そともも肉 | 221 | 4.0 | 18.8 | 16.5 | (0) |
豚ヒレ肉 | 118 | 3.7 | 22.2 | 3.7 | (0) |
豚ひき肉 | 209 | 2.3 | 17.7 | 17.2 | (0) |
豚タン | 205 | 4.6 | 15.9 | 16.3 | (0) |
豚ハツ(心) | 118 | 4.8 | 16.2 | 7.0 | (0) |
豚レバー(肝) | 114 | 7.1 | 20.4 | 3.4 | (0) |
豚じん臓 | 96 | 5.2 | 14.1 | 5.8 | (0) |
豚モツ(胃) | 111 | 4.4 | 17.4 | 5.1 | (0) |
豚シロ(小腸) | 159 | 3.5 | 14.0 | 11.9 | (0) |
豚コーロン(大腸) | 166 | 3.2 | 11.7 | 13.8 | (0) |
豚の子宮(うてり・子袋) | 64 | 3.3 | 14.6 | 0.9 | (0) |
豚足 | 227 | 0.5 | 20.1 | 16.8 | (0) |
豚の軟骨 | 229 | 3.3 | 17.8 | 17.9 | (0) |
トンカツ | 379 | 18.5 | 25.1 | 25.3 | 0.9 |
ジョウルミート | 256 | 2.2 | 17.4 | 22.3 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。