このページでは湯葉(生)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
湯葉(生)のカロリーは218kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
湯葉(生)の可食部100gあたりのカロリーは、218kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中550位です。これは多い順にすると上位34%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルので湯葉(生)のカロリーを評価すると、68件中33位です。これは上位から48%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 218Kcal |
全体での評価 | 550位 / 1592件中(上位34%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 33位 / 68件中(上位48%…平均的) |
湯葉(生)はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ湯葉(生)のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キリン
なぜ湯葉(生)のカロリーは平均的のか?
「湯葉(生)」のカロリーは、可食部100gあたり218kcalで、他食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価には、以下の栄養データが関係しています。
カロリー
湯葉(生)のカロリーは、可食部100gあたり218kcalです。この値は他の食材と比較して平均的と評価されています。カロリーは食材のエネルギー量を表し、摂取する際に考慮すべき重要な要素です。湯葉(生)のカロリーが平均的であることから、バランスの良い食事に組み込むことができます。
糖質
湯葉(生)の糖質は、可食部100gあたり5.1gです。この値は他の食材と比較してかなり低いと評価されています。糖質は血糖値の上昇に関与するため、糖質制限を行う方にとっては適した食材と言えます。低糖質の湯葉(生)は、ダイエットや血糖管理に役立つでしょう。
食物繊維
湯葉(生)の食物繊維は、可食部100gあたり0.8gです。この値は他の食材と比較して普通と評価されています。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立つ成分です。湯葉(生)には普通の量の食物繊維が含まれており、健康な食生活をサポートします。
タンパク質
湯葉(生)のタンパク質は、可食部100gあたり21.8gです。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素として重要な役割を果たします。湯葉(生)には多くのタンパク質が含まれており、食事のバランスを考える上で良い選択肢となります。
脂質
湯葉(生)の脂質は、可食部100gあたり13.7gです。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂取しすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。湯葉(生)には多くの脂質が含まれているため、摂取量には注意が必要です。
以上の栄養データから、湯葉(生)のカロリーが平均的と評価される理由が明らかになりました。湯葉(生)はカロリーが適度であり、糖質が低く、タンパク質が多く含まれています。ただし、脂質の摂取量には注意が必要です。湯葉(生)をバランスの良い食事に取り入れることで、健康な食生活を送ることができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「湯葉(生)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.1g | 4 | 20.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0.8g | 2 | 1.6kcal |
たんぱく質 | 21.8g | 4 | 87.2kcal |
脂質 | 13.7g | 9 | 123.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「湯葉(生)」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、123.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
湯葉(生)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
湯葉(生)は、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることで体重管理や健康維持に効果があると言われています。そのため、糖質を控える食材の選択が重要です。豆加工品の中には、糖質が比較的少ないものがありますが、湯葉(生)はその中でも特に注目されています。
湯葉(生)の糖質量は5.1g
湯葉(生)は、豆(豆加工品)の一種であり、糖質量が5.1gとされています。この数値は、一般的な低糖質食品と比較しても非常に低いです。糖質を制限することが求められる低糖質ダイエットにおいて、湯葉(生)は有望な選択肢と言えるでしょう。
湯葉(生)の効果的な利用方法
湯葉(生)は、そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することができます。例えば、サラダやスープ、炒め物などに加えることで、食事のバリエーションを増やすことができます。また、湯葉(生)は食物繊維も豊富に含まれており、満腹感を得ることができるため、食事の量を減らすことができます。
湯葉(生)の注意点
ただし、湯葉(生)を摂取する際には注意が必要です。生の湯葉は、加熱することで風味や食感がより良くなるため、調理することをおすすめします。また、湯葉(生)はアレルギー反応を引き起こすことがあるため、アレルギーのある方は摂取前に医師に相談することをお勧めします。
まとめ
湯葉(生)は低糖質ダイエットにおいて、糖質量が5.1gという低い数値であり、効果的に利用することができます。そのまま食べるだけでなく、様々な料理に活用することで食事のバリエーションを増やし、食事の量を減らすこともできます。ただし、生の湯葉は加熱することをおすすめし、アレルギーのある方は摂取前に医師に相談することを忘れずに行いましょう。
湯葉(生)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
湯葉(生)は、低脂質ダイエットに不向き
豆(豆加工品)の「湯葉(生)」は、低脂質が13.7gでした。
湯葉(生)は、一見するとヘルシーな食材のように思われがちですが、実は低脂質ダイエットには不向きな食品です。その理由を以下に詳しく説明します。
湯葉(生)の脂質含有量
湯葉(生)は、100gあたり13.7gの脂質を含んでいます。一般的な低脂質食品と比較すると、かなり高い数値です。低脂質ダイエットを実施している方にとっては、摂取すべき脂質の量を超える可能性があります。
湯葉(生)の調理法
湯葉(生)は、主に煮物や揚げ物などの調理法で使用されます。しかし、これらの調理法によって脂質の摂取量が増えます。例えば、揚げ物では油で揚げるため、湯葉(生)自体の脂質に加えて、油分も摂取してしまいます。その結果、低脂質ダイエットには適さない食品となってしまいます。
湯葉(生)の栄養価
湯葉(生)は、脂質以外にもたんぱく質や食物繊維、ビタミンなどの栄養素を含んでいます。しかし、これらの栄養素は他の食材からも摂取することができます。低脂質ダイエットを目指す場合、他の食材で必要な栄養素を摂取しながら、脂質の摂取量を抑えることが重要です。
まとめ
湯葉(生)は、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その脂質含有量や調理法、栄養価などからも、摂取すべき脂質の量を超える可能性があることが分かります。低脂質ダイエットを実施する場合は、湯葉(生)の摂取を控えるか、他の低脂質食品を選ぶことをおすすめします。
最後に、湯葉(生)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「湯葉(生)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 218 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 4.1 | g | |
└糖質 | 5.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0.8 | g | 普通 |
たんぱく質 | 21.8 | g | 多い |
脂質 | 13.7 | g | 多い |
「湯葉(生)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 59.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「湯葉(生)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 90 | mg | 多い |
マグネシウム | 80 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 3.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.2 | mg | 多い |
銅 | 0.70 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 100 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 10 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 4.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | 22 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.34 | mg | 普通 |
ビオチン | 14.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
湯葉(生)と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。