このページではテンペのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
テンペのカロリーは180kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
テンペの可食部100gあたりのカロリーは、180kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中668位です。これは多い順にすると上位41%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでテンペのカロリーを評価すると、68件中42位です。これは上位から61%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 180Kcal |
全体での評価 | 668位 / 1592件中(上位41%…平均的) |
「豆」ジャンル内での評価 | 42位 / 68件中(上位61%…やや低い) |
テンペはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜテンペのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
テンペのカロリーは平均的な理由
テンペのカロリーは、可食部100gあたり180kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価は、テンペの栄養データを参照することで明らかになります。
糖質の低さ
テンペは、可食部100gあたり10.2gの糖質を含んでいます。この糖質の量は、他の食材と比較して「低い」と評価されています。糖質の低さは、ダイエットや血糖値の管理を意識している方にとっては嬉しい特徴です。
食物繊維の豊富さ
テンペは、可食部100gあたり10.2gの食物繊維を含んでいます。この食物繊維の量は、他の食材と比較して「多い」と評価されています。食物繊維は、便通の改善や満腹感の持続に役立つため、健康維持に重要な栄養素です。
タンパク質の豊富さ
テンペは、可食部100gあたり15.8gのタンパク質を含んでいます。このタンパク質の量は、他の食材と比較して「多い」と評価されています。タンパク質は、筋肉の修復や再生に必要な栄養素であり、食事のバランスを考える上で重要です。
脂質の適度さ
テンペは、可食部100gあたり9gの脂質を含んでいます。この脂質の量は、他の食材と比較して「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として必要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、適度な摂取が求められます。
以上の栄養データを考慮すると、テンペのカロリーは平均的と評価されていることがわかります。テンペは糖質や脂質の量が適度であり、食物繊維やタンパク質の含有量が豊富です。これらの特徴から、バランスの取れた食事に取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「テンペ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 10.2g | 4 | 40.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 10.2g | 2 | 20.4kcal |
たんぱく質 | 15.8g | 4 | 63.2kcal |
脂質 | 9.0g | 9 | 81kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「テンペ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、81kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
テンペは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー3分クッキング
テンペは、低糖質ダイエットに使える?
テンペは、豆(豆加工品)の一種であり、糖質量は10.2gです。糖質制限を目指す方にとって、テンペはどのような位置づけになるのでしょうか。
テンペの糖質量は控えめ
まず、テンペの糖質量は控えめであると言えます。10.2gという数値は、一般的な食品と比べても低い方です。したがって、糖質を制限しながらダイエットを行いたい方にとって、テンペは一定の選択肢となり得ます。
テンペは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、テンペは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食品とも言えます。なぜなら、テンペは他の豆加工品と比べると糖質量がやや高いためです。低糖質ダイエットを徹底的に行いたい方にとっては、より糖質が少ない食品を選ぶことが望ましいでしょう。
テンペの糖質量を考慮しながら利用する
糖質制限を目指す方でも、完全にテンペを避ける必要はありません。テンペは他の栄養素も豊富に含まれており、食物繊維やたんぱく質を多く摂取することができます。そのため、バランスの取れた食事に組み込むことで、栄養面でも効果的なダイエットが可能です。
まとめ
テンペは糖質量が10.2gという控えめな数値ですが、低糖質ダイエットにおいては他の食品と比べるとやや糖質が高いと言えます。そのため、徹底的な糖質制限を行いたい方にとっては、他の糖質が少ない食品を選ぶことが望ましいでしょう。ただし、テンペは栄養素も豊富に含まれており、バランスの取れた食事に組み込むことで効果的なダイエットを実践することができます。自身の目標や体調に合わせて、適切な食材を選ぶことが大切です。
テンペは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
テンペは低脂質ダイエットに不向き
テンペは、豆(豆加工品)の一種であり、多くの人々によって健康食品として知られています。しかし、テンペは低脂質ダイエットには不向きな食品です。その理由を以下で詳しく説明します。
テンペの脂質含有量は9g
テンペは、一般的には豆の中でも比較的脂質含有量が高い食品です。実際、テンペ100gあたりの脂質含有量は9gとされています。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、この脂質量はかなり高いものと言えるでしょう。
脂質制限が必要な理由
低脂質ダイエットは、脂肪摂取量を制限することで体重管理や健康維持を図る方法です。脂質は高いカロリーを持っており、摂取過多は肥満や生活習慣病のリスクを高める恐れがあります。そのため、低脂質ダイエットを実践する方々は、脂質摂取量を極力抑える必要があります。
テンペの摂取には注意が必要
テンペは、その美味しさや栄養価の高さから、多くの人々に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、テンペの摂取には注意が必要です。テンペの脂質含有量が高いため、摂取量を制限する必要があります。また、他の低脂質食品との組み合わせやバランスも考慮する必要があります。
まとめ
テンペは、豆の一種であり、多くの栄養素を含んでいます。そのため、一概に悪い食品とは言えません。しかし、低脂質ダイエットを実践する方にとっては、テンペの摂取には注意が必要です。脂質含有量が高いため、摂取量を制限し、他の低脂質食品とのバランスを考えることが重要です。低脂質ダイエットを成功させるためには、食品選びに注意し、バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
最後に、テンペの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「テンペ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 180 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 15.4 | g | |
└糖質 | 10.2 | g | 低い |
└食物繊維 | 10.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 15.8 | g | 多い |
脂質 | 9.0 | g | 普通 |
「テンペ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 57.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.0 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「テンペ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 730 | mg | 多い |
カルシウム | 70 | mg | 多い |
マグネシウム | 95 | mg | 多い |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 2.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.7 | mg | 多い |
銅 | 0.52 | mg | 多い |
マンガン | 0.80 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 76 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 8.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.0 | mg | 多い |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.08 | mg | 多い |
ビオチン | 20.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
丸大豆製品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
テンペと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。