このページではグリンピース(揚げ豆)のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
グリンピース(揚げ豆)のカロリーは375kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ソラレピ
グリンピース(揚げ豆)の可食部100gあたりのカロリーは、375kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中176位です。これは多い順にすると上位11%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「豆」ジャンルのでグリンピース(揚げ豆)のカロリーを評価すると、68件中9位です。これは上位から13%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 375Kcal |
全体での評価 | 176位 / 1592件中(上位11%…高い) |
「豆」ジャンル内での評価 | 9位 / 68件中(上位13%…高い) |
グリンピース(揚げ豆)はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜグリンピース(揚げ豆)のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ソラレピ
グリンピース(揚げ豆)のカロリーが高い理由
グリンピース(揚げ豆)は、可食部100gあたり375kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから考えてみましょう。
糖質が多い
グリンピース(揚げ豆)は、可食部100gあたり45.2gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として働きますが、摂りすぎると体内で脂肪に変わる可能性があります。そのため、糖質が多いことがカロリーの高さにつながっていると考えられます。
食物繊維が多い
グリンピース(揚げ豆)には、可食部100gあたり19.6gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多いことで、食べ応えがあり、カロリーの高さを感じることができるのかもしれません。
タンパク質が多い
グリンピース(揚げ豆)は、可食部100gあたり20.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても重要な役割を果たします。タンパク質は糖質や脂質に比べてカロリーは低いですが、グリンピース(揚げ豆)には多く含まれているため、カロリーの高さに寄与していると考えられます。
脂質が多い
グリンピース(揚げ豆)には、可食部100gあたり11.6gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源としても重要な役割を果たしますが、摂りすぎると体内で脂肪に蓄積される可能性があります。そのため、脂質が多いことがカロリーの高さに寄与していると考えられます。
以上のように、グリンピース(揚げ豆)のカロリーが高い理由は、糖質、食物繊維、タンパク質、脂質の含有量が多いことによるものと考えられます。これらの栄養素は、エネルギー源として重要な役割を果たしていますが、摂りすぎには注意が必要です。バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「グリンピース(揚げ豆)」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 45.2g | 4 | 180.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 19.6g | 2 | 39.2kcal |
たんぱく質 | 20.8g | 4 | 83.2kcal |
脂質 | 11.6g | 9 | 104.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「グリンピース(揚げ豆)」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、180.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
グリンピース(揚げ豆)は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
グリンピース(揚げ豆)は、低糖質ダイエットに使える?
豆(豆加工品)の「グリンピース(揚げ豆)」は、糖質量が45.2gで、低糖質ダイエットには不向きです。
グリンピース(揚げ豆)の糖質量は45.2g
グリンピース(揚げ豆)は、一見ヘルシーなおやつやおかずとして人気がありますが、実は糖質量が45.2gも含まれています。糖質制限を行っている方や低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この糖質量はかなり高いと言えるでしょう。
低糖質ダイエットに不向きな理由
低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取量を制限することがポイントです。糖質量が高い食品は避ける必要があります。グリンピース(揚げ豆)の糖質量は非常に高く、一袋あたりの糖質量だけでほぼ一日の摂取目安を超えてしまいます。
糖質量が高い食品の注意点
糖質量が高い食品を摂取すると、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が促されます。この結果、脂肪の蓄積や体重増加のリスクが高まる可能性があります。また、血糖値の急激な上昇と下降によって、空腹感や食欲のコントロールが難しくなることも考えられます。
代替として選ぶべき食品
低糖質ダイエットを実践する場合、グリンピース(揚げ豆)の代わりに糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、アーモンドやピスタチオなどのナッツ類は、糖質量が低く、食物繊維や良質な脂質も含まれています。また、野菜や魚、豆腐なども低糖質であり、バランスの取れた食事になります。
まとめ
グリンピース(揚げ豆)は、糖質量が45.2gと非常に高く、低糖質ダイエットには不向きです。糖質制限を行っている方や低糖質ダイエットを実践している方は、代わりに糖質量の少ない食品を選ぶことをおすすめします。バランスの取れた食事を心がけ、健康的なダイエットを目指しましょう。
グリンピース(揚げ豆)は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:サントリー
グリンピース(揚げ豆)は、低脂質ダイエットに不向き
豆(豆加工品)の中でも、グリンピース(揚げ豆)は一般的に低脂質とされています。しかし、実際のグリンピース(揚げ豆)の脂質含有量を見てみると、11.6gという数値が示されています。
低脂質ダイエットを目指す方にとっては、この数値はやや高めです。脂質の摂取を抑えることが重要なダイエットでは、グリンピース(揚げ豆)は避けるべき食品と言えるでしょう。
グリンピース(揚げ豆)の脂質含有量
グリンピース(揚げ豆)の脂質含有量が11.6gであることは、一般的な豆加工品と比較しても高い数値です。低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取を制限することが求められますが、グリンピース(揚げ豆)はその目的には適していないと言えます。
脂質制限の重要性
脂質は、エネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める要因となります。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取を抑えることで、体重管理や健康維持に役立ちます。
グリンピース(揚げ豆)の代替品
低脂質ダイエットを実践する際には、グリンピース(揚げ豆)の代替品を選ぶことが重要です。例えば、生のグリーンピースや他の種類の豆を選ぶことで、脂質摂取を抑えることができます。
まとめ
グリンピース(揚げ豆)は、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その脂質含有量が11.6gという数値からも分かるように、脂質の摂取を制限する目的には適していません。低脂質ダイエットを実践する際には、グリンピース(揚げ豆)の代替品を選ぶことが大切です。生のグリーンピースや他の種類の豆を選ぶことで、健康的なダイエットを実現しましょう。
最後に、グリンピース(揚げ豆)の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「グリンピース(揚げ豆)」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 375 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 58.8 | g | |
└糖質 | 45.2 | g | 多い |
└食物繊維 | 19.6 | g | 多い |
たんぱく質 | 20.8 | g | 多い |
脂質 | 11.6 | g | 多い |
「グリンピース(揚げ豆)」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 5.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.2 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「グリンピース(揚げ豆)」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 350 | mg | 多い |
カリウム | 850 | mg | 多い |
カルシウム | 88 | mg | 多い |
マグネシウム | 110 | mg | 多い |
リン | 450 | mg | 多い |
鉄 | 5.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.5 | mg | 多い |
銅 | 0.62 | mg | 多い |
マンガン | 0.90 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 26 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 5.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
ビタミンK | 24 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.52 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
グリンピース(揚げ豆)と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。