このページでは、野菜のもやしを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
もやしのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはもやしの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 29 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 1.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.6 | g | 低い |
脂質 | 1.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(もやし類) だいずもやし 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、もやしがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
もやしはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
もやしとは?どんな食材?
もやしは、野菜の一種であり、日本料理においてよく使われる食材です。もやしは、豆類や穀類の種子を発芽させたものであり、主に大豆や緑豆、小麦などの種子から作られます。もやしは、栄養価が高く、食物繊維やビタミンC、カルシウムなどが豊富に含まれています。
もやしの特徴
もやしは、その特徴的な見た目からも容易に識別することができます。もやしは、白くて細長い形状をしており、根元には小さな黄色い芽があります。また、もやしは、食感がシャキシャキとしており、さっぱりとした味わいが特徴です。そのため、もやしは、サラダや炒め物、スープなど、さまざまな料理に幅広く使われています。
もやしの利用方法
もやしは、そのまま生で食べることもできますが、衛生面の観点から、事前に茹でたり炒めたりすることが一般的です。もやしは、短時間で調理ができるため、忙しい日常生活でも手軽に利用することができます。また、もやしは、他の野菜や肉との相性も良く、さまざまな料理にアレンジすることができます。例えば、もやしを炒め物に加えることで、食材の歯ごたえや風味を引き立てることができます。
以上のように、もやしは、栄養価が高く、食感がシャキシャキとしており、さまざまな料理に利用することができる野菜の一種です。日本料理を中心に、世界中で広く愛されている食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はもやしがダイエットにどう役立つか説明します!
もやしはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
もやしの栄養データ
もやしは、可食部100gあたりで以下のような栄養成分を含んでいます。
- カロリー:29kcal(かなり低い)
- 炭水化物:2.5g
- 糖質:1.2g(かなり低い)
- 食物繊維:2.3g(多い)
- タンパク質:3.6g(低い)
- 脂質:1.4g(低い)
- 塩分:0g(無し)
1. 低カロリーである
もやしは、可食部100gあたりでわずか29kcalしか含まれていません。この低カロリーな特性は、ダイエットや体重管理をしている方にとって非常に魅力的です。もやしを食事に取り入れることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 食物繊維が豊富である
もやしは、可食部100gあたりで2.3gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにするため、糖質の吸収を抑えることができます。このため、糖尿病の予防や血糖値のコントロールにも役立つ食材と言えます。
3. 脂質や塩分が少ない
もやしは、可食部100gあたりで脂質が1.4g、塩分が0gしか含まれていません。脂質や塩分の摂り過ぎは、生活習慣病の原因となることがありますが、もやしはその心配がありません。特に塩分は、高血圧や腎臓病のリスクを高めることが知られていますので、塩分制限が必要な方にもおすすめの食材です。
以上のように、もやしは低カロリーでありながら食物繊維が豊富で、脂質や塩分も少ないという特徴があります。これらの特性から、もやしは健康的な食事に役立つ食材と言えます。日常の食事にもやしを取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取を促し、健康的な生活をサポートすることができます。
おすすめ:もやしのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
もやしに含まれる無機質の栄養を解説!
もやしの特徴
もやしは、無機質栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. ナトリウムが低い
もやしは、可食部100gあたりのナトリウム含有量が3mgと非常に低いです。ナトリウムは高血圧や水分バランスに関わるため、塩分制限が必要な方には適している食材です。
2. ヨウ素やセレンが多い
もやしには、ヨウ素やセレンといった栄養素が多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に関与し、セレンは抗酸化作用や免疫機能の維持に役立ちます。これらの栄養素は、健康維持に重要な役割を果たしています。
3. クロムが無し
もやしには、クロムが含まれていません。クロムは血糖値の調節に関与し、糖尿病の予防や管理に役立つとされていますが、もやしからは摂取できません。そのため、クロムを摂取するためには他の食材を取り入れる必要があります。
以上のように、もやしはナトリウムが低く、ヨウ素やセレンが多いという特徴を持っています。ただし、クロムは含まれていないため、クロムの摂取には他の食材を選ぶ必要があります。
もやしに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
もやしに含まれるビタミンAは、レチノールが0 μgであり、ほとんど含まれていません。しかし、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量の含有量はそれぞれ1 μg、21 μg、1 μg、22 μgと、多く含まれています。これらの成分は体内でビタミンAに変換されるため、もやしはビタミンAを補うのに適した食材と言えます。また、レチノール活性当量は2 μgで、普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
もやしに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.3 mgで、普通の量です。一方、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの含有量はそれぞれ0.1 mg、1 mg、0.5 mgと、多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。もやしにはビタミンEが豊富に含まれているため、健康維持に役立つ食材と言えます。
3. その他のビタミンの特徴
もやしにはビタミンKが71 μg、ビタミンB1が0.08 mg、ビタミンB2が0.06 mg、ナイアシンが0.4 mg、ビタミンB6が0.08 mg、パントテン酸が0.24 mg、ビオチンが4.9 μg、ビタミンCが4 mgと、それぞれ多く含まれています。これらのビタミンは、体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。もやしはこれらのビタミンをバランスよく摂取するのに適した食材と言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はもやしの使用例としてレシピをご紹介します。
もやしを使ったレシピ20選!
#1 もやしのオートミールハンバーグ
もやし、しいたけ、オートミール、ブロッコリー、溶き卵、オリーブオイル、塩コショウ、おろしにんにく、片栗粉、等
もやしとオートミールを使った、主食にぴったりなハンバーグのレシピ。お肉なしで作る珍しいハンバーグです。…
レシピを見る#2 もやしの海鮮プルコギ風炒め
シーフードミックス、もやし、ピーマン、赤パプリカ、玉ねぎ、しいたけ、ごま油、塩コショウ、白いりごま、等
もやしとシーフードミックスを使った、野菜たっぷりプルコギ炒めのレシピ。野菜不足解消にもってこいのお料理です。…
レシピを見る#3 もやし入りカレー春巻きのレシピ
豚こま肉、ごま油、ケチャップ、中農ソース、カレー粉、おろしにんにく、ブラックペッパー、もやし、大葉、等
このレシピは、もやし入りカレー春巻きのレシピです。豚こま肉を炒め、ケチャップや中農ソースなどを加えて炒め煮にします。…
レシピを見る#4 さつま揚げともやしのあんかけ焼そば
焼そば麺、さつま揚げ、もやし、小ねぎ、しょうゆ、砂糖、オイスターソース、鶏ガラスープの素、ごま油、等
さつま揚げと焼きそば麺を使った、主食にぴったりなあんかけ焼きそばのレシピ。お肉を使わない珍しいあんかけ焼きそばです。…
レシピを見る#5 水っぽさなし&ばっちり決まる黄金比!基本のもやしナムル
もやし、カニカマ、鶏ガラスープの素、しょうゆ、砂糖、ごま油、白ごま
もやしを使った、もやしナムルのレシピ。もやしはしっかり絞り、レンジで加熱して下味をつけます。…
レシピを見る#6 刻みもやしのシャキシャキが美味!はんぺんのカレーつくねバーグ
はんぺん、もやし、セロリ、にんじん、ベビーリーフ、オリーブオイル、カレー粉、しょうゆ、塩コショウ、等
はんぺんともやしを使った、ダイエット中の食事におすすめなつくねのレシピ。野菜たっぷりで栄養満点の一品です。…
レシピを見る#7 もちシャキ食感がクセになる!「えのきともやしのオートミールチヂミ」
オートミール、えのき、もやし、ニラ、にんじん、鶏ガラスープの素、ごま油、しょうゆ、白いりごま、等
えのきともやしのオートミールチヂミのレシピ。えのき、もやし、ニラ、にんじんを切って、オートミールと卵、水、調味料を混ぜ合わせます。…
レシピを見る#8 無限おかず!「ピーマンともやしのナムル」
ピーマン、もやし、ニンニク、唐辛子、上白糖、鶏ガラスープの素、薄口醤油、白ごま、ごま油、等
ピーマンともやしを使った、ナムルのレシピ。ピーマンは細切りにし、レンチン。…
レシピを見る#9 豚こま+キャベツ+もやしかさ増しの節約とん平焼き
水溶き片栗粉、豚小間肉、ミックスキャベツ、もやし50g塩コショウ少々
豚小間肉と卵を使った、おつまみにおすすめなとん平焼きのレシピ。ミックスキャベツを使えば包丁いらず。…
レシピを見る#10 もやしつくねの和風あんかけ
鶏ひき肉、もやし、豆腐、ひじき、片栗粉、塩コショウ、サラダ油、麺つゆ、水溶き片栗粉、等
もやしと鶏ひき肉で作る、混ぜて焼くだけの和風あんかけレシピ。包丁とまな板いらず。…
レシピを見る#11 水っぽさ解消!簡単に味が決まる基本の「もやし炒め」
緑豆もやし、キャベツ、豚こま切れ肉、ニンニク、輪切り唐辛子、米油、鶏ガラスープの素、濃口醤油、黒胡椒、等
もやし炒めを作るために、もやしを塩揉みして水っぽさを解消し、キャベツと豚こま切れ肉をカットします。ニンニクを弱火で炒め、豚肉を加えて炒めます。…
レシピを見る#12 もやしのとんこつラーメン風
もやし、ニラ、しめじ、ロースハム、ごま油、無調整豆乳、刻みネギ、紅しょうが、鶏ガラスープの素、等
もやしを使った、麺を使わないとんこつラーメンのレシピ。鶏がらスープの素と豆乳で作るスープは奥深い味わいです。…
レシピを見る#13 節約食材と焼肉のタレで簡単!「鶏むね肉ともやしのチャプチェ風」
鶏むね肉、もやし、ニラ、玉ねぎ、しいたけ、赤パプリカ、ごま油、塩コショウ、白いりごま、等
鶏むね肉ともやしのチャプチェ風のレシピ。ニラやしいたけ、赤パプリカなどの具材を切り、鶏むね肉は料理酒と片栗粉で下味をつけます。…
レシピを見る#14 ツナと豆苗の韓国風もやし炒め
ツナ缶、豆苗、もやし、キムチ、塩コショウ、ごま油、ごま油、醤油、コチュジャン、等
ツナと豆苗を使った、フライパン一つで作れる炒め物のレシピ。豆苗はハサミで切るだけ。…
レシピを見る#15 もやしと長ねぎがあったらこれ!「豚肉と長ねぎ、豆もやしの塩炒め」
豚こま切れ肉、豆もやし、長ねぎ、ニンニク、ごま油、白胡椒、鶏ガラスープの素、レモンジュース、輪切り唐辛子、等
豚こま切れ肉と長ねぎの塩炒めのレシピ。長ねぎとニンニクをごま油で炒め、豚こま切れ肉を加えて炒めます。…
レシピを見る#16 節約食材でさっぱり低カロリー!「鶏むね肉ともやしのポン酢蒸し」
鶏むね肉、もやし、にんじん、しめじ、しそ、しょうが、塩コショウ、料理酒、片栗粉、等
鶏むね肉ともやしのポン酢蒸しのレシピ。鶏むね肉を薄切りにし、にんじんは薄めに切ります。…
レシピを見る#17 これ1品で大皿メイン!豚ロースともやしのにんにく風味味噌炒め
豚ロース薄切り肉、玉ねぎ、もやし、黒こしょう、バター、サラダ油、みそ、砂糖、しょうゆ、等
豚ロース肉ともやしを使った、お財布に優しいみそ炒めのレシピ。材料はたったの3つ。…
レシピを見る#18 大量消費!保存に便利!「三つ葉ともやしのナムル」
三つ葉、もやし、ニンニク、白ごま、ごま油、黒胡椒、薄口醤油
三つ葉ともやしを使った、ナムルのレシピ。三つ葉はザクザクと切って、もやしはサッとボイルして冷まします。…
レシピを見る#19 やみつき副菜♪ もやしときゅうりのナムル
白いりごま、砂糖、しょうゆ、ごま油
あと一品欲しい時に最適。簡単時短で作れるもやしときゅうりのナムルのレシピ。…
レシピを見る#20 もやしとさば缶の炒め物~みそ風味
もやし、さばの味噌煮缶(市販品)、おろししょうが、カレー粉
サバの味噌煮缶ともやしで簡単にできる一品。サバ缶は先に缶の中で軽くほぐすのがポイントです。…
レシピを見る最後に、もやしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「もやし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 29 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 2.5 | g | |
└糖質 | 1.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 3.6 | g | 低い |
脂質 | 1.4 | g | 低い |
「もやし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 7 | % | 特になし |
水分 | 92.0 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | Tr | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「もやし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 25 | mg | 普通 |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 54 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 57 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 21 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 22 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
ビタミンK | 71 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.06 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | Tr | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
廃棄部位: 種皮及び損傷部/硝酸イオン: 0 g
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。