このページではやまといものカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
やまといものカロリーは119kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:味の素
やまといもの可食部100gあたりのカロリーは、119kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中871位です。これは多い順にすると上位54%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでやまといものカロリーを評価すると、55件中23位です。これは上位から41%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 119Kcal |
全体での評価 | 871位 / 1592件中(上位54%…平均的) |
「芋」ジャンル内での評価 | 23位 / 55件中(上位41%…平均的) |
やまといもはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜやまといものカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜやまといものカロリーは平均的なのか?
やまといものカロリーは、可食部100gあたり119kcalで、「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら解説します。
カロリー
やまといものカロリーは、可食部100gあたり119kcalとなっています。この値は他の食材と比較して平均的な範囲にあるため、「平均的」と評価されています。
糖質
やまといもの糖質は、可食部100gあたり26.3gであり、「普通」と評価されています。糖質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。やまといもの糖質量は適度な範囲にあり、バランスの取れた食事に適しています。
食物繊維
やまといもは食物繊維が多く含まれており、可食部100gあたり2.5gとなっています。食物繊維は腸内環境を整える役割や便通を促進する効果があります。やまといもの食物繊維量は多いため、消化をサポートする助けになります。
タンパク質
やまといものタンパク質は、可食部100gあたり4.5gとなっています。タンパク質は体の構成要素であり、筋肉や臓器の形成や修復に関与しています。やまといものタンパク質量は低いため、他の食材と組み合わせてバランスの取れた食事を摂ることが重要です。
脂質
やまといもの脂質は、可食部100gあたり0.2gとなっています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。やまといもの脂質量は低いため、バランスの取れた食事に適しています。
以上の栄養データから、やまといもはカロリーを含めた栄養バランスが平均的であると評価されています。食事のバリエーションを豊かにするためにも、やまといもを取り入れることはおすすめです。ただし、個々の体質や健康状態に合わせて摂取量を調整することが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「やまといも」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 26.3g | 4 | 105.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.5g | 2 | 5kcal |
たんぱく質 | 4.5g | 4 | 18kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「やまといも」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、105.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
やまといもは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
やまといもは、低糖質ダイエットに使える?
やまといもは、糖質量が26.3gとされていますが、低糖質ダイエットには不向きな食材です。
やまといもの糖質量
やまといもは、一般的には健康食材として知られていますが、実は糖質量が26.3gと高いです。糖質制限を目指す方にとっては、この糖質量はかなり高いと言えます。
低糖質ダイエットの目標
低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることを目標としています。血糖値が上昇すると、インスリンの分泌が促され、脂肪の蓄積が進んでしまいます。そのため、糖質の摂取を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促すことができます。
やまといもの糖質制限に向かない理由
やまといもは、糖質量が高いことから、低糖質ダイエットには向かない食材と言えます。糖質制限を目指す場合、やまといもを摂取することで、糖質の摂取量が増えてしまいます。その結果、血糖値の上昇を抑えることが難しくなり、脂肪燃焼が妨げられる可能性があります。
代替となる食材
やまといもが低糖質ダイエットに向かない場合でも、他の食材を利用することで、糖質制限を実践することができます。例えば、大根やキャベツなどの野菜は糖質量が低く、食物繊維も豊富です。これらの野菜を積極的に摂取することで、満腹感を得ることができます。
まとめ
やまといもは、糖質量が26.3gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食材です。糖質制限を目指す場合は、やまといもの摂取を控え、代わりに糖質量の低い野菜などを積極的に摂取することが重要です。健康的なダイエットを目指す際には、栄養バランスを考えながら食事をすることが大切です。
やまといもは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヒガシマル
やまといもは、低脂質ダイエットに使える?
やまといもは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として注目されています。その理由は、やまといもが含む脂質の量が非常に少ないことにあります。実際、やまといも100gあたりの脂質の量はわずか0.2gです。
やまといもの低脂質効果
やまといもには、低脂質ダイエットに効果的な特徴があります。まず、低脂質な食材を摂取することで、カロリー摂取を抑えることができます。脂質は他の栄養素と比べてカロリーが高いため、脂質の摂取量を減らすことはダイエットにおいて重要なポイントです。やまといもは脂質がほとんど含まれていないため、低カロリーな食材として適しています。
やまといもの栄養価
やまといもは低脂質だけでなく、他の栄養素も豊富に含まれています。例えば、やまといもには食物繊維が多く含まれており、腸の働きを促進し便秘の予防や改善に役立ちます。また、ビタミンCやビタミンB群も含まれており、美肌や疲労回復にも効果的です。
やまといもの調理方法
やまといもを低脂質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。油を使わずに蒸したり、オーブンで焼いたりすることで、脂質の摂取量をさらに減らすことができます。また、やまといもをスライスしてチップスにしたり、サラダに加えたりすることもおすすめです。
まとめ
やまといもは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低カロリーでありながら栄養価も高く、脂質の摂取量を抑えることができます。また、調理方法にも工夫すれば、より効果的にやまといもを活用することができます。ぜひ、やまといもを取り入れて健康的なダイエットを実践してみてください。
最後に、やまといもの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やまといも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 119 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.1 | g | |
└糖質 | 26.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 4.5 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「やまといも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 10 | % | 特になし |
水分 | 66.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「やまといも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 12 | mg | 普通 |
カリウム | 590 | mg | 多い |
カルシウム | 16 | mg | 普通 |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 72 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.16 | mg | 多い |
マンガン | 0.27 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.13 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.54 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
別名: やまいも/伊勢いも、丹波いもを含む/廃棄部位: 表層及びひげ根
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
やまといもと同じ芋のお芋ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
きくいも(生) | 66 | 12.2 | 1.9 | 0.4 | 1.9 |
さといも | 53 | 10.5 | 1.5 | 0.1 | 2.3 |
みずいも | 111 | 25.3 | 0.7 | 0.4 | 2.2 |
やつがしら | 94 | 18.6 | 3.0 | 0.7 | 2.8 |
じゃがいも | 59 | 8.5 | 1.8 | 0.1 | 8.9 |
じゃがいも(水煮) | 71 | 13.9 | 1.7 | 0.1 | 3.1 |
いちょういも | 108 | 22.2 | 4.5 | 0.5 | 1.4 |
ながいも | 64 | 13.8 | 2.2 | 0.3 | 1.0 |
やまといも | 119 | 26.3 | 4.5 | 0.2 | 2.5 |
じねんじょ | 118 | 25.7 | 2.8 | 0.7 | 2.0 |
だいじょ | 102 | 23.1 | 2.6 | 0.1 | 2.2 |
きくいも(水煮) | 51 | 8.7 | 1.6 | 0.5 | 2.1 |
さつまいも | 127 | 30.5 | 0.9 | 0.5 | 2.8 |
むらさきいも | 123 | 29.2 | 1.2 | 0.3 | 2.5 |
セレベス | 80 | 17.3 | 2.2 | 0.3 | 2.3 |
たけのこいも | 97 | 20.6 | 1.7 | 0.4 | 2.8 |
ヤーコン | 52 | 11.3 | 0.6 | 0.3 | 1.1 |
アメリカほどいも(生) | 146 | 26.8 | 5.9 | 0.6 | 11.1 |
アメリカほどいも(ゆで) | 144 | 28.5 | 6.0 | 0.8 | 8.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。