このページではだいじょのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
だいじょのカロリーは102kcal(100gあたり)!これってどうなの?
だいじょの可食部100gあたりのカロリーは、102kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中944位です。これは多い順にすると上位59%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでだいじょのカロリーを評価すると、55件中27位です。これは上位から49%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 102Kcal |
全体での評価 | 944位 / 1592件中(上位59%…やや低い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 27位 / 55件中(上位49%…平均的) |
だいじょはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜだいじょのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
カロリーがやや低い理由
「だいじょ」のカロリーは可食部100gあたり102kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を見ていきましょう。
糖質の量は普通
「だいじょ」の糖質は可食部100gあたり23.1gと「普通」の範囲にあります。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は体に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、「だいじょ」は糖質の量を適度に抑えていると言えます。
食物繊維の量は多い
「だいじょ」は可食部100gあたり2.2gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整えたり、便通を促進するなどの役割を果たします。食物繊維は満腹感をもたらすため、カロリーが低い「だいじょ」はダイエットにも適していると言えます。
タンパク質と脂質の量は低い
「だいじょ」のタンパク質は可食部100gあたり2.6g、脂質は0.1gといずれも「低い」です。タンパク質は筋肉の構成要素であり、脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、「だいじょ」はタンパク質と脂質の量を控えめにしていると言えます。
まとめ
「だいじょ」のカロリーがやや低い理由は、糖質・タンパク質・脂質の量を適度に抑えていること、また食物繊維の量が多いことが挙げられます。これらの特徴から、「だいじょ」は健康的な食材として選ばれることが多いのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「だいじょ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 23.1g | 4 | 92.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.2g | 2 | 4.4kcal |
たんぱく質 | 2.6g | 4 | 10.4kcal |
脂質 | 0.1g | 9 | 0.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「だいじょ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、92.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
だいじょは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
だいじょは、低糖質ダイエットに使える?
芋(お芋)の「だいじょ」は、糖質量が23.1gで、した。
だいじょは低糖質ダイエットに不向き
低糖質ダイエットは、最近注目されている健康法の一つです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪を減らすことができるとされています。しかし、その中で「だいじょ」は、低糖質ダイエットには不向きな食材とされています。
糖質量が23.1g
「だいじょ」は、一般的な芋と比べて糖質量が23.1gもあります。この糖質量は、低糖質ダイエットを行う上で制限が必要な範囲を超えています。糖質を制限することで効果を得るためには、一食あたりの糖質摂取量を20g以下に抑える必要がありますので、「だいじょ」はその制限を超えてしまいます。
糖質制限のポイント
低糖質ダイエットを行う際には、以下のポイントに注意する必要があります。
1. 糖質量の確認: 食品の糖質量を確認し、一食あたりの糖質摂取量を制限することが重要です。特に炭水化物の多い食材には注意が必要です。
2. 代替食材の選択: 糖質量の少ない食材を選ぶことで、糖質摂取を抑えることができます。例えば、野菜や魚、肉などが糖質量が比較的少ない食材です。
3. 食事のバランス: 糖質制限を行う際には、他の栄養素をバランスよく摂取することも重要です。食事のバランスを考えながら、糖質制限を行いましょう。
まとめ
「だいじょ」は、糖質量が23.1gと高く、低糖質ダイエットには不向きな食材です。糖質制限を行う際には、糖質量の確認や代替食材の選択、食事のバランスなどを考慮しましょう。低糖質ダイエットを成功させるためには、正しい知識と食事の工夫が必要です。
だいじょは、低脂質ダイエットに使える!?
だいじょは、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や生活習慣の改善に効果的な方法として知られています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重増加や様々な健康問題の原因になります。
だいじょの低脂質
芋(お芋)の「だいじょ」は、低脂質が0.1gと非常に低いことが特徴です。低脂質の食材を選ぶことは、ダイエットや健康維持において重要です。だいじょは、その点で優れた選択肢と言えるでしょう。
低脂質ダイエットの効果
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで体重を減らす効果があります。脂肪は高カロリーであり、摂りすぎると体脂肪が増えてしまいます。しかし、脂質は必要な栄養素でもあるため、完全に摂取を避けることはできません。
だいじょの低脂質は、低カロリーでありながら必要な栄養素も含んでいるため、低脂質ダイエットに特に効果的と言えます。だいじょを食事に取り入れることで、脂質摂取量を制限しながらも満足感を得ることができます。
だいじょの利用方法
だいじょは、さまざまな料理に利用することができます。蒸したり、焼いたり、煮たりすることで美味しく食べることができます。また、だいじょをスープやサラダに加えることもできます。
低脂質ダイエットを実践する際には、バランスの取れた食事と適度な運動も重要です。ただし、だいじょの低脂質は、ダイエットにおいて有益な選択肢となり得ます。
まとめ
だいじょは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。その低脂質の特徴から、脂質摂取量を制限しながらも満足感を得ることができます。バランスの取れた食事と適度な運動と合わせて、だいじょを利用することで健康的な体重管理や生活習慣の改善に役立てましょう。
最後に、だいじょの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「だいじょ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 25.0 | g | |
└糖質 | 23.1 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.2 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.6 | g | 低い |
脂質 | 0.1 | g | 低い |
「だいじょ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 71.2 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「だいじょ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 20 | mg | 普通 |
カリウム | 490 | mg | 多い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 57 | mg | 普通 |
鉄 | 0.7 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.3 | mg | 普通 |
銅 | 0.24 | mg | 多い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.28 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.45 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 17 | mg | 多い |
別名: やまいも、だいしょ/廃棄部位: 表層
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
だいじょと同じ芋のお芋ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
きくいも(生) | 66 | 12.2 | 1.9 | 0.4 | 1.9 |
さといも | 53 | 10.5 | 1.5 | 0.1 | 2.3 |
みずいも | 111 | 25.3 | 0.7 | 0.4 | 2.2 |
やつがしら | 94 | 18.6 | 3.0 | 0.7 | 2.8 |
じゃがいも | 59 | 8.5 | 1.8 | 0.1 | 8.9 |
じゃがいも(水煮) | 71 | 13.9 | 1.7 | 0.1 | 3.1 |
いちょういも | 108 | 22.2 | 4.5 | 0.5 | 1.4 |
ながいも | 64 | 13.8 | 2.2 | 0.3 | 1.0 |
やまといも | 119 | 26.3 | 4.5 | 0.2 | 2.5 |
じねんじょ | 118 | 25.7 | 2.8 | 0.7 | 2.0 |
だいじょ | 102 | 23.1 | 2.6 | 0.1 | 2.2 |
きくいも(水煮) | 51 | 8.7 | 1.6 | 0.5 | 2.1 |
さつまいも | 127 | 30.5 | 0.9 | 0.5 | 2.8 |
むらさきいも | 123 | 29.2 | 1.2 | 0.3 | 2.5 |
セレベス | 80 | 17.3 | 2.2 | 0.3 | 2.3 |
たけのこいも | 97 | 20.6 | 1.7 | 0.4 | 2.8 |
ヤーコン | 52 | 11.3 | 0.6 | 0.3 | 1.1 |
アメリカほどいも(生) | 146 | 26.8 | 5.9 | 0.6 | 11.1 |
アメリカほどいも(ゆで) | 144 | 28.5 | 6.0 | 0.8 | 8.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。