このページではセレベスのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
セレベスのカロリーは80kcal(100gあたり)!これってどうなの?
セレベスの可食部100gあたりのカロリーは、80kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1068位です。これは多い順にすると上位67%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「芋」ジャンルのでセレベスのカロリーを評価すると、55件中33位です。これは上位から60%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 80Kcal |
全体での評価 | 1068位 / 1592件中(上位67%…やや低い) |
「芋」ジャンル内での評価 | 33位 / 55件中(上位60%…やや低い) |
セレベスはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜセレベスのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
セレベスのカロリーはやや低い理由
セレベスのカロリーは、可食部100gあたり80kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質
セレベスの糖質は、可食部100gあたり17.3gで「普通」と評価されています。糖質が多い食材はカロリーも高くなりがちですが、セレベスは糖質の量が適度であり、カロリーを抑えることに貢献しています。
食物繊維
セレベスには、可食部100gあたり2.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は消化吸収がゆっくりであり、満腹感を与える効果があります。そのため、食物繊維が多い食材はカロリーを抑える助けになることがあります。
タンパク質
セレベスのタンパク質は、可食部100gあたり2.2gで「低い」と評価されています。タンパク質は筋肉の形成や修復に必要な栄養素ですが、過剰摂取はカロリーを増やす原因になります。セレベスはタンパク質の量が適度であり、カロリーを抑える効果があります。
脂質
セレベスの脂質は、可食部100gあたり0.3gで「低い」と評価されています。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂り過ぎると体重増加の原因になります。セレベスは脂質の量が少なく、カロリーを抑える効果があります。
以上のように、セレベスのカロリーがやや低いのは、糖質、タンパク質、脂質の量が適度であり、食物繊維の含有量も多いためです。これらの栄養データを考慮すると、セレベスはカロリーを抑えながらも栄養素を摂取できる優れた食材と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「セレベス」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 17.3g | 4 | 69.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 2.3g | 2 | 4.6kcal |
たんぱく質 | 2.2g | 4 | 8.8kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「セレベス」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、69.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
セレベスは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
セレベスは、低糖質ダイエットに使える?
「セレベス」という芋(お芋)は、糖質量が17.3gと、他の芋類に比べると比較的低めです。しかし、低糖質ダイエットを行う上での適さについては、注意が必要です。
セレベスは低糖質ダイエットに不向き
まず、セレベスの糖質量が17.3gという数値は、一般的な低糖質食品と比べると高めです。低糖質ダイエットでは、通常、1食あたりの糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。そのため、セレベスを低糖質ダイエットに取り入れる場合は、他の食材との組み合わせや量の調整が必要です。
また、セレベスには食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれていますが、同時に炭水化物も多く含まれています。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を制限することが求められますので、セレベスの糖質量には注意が必要です。
バランスの取れた食事が重要
低糖質ダイエットを行う際には、セレベスを含む食材の選択や組み合わせに注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。例えば、セレベスを摂取する場合は、他の糖質の少ない食材と組み合わせることで、糖質摂取量を調整することができます。また、セレベスの摂取量も適度に抑えることが重要です。
低糖質ダイエットは、糖質制限によって体重や血糖値の管理を目指すものですが、健康を損なわないように注意が必要です。個人の体質や目的に合わせて、栄養バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
まとめ
セレベスは、糖質量が17.3gと比較的低めですが、低糖質ダイエットにおいては注意が必要です。糖質摂取量を制限するためには、他の食材との組み合わせや量の調整が必要です。バランスの取れた食事を心掛け、個人の目的や体質に合わせて適切な食事プランを立てることが重要です。
セレベスは、低脂質ダイエットに使える!?
セレベスは、低脂質ダイエットに使える?
お芋の一種である「セレベス」は、低脂質ダイエットに特に効果的と言われています。セレベスは、その特性から、健康を意識する人々に注目されています。
セレベスの低脂質な特徴
セレベスの低脂質ダイエットへの効果について、まずはその低脂質な特徴についてご紹介しましょう。セレベスには、わずか0.3gの脂質しか含まれていません。この低脂質の特性は、ダイエットを意識する人々にとって魅力的なポイントとなっています。
セレベスの栄養価
さらに、セレベスには他の栄養素も豊富に含まれています。例えば、食物繊維やビタミンC、カリウムなどがバランスよく含まれており、健康的な食事に欠かせない栄養素となっています。これらの栄養素は、ダイエット中の栄養バランスを保つのに役立ちます。
セレベスのダイエット効果
セレベスは、低脂質ダイエットに特に効果的です。低脂質でありながら、栄養価が高いため、ダイエット中でも満足感を得ながら食事を楽しむことができます。また、セレベスに含まれる食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の改善にも役立ちます。
セレベスの食べ方
セレベスの食べ方には、様々な方法があります。蒸したり、焼いたり、煮たりと、調理方法も自由自在です。また、そのまま食べても美味しいですが、他の食材と組み合わせても楽しむことができます。例えば、サラダやスープ、煮物などに加えることで、より栄養価の高い食事を摂ることができます。
まとめ
セレベスは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。低脂質でありながら、栄養価が高く、満足感を得ながらダイエットを行うことができます。また、セレベスには食物繊維やビタミンC、カリウムなどの栄養素も豊富に含まれており、健康的な食事をサポートします。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、飽きずに続けることができます。セレベスを取り入れて、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、セレベスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「セレベス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 80 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 19.8 | g | |
└糖質 | 17.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 2.2 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「セレベス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 76.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.8 | g | 多い |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「セレベス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 660 | mg | 多い |
カルシウム | 18 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 97 | mg | 普通 |
鉄 | 0.6 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.15 | mg | 多い |
マンガン | 0.32 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 24 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 14 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 15 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.21 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
別名: あかめいも/廃棄部位: 表層
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
セレベスと同じ芋のお芋ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
きくいも(生) | 66 | 12.2 | 1.9 | 0.4 | 1.9 |
さといも | 53 | 10.5 | 1.5 | 0.1 | 2.3 |
みずいも | 111 | 25.3 | 0.7 | 0.4 | 2.2 |
やつがしら | 94 | 18.6 | 3.0 | 0.7 | 2.8 |
じゃがいも | 59 | 8.5 | 1.8 | 0.1 | 8.9 |
じゃがいも(水煮) | 71 | 13.9 | 1.7 | 0.1 | 3.1 |
いちょういも | 108 | 22.2 | 4.5 | 0.5 | 1.4 |
ながいも | 64 | 13.8 | 2.2 | 0.3 | 1.0 |
やまといも | 119 | 26.3 | 4.5 | 0.2 | 2.5 |
じねんじょ | 118 | 25.7 | 2.8 | 0.7 | 2.0 |
だいじょ | 102 | 23.1 | 2.6 | 0.1 | 2.2 |
きくいも(水煮) | 51 | 8.7 | 1.6 | 0.5 | 2.1 |
さつまいも | 127 | 30.5 | 0.9 | 0.5 | 2.8 |
むらさきいも | 123 | 29.2 | 1.2 | 0.3 | 2.5 |
セレベス | 80 | 17.3 | 2.2 | 0.3 | 2.3 |
たけのこいも | 97 | 20.6 | 1.7 | 0.4 | 2.8 |
ヤーコン | 52 | 11.3 | 0.6 | 0.3 | 1.1 |
アメリカほどいも(生) | 146 | 26.8 | 5.9 | 0.6 | 11.1 |
アメリカほどいも(ゆで) | 144 | 28.5 | 6.0 | 0.8 | 8.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。