このページでは焼き鳥缶詰のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
焼き鳥缶詰のカロリーは173kcal(100gあたり)!これってどうなの?
焼き鳥缶詰の可食部100gあたりのカロリーは、173kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中688位です。これは多い順にすると上位43%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので焼き鳥缶詰のカロリーを評価すると、127件中81位です。これは上位から63%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 173Kcal |
全体での評価 | 688位 / 1592件中(上位43%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 81位 / 127件中(上位63%…やや低い) |
焼き鳥缶詰はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ焼き鳥缶詰のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜ焼き鳥缶詰のカロリーは平均的なのか?
焼き鳥缶詰のカロリーは、可食部100gあたり173kcalで「平均的」と評価されています。この評価は、以下の栄養データを参照して行われました。
糖質の量
焼き鳥缶詰の糖質は、可食部100gあたり11gと「低い」です。糖質の量が低いため、糖質制限をしている方や糖質を控えたい方にとっては適しています。
食物繊維の量
焼き鳥缶詰には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸の働きを促進し、便通を良くする効果がありますが、焼き鳥缶詰にはその効果を期待することはできません。
タンパク質の量
焼き鳥缶詰のタンパク質は、可食部100gあたり18.4gと「多い」です。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、特に運動をしている方や筋肉を増やしたい方にとっては適しています。
脂質の量
焼き鳥缶詰の脂質は、可食部100gあたり7.8gで「普通」です。脂質の量が普通とされる理由は、他の食材と比較して適度な量であるためです。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリー過多になる可能性があるため、適量を摂取することが大切です。
以上の栄養データから、焼き鳥缶詰のカロリーは平均的と評価されています。糖質が低く、タンパク質が多く含まれており、脂質の量も適度です。これらの要素から、バランスの良い食事に取り入れることができると言えます。ただし、個々の体質や健康状態によっては、摂取量には注意が必要です。バランスの良い食事を心がけながら、焼き鳥缶詰を楽しんでいただければ幸いです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「焼き鳥缶詰」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 11.0g | 4 | 44kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.4g | 4 | 73.6kcal |
脂質 | 7.8g | 9 | 70.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「焼き鳥缶詰」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、73.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
焼き鳥缶詰は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
焼き鳥缶詰は、低糖質ダイエットに使える?
焼き鳥缶詰は、糖質量が11gであることがわかりました。しかし、低糖質ダイエットにおいては、焼き鳥缶詰はどちらかというと不向きな食品と言えます。
焼き鳥缶詰の糖質量は控えめ
焼き鳥缶詰に含まれる糖質量は、11gということがわかりました。一般的に、糖質制限を目指す低糖質ダイエットでは、1日に摂取する糖質の量を制限する必要があります。そのため、焼き鳥缶詰の糖質量は控えめと言えるでしょう。
しかし、低糖質ダイエットには不向きな食品
焼き鳥缶詰は、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きな食品と言えます。なぜなら、焼き鳥缶詰には糖質以外にも脂質やタンパク質が含まれており、カロリーも高めです。低糖質ダイエットでは、糖質だけでなく、カロリーの摂取も制限する必要がありますので、焼き鳥缶詰は制限が難しい食品となります。
代わりの食材としての活用が可能
しかし、焼き鳥缶詰は、低糖質ダイエットを行う上で代わりの食材として活用することは可能です。焼き鳥缶詰は、手軽に食べられる上に、鶏肉のタンパク質も摂取できます。糖質制限を意識しながら、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。焼き鳥缶詰を食事の一部として取り入れることで、食事のバリエーションを増やすことができます。
まとめ
焼き鳥缶詰は、糖質量が11gと控えめではありますが、低糖質ダイエットにおいては不向きな食品です。しかし、代わりの食材として活用することは可能であり、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。焼き鳥缶詰を食事の一部として取り入れることで、食事のバリエーションを増やし、飽きることなくダイエットを続けることができます。
焼き鳥缶詰は、低脂質ダイエットに使える!?
焼き鳥缶詰は、低脂質ダイエットに不向き
焼き鳥缶詰は、手軽で美味しいおかずとして人気がありますが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。以下にその理由を説明します。
1. 焼き鳥缶詰の脂質含有量
焼き鳥缶詰の脂質含有量は、一般的に高いです。調査によると、焼き鳥缶詰100gあたりの脂質は約7.8gとされています。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、この量はかなりのものです。
2. 脂質の種類と影響
焼き鳥缶詰に含まれる脂質は、主に飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。飽和脂肪酸は、動脈硬化や心血管疾患のリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットでは、飽和脂肪酸の摂取を制限することが推奨されています。
3. カロリーの問題
焼き鳥缶詰は、脂質だけでなくカロリーも高いです。脂質1gは約9kcalですので、焼き鳥缶詰100gあたりの脂質量である7.8gを計算すると、約70.2kcalになります。低カロリーの食事を心掛けている方にとって、焼き鳥缶詰は避けるべき食品と言えます。
4. 代替品の選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、焼き鳥缶詰の代わりに他の食品を選ぶことが重要です。例えば、鶏むね肉や魚介類などは低脂質であり、栄養価も高いため、ダイエットに適しています。また、焼き鳥缶詰を使用する場合でも、脂質の摂取量を考慮し、他の脂質の少ない食品と組み合わせることが望ましいです。
まとめ
焼き鳥缶詰は、手軽で美味しいですが、低脂質ダイエットには不向きな食品です。脂質含有量が高く、飽和脂肪酸の摂取を制限する必要がある低脂質ダイエットでは、焼き鳥缶詰は避けるべきです。代わりに、鶏むね肉や魚介類などの低脂質な食品を選ぶことをおすすめします。
最後に、焼き鳥缶詰の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「焼き鳥缶詰」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 173 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 8.2 | g | |
└糖質 | 11.0 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.4 | g | 多い |
脂質 | 7.8 | g | 普通 |
「焼き鳥缶詰」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 62.8 | g | 普通 |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 2.8 | g | 多い |
コレステロール | 76 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「焼き鳥缶詰」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 850 | mg | 多い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 21 | mg | 普通 |
リン | 75 | mg | 普通 |
鉄 | 2.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.6 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 15 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 60 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 60 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 21 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.65 | mg | 多い |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
液汁を含んだもの(液汁 33 %)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
焼き鳥缶詰と同じ肉の鶏肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
鶏手羽肉 | 189 | 0.9 | 17.8 | 14.3 | (0) |
鶏胸肉(皮付き) | 133 | 3.6 | 21.3 | 5.9 | (0) |
鶏胸肉(皮なし) | 105 | 3.4 | 23.3 | 1.9 | (0) |
鶏もも肉(皮付き) | 190 | 0.1 | 16.6 | 14.2 | (0) |
鶏ささみ肉 | 98 | 2.8 | 23.9 | 0.8 | (0) |
鶏ひき肉 | 171 | 3.4 | 17.5 | 12.0 | (0) |
鶏ハツ | 186 | 4.6 | 14.5 | 15.5 | (0) |
鶏レバー | 100 | 4.7 | 18.9 | 3.1 | (0) |
すなぎも | 86 | 3.5 | 18.3 | 1.8 | (0) |
鶏皮 | 466 | 4.6 | 9.4 | 48.1 | (0) |
鶏の軟骨 | 54 | 0.5 | 12.5 | 0.4 | (0) |
焼き鳥缶詰 | 173 | 11.0 | 18.4 | 7.8 | (0) |
鶏手羽先肉 | 207 | 0.1 | 17.4 | 16.2 | (0) |
鶏手羽元肉 | 175 | 1.6 | 18.2 | 12.8 | (0) |
鶏ももの唐揚げ | 307 | 17.0 | 24.2 | 18.1 | 0.8 |
チキンナゲット | 235 | 17.1 | 15.5 | 13.7 | 1.2 |
つくね | 235 | 9.1 | 15.2 | 15.2 | (1.9) |
鶏ささみの天ぷら | 192 | 9.6 | 25.7 | 7.4 | - |
鶏ささみのフライ | 246 | 11.1 | 26.8 | 12.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。