このページでは、果物のレモンを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
レモンのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはレモンの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 43 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.5 | g | |
└糖質 | 5.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 4.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、果物分類に所属する正式名称「(かんきつ類) レモン 全果 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、レモンがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
レモンはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
レモンとは?どんな食材?
レモンは、柑橘類の一種であり、酸味のある果物です。その鮮やかな黄色の果皮と、酸味のある果汁が特徴的です。レモンは世界中で広く栽培され、多くの料理や飲み物に利用されています。
レモンの特徴
レモンは、酸味があり爽やかな香りが特徴です。果皮は滑らかで薄く、果汁は透明で酸味が強く、多くのビタミンCを含んでいます。また、レモンの果汁は酸味と爽やかさを料理や飲み物に与えるだけでなく、食材の風味を引き立てる効果もあります。
レモンの使い方
レモンは、料理や飲み物に広く使われています。料理では、魚料理やサラダにレモンの果汁をかけることで、風味を引き立てます。また、レモンの果皮は香りが強く、お菓子や料理の香り付けに利用されることもあります。飲み物では、レモンの果汁を加えたレモネードやカクテルが人気です。レモンの酸味と爽やかさは、暑い季節に特にぴったりです。
以上、レモンの特徴と使い方について説明しました。レモンは酸味があり、料理や飲み物に爽やかさと風味を与える優れた食材です。ぜひ、様々な料理や飲み物でレモンを活用してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はレモンがダイエットにどう役立つか説明します!
レモンはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
レモンは可食部100gあたりのカロリーが43kcalと非常に低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方にとっては嬉しい食材と言えます。レモンを食事に取り入れることで、カロリー摂取量を抑えつつ、満腹感を得ることができます。
2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える
レモンに含まれる糖質は5gとかなり低いです。この特徴から、糖質制限を行っている方や糖尿病の方にとっても適した食材と言えます。糖質の摂取を抑えることで血糖値の上昇を抑えることができ、健康な体を維持することができます。
3. 食物繊維が多く含まれており、腸内環境を改善する
レモンには可食部100gあたりの食物繊維が4.9g含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する働きがあり、便通を促進する効果があります。そのため、レモンを摂取することで便秘の予防や改善に役立ちます。また、食物繊維は満腹感を与えるため、食事の量を抑えることができ、ダイエットにも効果的です。
おすすめ:レモンのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
レモンに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カルシウムが多い
レモンは、可食部100gあたりにおいてカルシウムが67 mg含まれており、多いと言えます。カルシウムは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、レモンを摂取することでカルシウムの補給ができます。
2. ナトリウムが低い
レモンに含まれるナトリウムは4 mgであり、低いと言えます。ナトリウムは適切な量で摂取することが重要であり、高ナトリウムの食品を摂り過ぎると血圧の上昇や体調不良の原因となります。レモンはナトリウムを控えた食事を心掛ける方に適した食材と言えます。
3. 銅とマンガンが普通
レモンに含まれる銅とマンガンは、それぞれ0.08 mgと0.05 mgであり、普通と言えます。銅はヘモグロビンの生成や酵素の働きに関与し、マンガンは抗酸化作用や骨の形成に関与します。レモンを摂取することで、銅とマンガンの適切な摂取量を確保することができます。
以上のように、レモンはカルシウムが多く、ナトリウムが低いという特徴があります。また、銅とマンガンも普通の量が含まれています。これらの栄養データを踏まえると、レモンは健康的な食事に取り入れることができる果物の一つと言えます。
レモンに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
レモンに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは無しです。しかし、β-カロテンは7 μg含まれており、普通の量です。また、β-クリプトキサンチンやβ-カロテン当量も多く、37 μgと26 μg含まれています。レモンのビタミンAは、主にβ-クリプトキサンチンやβ-カロテンによって供給されています。
2. ビタミンEの特徴
レモンに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが1.6 mg含まれており、多い量です。一方、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無しです。レモンのビタミンEは、主にα-トコフェロールによって供給されています。
3. その他のビタミンの特徴
レモンにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。これらのビタミンは、いずれも普通の量であり、バランス良く摂取することができます。また、レモンにはビタミンCが100 mg含まれており、多い量です。ビタミンCは免疫力の向上や抗酸化作用に役立ちます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はレモンの使用例としてレシピをご紹介します。
レモンを使ったレシピ20選!
#1 酸味が爽やか!生ハムのレモンバターンパスタ
レモンの輪切り、生ハム、スパゲッティーニ(太さ1.6mm)、バター、レモン汁、醤油、こしょう、パセリ(みじん切り)
生ハムとレモンを使った、主食にぴったりなパスタのレシピ。レモンベースの珍しいパスタソースでいただきます。…
レシピを見る#2 さっぱりコクうま高タンパク!「鶏むね肉とピーマン・レモンの塩青椒肉絲」
鶏むね肉、たけのこ、ピーマン、赤パプリカ、レモン、片栗粉、ごま油、粗挽き黒こしょう、料理酒、等
鶏むね肉とレモンを使った、塩青椒肉絲のレシピ。鶏肉と野菜を細切りにし、レモンの果汁を絞ります。…
レシピを見る#3 ホットケーキミックスで作るレモンケーキ
無塩バター、グラニュー糖、レモン、ホットケーキミックス、粉糖、レモン果汁、パンプキンシード
ホットケーキミックスを使った、簡単に作れるレモンケーキのレシピ。レモンは皮も使用するので国産のもを。…
レシピを見る#4 レモンパイ
冷凍パイシート、レモン、バター、全卵、卵黄、グラニュー糖、卵白、グラニュー糖、粉糖、等
冷凍パイシートを使った、簡単に作れるレモンパイのレシピ。レモンは皮も使用するので、国産のものを用意して。…
レシピを見る#5 鶏むね肉のレモンマリネ
鶏むね肉、塩、こしょう、小麦粉、オリーブオイル、はちみつ、白ワイン、レモン、粒マスタード
鶏むね肉を使った、作り置きできるマリネのレシピ。レモンは皮ごと使用。…
レシピを見る#6 ツナとアスパラのレモン春雨
ノンオイルツナ缶、春雨、アスパラガス、エリンギ、レモン、ごま油、おろしにんにく、黒こしょう、鶏ガラスープの素、等
このレシピは、ツナとアスパラを使ったレモン春雨の作り方を紹介しています。春雨をレンジで調理し、アスパラとエリンギを斜めに切って加え、レモンとごま油でさっぱりと仕上げます。…
レシピを見る#7 デパ地下お惣菜風!砂肝と新玉ねぎのレモンマリネ
砂肝、新玉ねぎ、粒マスタード、はちみつ、レモン果汁、オリーブオイル、黒胡椒、パセリ
砂肝と新玉ねぎのレモンマリネのレシピ。新玉ねぎは繊維に対して直角に薄くスライスし、砂肝は銀皮を取り除いて薄く切り、茹でます。…
レシピを見る#8 キャベツといかのレモンクリームパスタ
キャベツ、にんにく、バター、生クリーム、レモン汁、こしょう、スパゲッティーニ、いか、レモンの皮、等
キャベツといかのレモンクリームパスタのレシピ。キャベツの芯を潰して使い、キャベツとにんにくをフライパンで炒める。…
レシピを見る#9 さつまいもとレーズンのはちみつレモン
さつまいも、乾燥レーズン、レモン汁、はちみつ
さつまいもと乾燥レーズンを使った、副菜になるはちみつレモンのレシピ。電子レンジで温めるだけ。…
レシピを見る#10 レモンヨーグルトカップケーキ
バター、砂糖、薄力粉、ベーキングパウダー、ギリシャヨーグルト、レモン、生クリーム、砂糖
おやつにおすすめな、ギリシャヨーグルトとレモンを使たカップケーキのレシピ。レモン特有の苦みがでないよう、白い部分は使わないように注意。…
レシピを見る#11 マヨネーズ無しでヘルシー!エビとアボカドのレモンチーズサラダ
エビ、重曹、アボカド、ミニトマト、オリーブオイル、レモン汁、こしょう、粉チーズ
エビとアボカドを使った、レモンチーズサラダのレシピ。エビの下処理をして、重曹で洗いプリプリに仕上げます。…
レシピを見る#12 手羽元の塩麹レモングリル
手羽元、塩麹、レモン、にんにくすりおろし、オリーブオイル
手羽元を開き、レモンを輪切りにして、調味料を入れた密閉袋に入れ、冷凍庫に入れて下準備をします。食べる日には、手羽元を解凍し、アルミホイルを敷いたバットに並べて、魚焼きグリルで12分間焼きます。…
レシピを見る#13 しっとりねぎ塩レモンささみ
鶏ささみ、舞茸、長ねぎ、鶏がらスープの素、ごま油、レモン汁、白ごま、ブラックペッパー
ささ身を使用した、おつまみにぴったりな炒め物のレシピ。塩レモン味はお酒のお供にぴったりな味付けです。…
レシピを見る#14 鮭とブロッコリーのレモン蒸し
ブロッコリー、エリンギ、レモン、ミニトマト、塩コショウ、オリーブオイル
このレシピは、鮭とブロッコリーを使ったレモン蒸しのレシピです。材料を下ごしらえしたあと、鮭をフライパンで焼き、ブロッコリーとエリンギを炒め、レモン汁と酒を加えて蒸し焼きにします。…
レシピを見る#15 ケッパー活用法!白身魚に合うケッパーとハーブのレモンソース
こしょう、強力粉、オリーブオイル、ケッパー、アンチョビ、イタリアンパセリ、オリーブオイル、レモン汁、こしょう、等
鮭を使った、ケッパーとハーブのレモンソースのレシピ。鮭に塩をふり、30分休ませます。…
レシピを見る#16 水切りヨーグルト入り!バスク風レモンチーズケーキ
ヨーグルト、クリームチーズ、甜菜糖、コーンスターチ、レモン汁、ラム酒
水切りヨーグルトを使った、バスク風チーズケーキのレシピ。ヨーグルトとクリームチーズを混ぜ、甜菜糖や卵、コーンスターチ、レモン汁、ラム酒を加えます。…
レシピを見る#17 タレが絶品食欲そそる!パプリカとレモン塩麹ダレの野菜炒め
豚肉、長ネギ、キャベツ、ニンジン、パプリカ、モヤシ、しめじ、ニンニク、塩麹、等
豚肉を使った、レモン塩麹ダレの野菜炒めのレシピ。豚肉に塩麹ダレを揉み込んで下味をつけ、ニンニクと長ネギも加えて香りをプラスします。…
レシピを見る#18 塩レモンチキン
鶏もも肉、レモン、コショウ、ニンニク
時間が無い時にさっと焼いて食べられる塩レモンチキンのレシピ。一晩漬けこんでおく事で焼くだけで主菜が出来上がります。…
レシピを見る#19 チキンソテー おろしレモンソース
鶏もも肉、粗挽きこしょう、大根おろし、パプリカ(粗みじん切り)、ゆでた絹さや(粗みじん切り)、レモン、しょうゆ
大根おろしとレモンでさっぱりといただく、チキンソテーのレシピ。皮目からじっくりと焼いた鶏肉は、余分な脂が落ち皮がパリッと中身はジューシー。…
レシピを見る#20 海老の塩焼き レモンマリネ
ブラックタイガー(大)、レモン汁、オリーブ油、ローズマリー、こしょう
エビをマリネした塩焼きのレシピ。旨味を逃がさないようにするため、殻を付けたまま調理しているのがポイント。…
レシピを見る最後に、レモンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「レモン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 43 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.5 | g | |
└糖質 | 5.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 4.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.7 | g | 低い |
「レモン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 3 | % | 特になし |
水分 | 85.3 | g | 多い |
有機酸 | 3.2 | g | 多い |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「レモン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 130 | mg | 普通 |
カルシウム | 67 | mg | 多い |
マグネシウム | 11 | mg | 低い |
リン | 15 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.05 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 7 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 37 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 26 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.39 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 100 | mg | 多い |
廃棄部位: 種子及びへた
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。