こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。スモークサーモンのトッピングとして使う事の多い「ケッパー」は、他の使い方が分からなくて余らせてしまう事の多い食材です。でも、活用方法が分かれば幅広く使える便利食材。今回は白身魚によく合う簡単なソースとして活用したいと思います。それでは早速作っていきましょう!
鮭のソテー ケッパーとハーブのレモンソースの材料(1人分)
主な材料
鮭切り身 | 1枚 | |
塩 | 小さじ1/4 | |
こしょう | 少々 | |
強力粉 | 大さじ1 | |
オリーブオイル | 大さじ2 |
ソースの材料
ケッパー | 小さじ1 | |
アンチョビフィレ | 1枚 | |
イタリアンパセリみじん切り | 小さじ1 | |
オリーブオイル | 大さじ1 | |
レモン汁 | 小さじ1 | |
塩 | 少々 | |
こしょう | 少々 |
付けあわせ
ベビーリーフ、ミニトマト |
鮭のソテー ケッパーとハーブのレモンソースの作り方
鮭から出てきた水分はしっかり拭き取ろう
塩をふって30分ほどおくと鮭から水分が出てきます。この水分には魚独特の臭みが含まれるので、しっかり拭き取って下さい。
鮭を焼いている時は触りすぎないのがポイント
鮭など魚を焼くときは「触りすぎない」のが大事なポイントです。必要以上にひっくり返したり触ったりすると、身が崩れてボロボロになる原因になってしまいます。
鮭を触るのは「フライパンに入れるとき」「ひっくり返す時」「出す時」に3回だけにして下さい。
ケッパーは万能調味料
ケッパーは地中海沿岸に生息するフウチョウボク科の木のつぼみを酢漬け(もしくは塩漬け)にしたもので、独特の香りと強い塩分が特長の食材です。日本ではあまり馴染みの無い食材ですが、刻んでソースにしたり、ドレッシングに混ぜたり、トマトソースに入れて一緒に煮込んだり、使い方は色々。ちょっとした調味料として重宝します。
ケッパーの香りがプラスされるだけで、いつもとは違うワンランクアップしたお味に仕上がりますよ。
ケッパーとレモンの風味で爽やかな仕上がり!鮭によく合う万能ソース
ケッパーとレモンの酸味や風味が効いて、とても爽やかな仕上がりになりました。アンチョビのコク深い塩味が後を引く美味しさです。今回はソテーした鮭のソースとして使いましたが、サラダのドレッシングとしても美味しく楽しめます。たっぷりのオイルで焼き上げた鮭は、外はカリッと中はふっくらとした仕上がり。爽やかなソースとの相性抜群です。
ケッパーは使い方を知っていれば、色々なお料理で使える万能調味料として活躍してくれます。冷蔵庫に眠らせておくなんてもったいない、是非色々活用してみて下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」