フードコーディネーターのyurikaです。今回は初心者でも失敗しない「基本のピーマンの肉詰め」のレシピをご紹介。一見簡単そうですが、お肉がはがれて崩れてしまったりと意外と失敗しやすい料理です。ポイントを押さえれば型崩れなくきれいに焼けるので、料理初心者さんは必見ですよ。それでは作っていきましょう!
基本のピーマンの肉詰めの材料(8個分)
主な材料
ピーマン | 4個 | |
合いびき肉 | 230g | |
玉ねぎ | 1/2個(100g) | |
塩 | 小さじ1/4 | |
片栗粉 | 適量 | |
サラダ油 | 大さじ1 |
調味料A
卵 Sサイズ | 1個分(約45g) | |
パン粉 | 大さじ2 | |
こしょう | 少々 |
ソース
ケチャップ | 大さじ3 | |
ウスターソース | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ1 |
基本のピーマンの肉詰めの作り方
今回のレシピのポイント
ピーマンの肉詰めで肉だねがはがれてしまう主な原因は、肉だねが縮んでピーマンとの間に隙間が空いてしまうから。肉だねがはがれにくいようにピーマンの上部は残してヘタを取り、接着剤として片栗粉をまぶしてから肉だねを隙間なくたっぷり詰めるのがポイントです。
種とワタを取り除きます。中にワタが残っていると隙間ができやすいので、手でちぎり取るか包丁の先端できれいに切り取っておきましょう。
ピーマンは上部を残してヘタだけ取る
ピーマンのヘタを切るときに写真左側のように上部を丸ごと切ってしまうと、型の上部が開いた状態となるため焼いたときに型が崩れて肉がはがれる原因となります。ヘタの境界線で切り取ってヘタの部分のみを取り除けば、型崩れせず肉がはがれにくくなりますよ。
粘りが出たら玉ねぎと調味料A(溶き卵、パン粉、こしょう)を加えて全体が馴染むまでしっかりとこねます。
片栗粉は肉だねをくっつける接着剤
ピーマンの内側に片栗粉をまぶすことで接着剤のように働き、肉だねがはがれるのを防ぎますよ。片栗粉の代わりに小麦粉をまぶしてもOKです。ムラなく全体的にしっかりとまぶしましょう。
肉だねは隙間までしっかりと詰める
肉だねがはがれてしまう原因のひとつは、焼いたときに肉だねが縮んで隙間ができてしまうからです。
焼いたときに極力隙間ができないように、小さいスプーンなどを使ってピーマンの端の凸凹している隙間までしっかりと肉だねを詰めてあげるとはがれにくくなりますよ。
竹串を刺して透明な肉汁が出たら、ピーマンを取り出して器に盛ります。肉汁が濁っていたらまだ中が焼けていないので、追加で焼いてくださいね。 この後にソースを作りますが、ピーマンを取り出さずに一緒にソースを作ってしまうと型崩れする原因に。ピーマンが焼けたら取り出してソースは単体で作りましょう。
盛り付けたピーマンにソースをかけて完成です。
ボリューミーで旨味たっぷりジューシー!
簡単そうで失敗しやすいピーマンの肉詰めは、肉だねを隙間なくたっぷり詰めてあげることではがれにくく見た目もボリューミーに。ひき肉を粘りが出るまでしっかりとこねてあげれば肉が固くならずにふんわりとジューシーに仕上がります。焼いた後の肉汁で作るソースは旨味がたっぷりで濃厚なので、ピーマンが苦手なお子様でもぱくぱく食べられる美味しさでご飯との相性もぴったりです。
ポイントを押さえれば誰でも失敗せずにピーマンの肉詰めが作れるので、ぜひお試しくださいね!
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。