料理人hiroです。今回は基本の鶏団子のレシピをご紹介します。団子が崩れて食感がなく味ボケしてしまいがちですが、粘り気が出るまでしっかりと練ることがポイントとなります。粘り気を出すと弾力が出て味が入りやすく、ふっくらとした鶏団子に!あとは昆布出汁で茹でるだけの簡単調理です♪早速作っていきましょう。
鶏団子の材料(12個分)
具材
鶏ひき肉モモ:ムネ=1:1 | 450g | |
全卵Mサイズ | 2個 | |
細ねぎ | 1/2束 | |
生姜 | 10g |
調味料A
塩 | 小さじ2/3 | |
酒 | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 小さじ1 | |
片栗粉 | 大さじ2 |
調味料B
水 | 1.5L | |
昆布3cm×10cm | 1枚 |
鶏団子の作り方
今回のレシピのポイント
鶏ひき肉を塩で粘り気が出るまでしっかりと混ぜ合わせ味を入れていきます。成形して昆布出汁で茹でると風味豊かな鶏団子に仕上がります。
生姜10g分をすりおろしがねですりおろします。
生姜には鶏の臭みを消してくれる効果があります。
木ベラで鶏ひき肉に粘り気が出るまで混ぜ合わせます。
塩で粘り気を出すことが大事!
鶏ひき肉と塩で粘り気が出るまで混ぜ合わせることで、入りにくい調味料の味が入りやすくなります。また滑らかな口当たりの鶏団子に仕上がります。
「まずは塩で粘り気」を覚えておきましょう。ハンバーグやロールキャベツ、餃子のタネなどにも同じことが言えます。
さらに練っていきます。片栗粉はつなぎの役割をになってくれます。全てを合わせた時に肉ダネがちょっと緩いかなという時は、片栗粉を少し足すとまとまりが出てきますよ♪
くぼみの中で溶き卵を作り、肉ダネと合わせていきます。
生地が均一に混ざり合い、ツヤが出て滑らかになりました。これが今回の肉ダネです。
計量しておくと後が楽!
後は茹でるだけなので大まかに分けるのではなく、しっかり計量しておくことで肉にムラなく均一に火が入ります。
沸騰したら肉ダネを加えていきましょう。成形方法は自由です。同じ大きさのスプーンをふたつ使って成形するのも良し、手にとって成形し鍋の中に入れていくも良しです。中火で煮て肉ダネに火入れします。
9丁寧にアクを引こう
一度沸騰したら弱中火に。沸騰したら必ず出てくるものがアクです。アクは食材から出る苦味やエグ味、臭みなどの成分です。残しておくと料理の品質低下に繋がります。丁寧にアク取りしましょう。
10分ほどで茹で上がりのサイン!
アクを引き続けると同時に、鶏団子が浮き上がってきます。これで完全に火が通ったわけではありません。全て入れ終えてから10分ほどを数えると丁度良い火入れ具合となります。鶏肉は生の状態では決して食べないように!
10分経ったら、一度強火にかけて確実に火入れしましょう。沸騰させることで殺菌効果が高まります。
使い方色々の鶏団子です♪
仕込んだ鶏団子は甘酢餡や照り焼きダレで和えたりと、使い方は色々です。余った煮汁は捨てるのは勿体無いです。鶏団子鍋として使えますし、スープにも使えます。
また、煮汁に浸したままで冷蔵庫に入れておけば3〜4日持ちますので鶏ひき肉の大量消費にはとても便利です。多めに仕込んでおいても良いですね。冬に出てくると温まる一品、是非とも一度作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。