
料理人hiroです。今回はご飯のお供にベストマッチ、基本のなめたけのレシピをご紹介します。煮詰めすぎて味を濃くしてしまいがちですが、初めに煮汁を決め、えのき茸が持つぬめりを利用し煮詰めることポイントとなります。短時間ででき、保存がきく。作り置きにとても便利な副菜ですよ♪早速作っていきましょう。
なめたけの材料(4〜5人前)

具材
えのき茸 | 400g | |
唐辛子 | 1本 |
調味料A
上白糖 | 大さじ2.5 | |
酒 | 大さじ1.5 | |
みりん | 大さじ1.5 | |
濃口醤油 | 大さじ3.5 |
調味料B
米酢 | 小さじ1.5 |
なめたけの作り方(1分動画で早回し解説)
なめたけの作り方
今回のレシピのポイント
はじめに煮汁を作り、切り分けたえのき茸の「ぬめり」が出るまで煮て、最後に酢で味を引き締めることがポイントです。酢を加えることで食欲をそそり、保存も効きます。

石突きに近い部分は、手で大まかに割いて!
頭の部分と真ん中の部分は簡単にバラバラになりますが、石突きに近い部分はまとまっています。細かくする必要もないので、おおまかに手で割いておきましょう。

えのき茸の下準備ができました。
防腐効果で保存性が増す唐辛子!
唐辛子はホールのままで加えると、ほんのりとした辛味をプラスして、さらに強い殺菌、防腐効果が働きます。米びつに唐辛子が入れられているのはそのためです。なめたけに加えると保存性も増します。

火にかけながら上白糖を溶かし、ひと煮立ちさせておきましょう。

えのき茸はすぐにしんなりとしてきます。ゆっくりで良いので絶えずかき混ぜます。

えのき茸が持つ特有の「ぬめり」でトロミづけ!
5分ほどすると、えのき茸からぬめりが出てきます。キノコ類の中でも、えのき茸の特徴でもあります。このぬめりが善玉菌のエサとなり、腸内を整える栄養素にもなります。

食欲が増し、保存効果も増すお酢のチカラ
米酢には唐辛子同様の防腐効果があり保存性を高めてくれます。また、疲労回復、腸内環境を整えて、食べた時の酸味が味覚や嗅覚を刺激し、食欲が増すんですね。
保存容器に入れて1週間楽しめます!

保存容器に入れたなめたけは、煮汁のぬめり、唐辛子、米酢の力があるので、冷蔵庫保存で1週間はゆうに楽しめる保存食です。もし、保存容器からお皿に分ける際には極力煮汁を落としてから盛り付けると良いです。保存容器には煮汁に浸かっている方が保存性が増すからなんですね。
おにぎりの具にしたり、冷奴にかけたり、パスタの具にしたりとなめたけは幅広く活躍してくれる立派な保存食です。是非一度、作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。