洋食歴20年の料理人hiroです。今回は厚揚げを使ったレシピをおひとつ。鶏肉と椎茸の上品な出汁を吸った厚揚げに、ごまの風味を効かせたタレの合わせ技。甘酸っぱいのがご飯をすすませますし、お酒のおつまみにも最適です。こく旨こってり!合わせ調味料でサッと作れる炒め物です。早速作っていきましょう。
鶏もも肉と厚揚げ、椎茸の甘酢ごまあんかけの材料(4人分)
具材
鶏もも肉 | 1枚(250g) |
具材
厚揚げ | 4枚(450g) | |
椎茸 | 4個 | |
長ネギ | 1/4本 | |
人参 | 1/2本 |
調味料A
白ごま | 大さじ2 | |
上白糖 | 大さじ1 | |
片栗粉 | 小さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ3 | |
米酢 | 大さじ3 |
調味料B
ごま油 | 大さじ1 | |
塩 | 少々 | |
黒胡椒 | 少々 |
鶏もも肉と厚揚げ、椎茸の甘酢ごまあんかけの作り方(1分動画で早回し解説)
鶏もも肉と厚揚げ、椎茸の甘酢ごまあんかけの作り方
人参は、厚さ3mmほどの短冊切りに。
椎茸は三つのパーツに分かれます。傘と軸と石突です。石突(黒い部分)は食べられないので除去し、軸は具材として使用。傘の部分はひとつを1/6カットにしておきましょう。
厚揚げは一枚を「井」の字カット。つまりは1/9のキューブカットですね。
鶏もも肉は軟骨を除去し、1/12カットにぶつ切りにしておきます。軟骨は肉の表面を触ると、硬い部分がよく付着しています。口に残ると嫌なもの。丁寧に掃除するようにしましょう。
すった白ごまに、上白糖、片栗粉、米酢、濃口醤油を合わせます。
合わせ調味料はしっかりと混ぜておこう
加えた調味料は、上白糖や片栗粉が溶けるまでしっかりと混ぜ合わせておきましょう。「合わせ調味料」は中華料理でよくやる調理法ですね。炒め物をやるときにあらかじめ仕込んでおくと、「時短」となり、すぐに味が決まりやすく、とても便利です。
肉の内面に軽く塩、黒胡椒をして下味をつけておきましょう。
鶏油を吸わせるように炒めよう
鶏油について先述しましたが、これを野菜に吸わせるように炒めていきます。特に椎茸は油の吸収が早いので、鶏油を含んだ椎茸が美味しく感じるのは言うまでもありません。野菜がしんなりするまでジャッジャッと炒めていきましょう。
ごまの香りと酸味がご飯をすすませます!
今回の合わせ調味料は、甘酢ごまだれ。ごまの香りと、米酢の酸味が食欲をかき立ててくれます。ごはんをすすませてくれることはもちろん、おつまみだとお酒がどんどん進んでしまいます。また厚揚げは豆腐なので、馴染みあるものにつき量が食べれてしまいます。こってりとしていてボリュームありそうに見えますが、実は低カロリー。冷ましてお弁当のおかずにも最適です。合わせ調味料を使った今回の一品、是非とも食のレパートリーに加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。