料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は和食の副菜に嬉しい、高野豆腐とひじきをたっぷり使ったシンプルだけど栄養がたっぷりある煮物です。高野豆腐を加えることでボリュームも出てかなり食べ応えのある仕上がりで、調味料をたっぷり含んだ高野豆腐は格別のおいしさです。ではさっそく作りましょう!
高野豆腐の炒り煮の材料(4人分)
具材
乾燥高野豆腐 | 3個(52g) | |
豚ロース | 1枚(115g) | |
乾燥ひじき | 4g | |
にんじん約5cm | 1/4本(55g) | |
糸こんにゃくアク抜き済みのもの | 100g |
調味料
砂糖 | 大さじ1・1/2 | |
しょうゆ | 大さじ1 | |
顆粒和風だし | 3g | |
水 | 200ml |
高野豆腐の炒り煮の作り方
ひじきは水洗いも大切!
水で戻したひじきは、ざるに入れた後、軽く流水で汚れなどを洗い流します。最近のひじきは加工段階でかなりきれいな洗浄がされているので、目立った汚れはありませんが、表面に付いている細かな汚れもあるので、一度長い洗いすることできれいになります。
洗い流したらざるに入れたまま、水分を取り除きます。
高野豆腐はとにかく水分をたっぷり吸い上げる!
乾燥高野豆腐を水で戻す時、たっぷりの水に浸けるのが大切です。ちょっと多いかな程度ではなく、乾燥高野豆腐の半分以上が浸かる程度(むしろ水で覆うくらいたっぷり)の水に浸します。戻し時間は意外に早く、10分くらいで完全に戻ります。
また、戻した高野豆腐を今度はしっかり絞って水分を絞るのも大切です。水分を含んだ状態で使用すると、調味料を吸い込まず、逆に味が薄くなってしまうため、必ず水分を絞ります。絞る時はねじるのではなく、押して絞ることで型崩れせずしっかり水分を抜くことができます。
しっかり調味料が染み込んで味わい深いおいしさ
高野豆腐はもちろん、他の具材も使用する前にできる限り水分をなくしてから煮込んでいるので、調味料がしっかり染み込み、とてもやさしいおいしさに仕上がります。
特に高野豆腐は調味料をたっぷり含んだ状態なので、噛めば噛むほどじゅわっと煮汁がにじみ出てきてとても味わい深いおいしさです。高野豆腐ならではの食感とおいしさが楽しめます。そして、高野豆腐と同じくらいの大きさに切った豚肉からは肉のおいしさがにじみ出て格別の味です。
普段はたっぷりにじきを食べることが少なくても、他の具材と一緒に合わせることで気軽に取り入れることができ、鉄分もあるので貧血予防のかたにもおすすめです。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。