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こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。今回はジューシーな食感が美味しい基本の豚の角煮のレシピをご紹介します。豚の角煮はボリューム満点でご飯にぴったりの絶品おかず。でも、お家で作ると脂っぽくてなかなか上手く仕上がらないのが悩みの種。そのお悩み、しっかり下処理すれば美味しく仕上がるのでご安心下さい。
下処理が決め手!基本の豚の角煮の材料(4人分)
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主な材料
豚バラ肉ブロック | 500~600g | |
長ねぎ青い部分のみ使用 | 1本分 | |
しょうがスライスしたもの | 4枚 | |
サラダ油 | 大さじ1 | |
チンゲンサイ | 1株 |
調味料の材料
しょうゆ | 60ml | |
みりん | 40ml | |
砂糖 | 30g | |
水 | 300~400ml |
下処理が決め手!基本の豚の角煮の作り方
今回のレシピのポイント
豚バラ肉の脂を除くために、一度焼いてからしっかり下茹でしましょう。脂が残っていると、脂っぽいだけでなく味の染み込みが悪くて美味しく仕上がりません。少し時間が掛かりますが、しっかり下処理する事で最高の仕上がりになります。
![脂と赤身の割合が大切](https://recipe-le.com/wp-content/uploads/2023/10/2952b7786b9fc872d10f697926a99c63-1024x576.jpg)
脂と赤身の割合が大切
角煮用の豚バラ肉を選ぶ時は、赤身と脂身が半分ずつくらいの物を選ぶのがポイントです。
つい脂身が少ない物を選びたくなりますが、赤身の部分は煮込むと固い食感になってしまいます。脂を抜いた部分は柔らかくて味が染みやすくとろとろの食感になるので、思い切って脂身が多いお肉を選んでみて下さい。
![一度焼く事で脂が溶け出す](https://recipe-le.com/wp-content/uploads/2023/10/46ae5ad6a93bf6c8661d358ad27a6d6e-1024x576.jpg)
一度焼く事で脂が溶け出す
煮込む前の「焼く」作業がとても大切です。フライパンで焼く事で脂がかなり溶け出し、効率良く脂を抜く事が出来ます。また、軽く焦げ目を付ける事で香ばしい香りもプラスされます。豚の独特の臭みも和らぎ、一石二鳥ですね。
![ねぎとしょうがで臭みを消す](https://recipe-le.com/wp-content/uploads/2023/10/c5afb5e7d8b391bce6440315d0fec822-1024x576.jpg)
ねぎとしょうがで臭みを消す
ねぎやしょうがのような「香味野菜」と一緒に茹でる事で、豚肉独特の臭みが和らぎます。ねぎの青い部分はつい捨ててしまいがちな部分ですが、是非臭み取りに活用して下さいね。
![下茹で作業を2回繰り返す事で脂や臭みがしっかり抜ける](https://recipe-le.com/wp-content/uploads/2023/10/38f890c568b1a9957d7e737aaf31c3a3-1024x576.jpg)
下茹で作業を2回繰り返す事で脂や臭みがしっかり抜ける
冷蔵庫で5~6時間冷やした後の状態です。下茹でする事で溶け出した脂の量が一目瞭然ですね。脂だけでなく、豚肉独特の臭みも抜けていきます。水を替えて更にもう一度30分下茹でをして冷やす事で、更に脂や臭みがしっかり抜けます。
少し時間は掛かりますが、この作業がとても大切。脂が抜けた部分に調味料がしっかり入り、とろとろジュワッと美味しい食感が生まれます。
脂っぽく無い!ジュワッととろける食感を楽しんで
![脂っぽく無い!ジュワッととろける食感を楽しんで](https://recipe-le.com/wp-content/uploads/2023/10/ed98b5cf5377fec58bb104d98c3a3214-9-1024x576.jpg)
しっかり下処理をして脂が抜けた事で脂身の部分がスポンジ状になり、調味料がしっかり染み込みました。しっかり焼いて、2回茹でて…などちょっと時間はかかりますが、とろとろジュワッとした食感は「頑張って作って良かった!」と思わせてくれる一品です。
ご飯のお供に、お酒のお供に、色々楽しんで下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」