洋食歴20年の料理人hiroです。「胃に優しいものを食べたい」そんな時に最適なレシピをご提案。絹ごし豆腐と野菜のふんわりとした出汁でいただく温かい料理です。絹漉し豆腐の柔からさを活かし、レンゲなどですくってスルスルッといただける料理です。野菜の色も活かして華やかに。それでは早速作っていきましょう。
キノコの豆腐あんかけの材料(2人前)
具材
絹ごし豆腐ひとつ150g×3パックタイプ | 450g | |
しめじ | 50g | |
えのき茸 | 50g | |
人参 | 1/3本分(50g) | |
ちぢみほうれん草普通のほうれん草でも代用可です | 50g |
調味料
水 | 600cc | |
みりん | 大さじ3 | |
薄口醤油 | 大さじ2 | |
上白糖 | 大さじ1 | |
塩 | 小さじ1/2 | |
和風顆粒出汁 | 小さじ1/2 | |
片栗粉大さじ2の水で合わせて水溶き片栗粉にしておきます | 大さじ2 |
キノコの豆腐あんかけの作り方
豆腐をカットしていこう
絹漉し豆腐ひとつを1/4にカットして、キッチンペーパーを敷いたバットに並べていきます。余分な水分を落とすのと、冷たい状態からできるだけ常温に戻すのが目的です。
しめじとえのき茸は石突を取り、手でほぐします。キノコは金気を嫌うので、石突をナイフで落としたら、あとは手作業です。
ちぢみほうれん草は、大きめにざく切りにしておきます。使用前は必ず、水で丁寧に洗って泥を落とし、鍋に加えるまで水につけておくようにしましょう。また、ちぢみほうれん草でなく、普通のほうれん草でも代用可能です。
カットした具材はこちら
今回は「食材の色」を大切にしたい料理です。出来るだけ形を揃えるよう心がけましょう。
塩は小さじ1/2と表記してありますが、野菜の水分で薄まることがあります。必ず何度か味見するようにしましょう。
次にしめじを加えて、1分煮ます。
えのき茸を加えて、さらに1分煮ます。
最後にちぢみほうれん草を加えます。ほうれん草の持つ緑を活かしたいため、短時間で湯がくくらいの感覚に。長い時間煮ると、ほうれん草の緑色が出汁の中に流れ出てしまいます。
味見をして、水溶き片栗粉でとろみをつけよう
ちぢみほうれん草は短時間でしんなりします。ここで一度味見をして足りなければ塩を足す程度でOKです。ふんわり出汁には水溶き片栗粉をゆっくり回しかけてダマにならないようにとろみをつけていきます。スプーンなどを使用して、水溶き片栗粉を糸状に垂らしていくと混ぜていくと良いでしょう。
少しでも温かかく食べるための工夫
今回の料理は柔らかい絹漉し豆腐を使用しました。水気があると、せっかくの餡のとろみがゆるくなってしまい、豆腐に絡みづらいです。ちょっとした工夫で豆腐に火を入れず温かい状態でいただくことが出来ます。ご飯と一緒にいただくも良し、お酒のおつまみにも良しの一品料理。是非ともレパートリーに加えてみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。