お菓子研究家のkinakoです。今回は、爽やかな甘さとレモンが香るレモンパイをご紹介いたします。冷凍パイシートを使って、初心者の方にも気軽に作れるレシピにしました。レモンカードの酸味とメレンゲのふわふわ感が、サクサクのパイとの相性抜群です!ではさっそく作りましょう!
レモンパイの材料(18cmタルト型1台分)
材料
冷凍パイシート20×20cmのもの | 1枚 |
レモンカード
レモン | 2個 | |
バター | 25g | |
全卵 | 1個 | |
卵黄 | 2個 | |
グラニュー糖 | 70g |
メレンゲ
卵白 | 卵2個分 | |
グラニュー糖 | 50g |
仕上げ用
粉糖 | 適量 |
レモンパイの作り方
伸ばしたパイシートをタルト型に被せます。生地の端を持ち上げて、型の底と側面の間にある角まできっちり詰め込みます。余った生地は型の外側に垂らして、上から麺棒を転がしてカットします。余ったパイシートはそのまま焼いたり、チョコレートを包んで焼いても美味しいですよ。
親指と人差し指を使ってパイ生地と型をつまみ、パイシートがしっかり型に沿うように形を整えます。パイ生地は焼くと膨らむので、しっかり押さえても大丈夫です。形が整ったらフォークで底にまんべんなく穴を開け、空気穴を作っておきます。
鍋にバター、レモンの皮のすりおろし、レモン果汁を入れ火にかけます。煮詰める必要はないので、バターが溶けたら火を止めます。ボウルに全卵、卵黄、グラニュー糖を入れよく混ぜたら、鍋のレモンバターを少しずつ注ぎ混ぜます。よく混ざったら鍋に戻して再び火にかけ、絶えず混ぜながらとろみがつくまで火を入れます。ゴムベラで鍋の底を撫でると、撫でた跡がしっかり残るぐらいまで加熱してください。
これでレモンカードの出来上がりです。できたレモンカードはパイ生地に流して平らにならしておきます。
レモンは防カビ剤不使用の国産レモンを使おう!
今回のようなレモンの皮まで使うレシピには、防カビ剤が使われていない国産のレモンを使いましょう。防カビ剤はしっかり洗っても取れにくいので、今回のレシピ以外でもレモンを皮ごと使うレシピには国産レモンがおすすめです。最近では、外国産のレモンでも防カビ剤不使用のものも販売されているので、国産レモンが入手できなかった場合は、そちらもおすすめです。
レモンやその他柑橘類は、皮に香りが詰まっています。しっかり香りを出したい時は、果汁だけでなく果皮も使って、美味しく安全に取り入れましょう。
いざ実食。爽やかな酸味が効いていておいしい!
メレンゲのふわふわ感と、クリーミーなレモンカード、サクサクのパイが一口で一気に楽しめる贅沢なお菓子に仕上がりました。レモンカードの酸味が甘さの中で引き立って、とっても爽やかな美味しさです!画像ではフォークを使っていますが、パイ生地が切り取り辛いので、実際はカブりついて食べるのがおすすめ。(笑)夏の暑い日に、しっかり冷やして食べるのも美味しいですよ!
酸っぱい好きにはたまらないレモンパイ
レモンを香り付けや匂い消しとして使うお菓子はたくさんありますが、レモンパイはその名の通り、レモンをメインにしてたっぷりのレモンを使用する酸っぱい好きの方にはたまらないお菓子です。国産レモンを見つけたら、レモンがめいっぱい楽しめるレモンパイを、ぜひ作ってみてください!
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。