お菓子研究家のkinakoです。今回は、洋菓子の有名店「モロゾフ」のロングセラー商品、カスタードプリンを再現してみました。モロゾフ風にするポイントは、しっかり卵の力で固めた弾力のある食感。そして素材の持つ自然な美味しさ。それを再現するため、卵はちょっと高価なものを使います。おうちで作るプリンとしては少し高級ですが、その分お味は本家超え!?と思うほど美味でした!ぜひこのレシピで、本家超えモロゾフ風カスタードプリンをおうちでお楽しみください。
モロゾフ風プリンの材料(150ml瓶 3個分)
材料
卵 | 3個 | |
グラニュー糖 | 60g | |
牛乳 | 300ml | |
バニラオイル | 適量 |
カラメル
グラニュー糖 | 30g | |
水 | 大さじ2 | |
水溶かす用 | 大さじ2 |
モロゾフ風プリンの作り方
鍋で牛乳を温めます。中火にかけて、沸騰直前まで温めてください。沸騰させてグツグツ煮てしまうと、仕上がりの食感が悪くなってしまうので、沸騰させないように気をつけてくださいね。沸騰直前は、牛乳の縁に小さく泡が立ってきた頃が目安です。
卵液に、温めた牛乳を少しずつ加えていきます。一気に熱々の牛乳を加えると、卵が固まってしまうので、少しずつ加えて混ぜるようにしましょう。これでプリン液は完成です。
冷やしておいたカラメルシロップの上から、プリン液を注ぎます。大きな泡が目立つ場合は、食品にも使えるアルコールスプレーをひと吹キスると、泡が消えますよ。
深めのバット等に布巾を1枚敷いてプリンカップを乗せ、高さ3cm程度のお湯を注ぎます。布巾を1枚敷く事で、下からの熱の当たりを弱めます。下からの熱が強いとプリン液がボコボコと茹で上がり、プリンに「す」と呼ばれる気泡が入ってしまうので、「す」が入っていないプロっぽいなめらかなプリンに仕上げるため、布巾は必ず敷いておきましょう。
プリンカップにアルミホイルで蓋をして、余熱しておいた130℃のオーブンで40分焼成します。オーブンから取り出したらカップを傾けて、プリン液が動かなければOKです。プリン液がまだフルフルするようであれば、追加で焼いてください。粗熱を取って、冷蔵庫で冷やしたら出来上がりです。
ポイントは“ちょっといい卵”!
今回使用した卵は「ヨード卵光」。ノーブランドの卵を使って作った事もありますが、仕上がりの味が全然違います。卵の味が決め手になるカスタードプリンなので、本格的に作る場合は、ちょっといい卵を使いましょう。
いざ実食。まさかの本家超え!?な本格プリン
なめらかな食感に、卵の味がしっかりした、これはまさかの本家超えの美味しさ!(笑)手作りとは思えない、本当に美味しい本格プリンです。モロゾフの空き瓶を使って作れば、絶対騙される人続出ですよ(笑)しっかり硬さのあるプリンなので、プリンカップで作って逆さまにして器に盛り付けても美味しいですよ。
素材の味がちゃんとする本格プリン
ちょっといい卵と、少しの手間を加えるだけで、本格的なお店のプリンが自宅でも作れます。とはいえ、難しいテクニックは必要ありません。モロゾフのプリンが食べたくなったら、ぜひこのレシピで一度手作りしてみてください!
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。