お菓子研究家のkinakoです。今回は、ケンタッキーで人気のビスケットの再現レシピをご紹介します。このビスケットは、薄力粉と強力粉を混ぜる事で、外はザクザク、中はしっとりに仕上がります。一見難しそうなお菓子ですが、フードプロセッサーを使えば初心者の方でも簡単に作れますよ!さらにハニーメイプルを添えて、おうちであの味を再現して楽しみましょう!
ケンタッキー風ビスケットの材料(4個分)
材料
薄力粉 | 100g | |
強力粉 | 30g | |
ベーキングパウダー | 10g | |
グラニュー糖 | 10g | |
塩 | 1g | |
バター | 40g | |
牛乳 | 60ml |
シロップ
はちみつ | 30g | |
メイプルシロップ | 30g |
ケンタッキー風ビスケットの作り方
散らばる生地を塊に無理矢理押し込むようにしてひとかたまりにしていきます。麺棒に生地がくっつくようであれば、強力粉で打粉をしてください。
伸ばした生地を半分に折ります。折ったら表面に打粉をして、再びまとめながら伸ばします。この段階で、少しずつ粉気がなくなって生地がまとまってきます。この作業をあと2回、合計3回繰り返します。
途中でバターがダレてくるようであれば、冷蔵庫で30分程度冷やしてから作業を続けてください。最終的に粉気がほとんどなくなって、もろもろしていた生地がひとかたまりになったら、厚み2cmの長方形に整えてラップで包み、冷蔵庫で3時間以上冷やします。
くり抜いて余った生地を、再びまとめてくり抜きます。最後に余った生地はまとめて丸く形成し、厚みを2cm程度に整えます。丸くくり抜いたら、今度はドーナツのように真ん中もくり抜きます。私は絞り出し用の口金の広い方を使ってくり抜きました。
その他代用できそうなものがあれば、そちらでくり抜いてください。適度な大きさのくり抜き型がなければ、細めの包丁でざっくり丸くカットして、くり抜いた部分に指を入れて整えてもOKです。
真ん中をくり抜いた生地もまとめて味見用として捨てずに使いましょう。形成が終わったらオーブンの余熱を開始して、その間できた生地は冷蔵庫で一旦冷やしておきます。
混ぜるだけ簡単!ハニーメイプルの作り方
ケンタッキーのビスケットに付いてくる「ハニーメイプル」、とっても美味しいですよね!あのビスケットの美味しさの半分は、ハニーメイプルの美味しさではないかと思うぐらい。(笑)そんなハニーメイプル、実は簡単に作れます。「ハニーメイプル」の名の通り、はちみつとメイプルシロップを混ぜるだけ。割合はお好みでOK!
はちみつの香りとメイプルシロップの香りが合わさって、とっても美味しい自家製シロップが出来上がりますよ。ハニーメイプルはこのビスケットの他、ホットケーキのシロップや、スコーンのシロップ、食パンに塗っても美味しいので、ぜひ自家製のオリジナルハニーメイプルを作ってみてください!
いざ実食。出来立てのほくほく感が美味しい!
焼き立てほかほかの状態でいただきました!強力粉で外はザクザク、中はしっとり、出来立てのほくほく感がとっても美味しい!私はメイプルシロップ多めのハニーメイプルをたっぷりつけて、贅沢に食べました。生地はシンプルな小麦粉とバターの香りで、あのビスケットにも負けない美味しさ!(笑) 冷めると少し固くなってしまうので、時間をおいて食べる時は、レンジで数秒加熱してから食べるのがおすすめ。作りおきおやつとして保存する場合は、ラップに包んで冷凍保存しておきましょう。
ビスケットは実はスコーンだった!?
ケンタッキー風ビスケットを作ってみての感想は、作り方がスコーンそっくり!です。(笑)割合は少し違いますが、材料もほぼ同じです。という事は、このレシピを使ってスコーンを作る事もできるという事。結局美味しい物は、形を変えても美味しいという事なのでしょうか。(笑)
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。