料理人hiroです。今回は基本のパンケーキのレシピをご紹介します。膨らまずに焼き色を付けすぎてしまいがちですが、ふっくら生地の状態で、フライパンの温度と油分を徹底することがポイントとなります。メレンゲを作ってフワッと軽い食感!ついつい食べ過ぎてしまうほどの柔らかさです。早速作っていきましょう。
パンケーキの材料(2〜3人分)
具材
卵Mサイズ | 2個 | |
薄力粉 | 40g | |
ベーキングパウダー | 2g | |
牛乳 | 30g |
調味料
グラニュー糖 | 6g+16g | |
バニラエッセンス | 5滴ほど | |
レモンジュース | 3g | |
米油サラダ油でも可 | 5g+α | |
無塩バター | お好みで | |
メープルシロップ | お好みで |
パンケーキの作り方
今回のレシピのポイント
メレンゲをしっかり立てて、フライパンで焼くときは濡れタオルを使って火加減は極弱火に。油分が残っている状態で、ゆっくりと蒸し焼きにしながら火入れします。
9分立てを目指して撹拌しましょう。
フワフワ状態にするには、しっかり9分立て!
撹拌すること約4分。ホイッパーを持ち上げると、メレンゲがホイッパーから離れずに付いて、ボウルにあるメレンゲはツノが立っている状態です。これが「9分立て」のメレンゲです。冷蔵庫に入れて冷やしておきましょう。
メレンゲが立たないなどの原因は、ボウルやホイッパーに水分や油分が付着しているということが理由にあげられます。しっかりと拭き取った状態で撹拌するようしましょう。
混ぜすぎずにサッと合わせる程度でOKです。
粉をふるうことで、粒子が細かくなりダマになるのを防ぎます。同時に空気を含んでいるので、ふっくらとした生地に仕上がります。粉ふるいがない場合は、きめの細かいザルでふるうと良いでしょう。
ふっくら仕上げるには、混ぜ過ぎないこと!
ゴムベラに持ち替えて、ふるった粉類をベースに混ぜ合わせていきます。ふっくらと仕上げるには、さっくりと混ぜ合わせることが大事です。混ぜ過ぎるとグルテンが強く出て粘りが出てしまい、膨らみにくくなってしまいます。
気泡を潰さないようにさっくりと!
周りからさっくりと「気泡を潰さないよう」混ぜ合わせていくことが大事です。また底の部分が混ざってないこともあるので、気にかけながらさっくりと混ぜ合わせましょう。
混ぜすぎずさっくりとを意識すると、ふんわりとした生地に仕上がります。火入れしていきましょう。
フライパンを冷ましてひと呼吸!
熱したフライパンを一度、濡らしたタオルの上に置いてひと呼吸おきます。フライパン全体の熱を低温にして均一にするためです。同時に火加減は極弱火に調整します。まずはここで「ひと呼吸」です。
フワフワにするには、フタを開けないこと!
3分間はフタを開けないようにしましょう。フタを開けると、中に溜まっていた水蒸気と空気が抜けるのと同時に生地の中の空気や気泡まで抜けてしまうからです。じっくりゆっくり焼くことが肝心です。
ゴムベラを使って、周りから生地を潰さないようフライパンから剥がしていきます。
勢いよく返します。ここでお好み焼きのように表面をパンパンと叩くのはNGです。
2分経ったら焼き上がりです。ふっくらと焼けています。
何枚も焼いてコツを知ることが大事!
初めは誰だって失敗します。私も3度やって満足いくものに仕上がりました。膨らまなかったり、焼き色がつき過ぎてどら焼きみたいな色になったり…。状態を見極め、コツを掴むまでは回数を重ねる必要があります。美味しく出来た時の嬉しさもまたひとしおです。
メープルシロップを生地に含ませて食べると、ふわふわとしっとり感が同時に楽しめて幸福感がアップ!お子様にも喜んでいただけます。是非とも一度作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。