お菓子研究家のkinakoです。今回は、フルーツサンド屋さんから伝授してもらった、本格フルーツサンドのレシピをご紹介します。プロ仕様とはいえ、材料はスーパー等でも買える手軽な物だけで、作り方も簡単に作れるようにアレンジしています。ちょっとしたポイントさえ押さえれば、初心者の方でもお店みたいな“萌え断”フルーツサンドが作れますよ! 使う材料は4つだけ。市販の材料を使っているので、味付けにも失敗しない間違いない美味しさです。お菓子作り初心者の方も、ぜひチャレンジしてみてください!
本格フルーツサンドの材料()
材料
食パン8枚切 | 6枚 | |
マスカルポーネチーズ | 30g〜 | |
しぼるだけホイップ | 1.5袋 | |
フルーツお好みのもの | 適量 |
本格フルーツサンドの作り方
右上の角から左下の角をカットする想定で、カットした時の断面を考えて画像のように乗せます。キウイは横に切った時の断面が綺麗なので、横に包丁が入るように配置しましょう。
みかんは縦半分に割って、その半分をさらに4等分します。メインになる半玉のみかんは高さがあるので、高さ調整のために底になる部分を少しカットしましょう。カットしたものは左上と右下の、断面に影響しない部分に乗せておきましょう。フルーツの高さが出過ぎると、ホイップクリームとの間に隙間ができやすいので、厚みは適度に調整しましょう。
パイナップルは、カットされたカットパインを使用しました。水分が出ている場合は、キッチンペーパー等で簡単に水分を切っておきましょう。水分が多いとホイップクリームがゆるくなり、パインが滑ってズレてしまうので、水分が少ない状態で乗せてください。
配置は、カットした時の断面が繊維と反対方向になるように置きます。この時も、厚みが出過ぎる場合は厚み調整してください。フルーツはこの3種の他、お好みのものでOKですが、どのフルーツでも必ず断面を意識して配置しましょう。
カット部分に印を付けるのがポイント!
包んだラップの上から、カット面を間違えないように油性ペンで印をつけておきます。印をつけておかないと、逆の対角線上をカットしてしまう事があるので、カット面を間違えないように印をつけます。この状態で冷蔵庫で5時間以上冷やしましょう。一晩寝かせてもOKです。
しっかり冷やしてホイップクリームを固めておかないと、包みたてでカットするとホイップクリームが滑って綺麗な断面が出ないので、必ず冷やして固めてホイップクリームと食パンをなじませておきましょう。これがフルーツサンド屋さんに聞いた、プロっぽく作る最大のポイントです!
それぞれをカットした断面です。スイーツを配置する時は、この断面を意識して配置すると、綺麗な断面が作れますよ!ラップを外して、さらに食べやすく半分にカットするのもおすすめです。
いざ実食。あっさりした甘さとフルーツが美味しい!
食パンのふわふわ食感とクリーミーなマスカルポーネ、フルーツと相性抜群の甘いホイップクリームがひとつになって、もうこれは美味しいしかない!(笑)どこを食べても美味しいフルーツサンドです。ホイップクリームをたくさん使うとくどくなりがちですが、フルーツの酸味と爽やかさで、あっさり食べられます。 逆にあっさりし過ぎて食べ過ぎないよう要注意です!(笑)
市販品でもここまでプロっぽく作れる!
スーパーで手軽に買える食パン、ホイップクリーム、マスカルポーネで、簡単にお店みたいに断面が美しいフルーツサンドが作れます。市販品に少しの手間を加えるだけで、お馴染みの食材が大変身するので、ぜひ気軽に、このレシピでプロ級のフルーツサンドを作ってみてくださいね。
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。