こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。ふわふわしっとり食感のカップケーキ、おやつでも人気の一品ですね。今回は混ぜるだけで簡単に作れる基本のカップケーキのレシピをご紹介します。失敗しないコツ満載のレシピ、そして身近な食材だけで作れるのでご安心下さいね。それでは早速作っていきましょう!
混ぜるだけで簡単!基本のカップケーキの材料(カップケーキ4個分)
材料一覧
薄力粉 | 80g | |
ベーキングパウダー | 3g | |
無塩バター | 50g | |
グラニュー糖 | 60g | |
卵 | 1個 | |
牛乳 | 大さじ1 |
混ぜるだけで簡単!基本のカップケーキの作り方
今回のレシピのポイント
無塩バターと卵の温度が大切です。無塩バターは常温に戻して柔らかい状態にしてから混ぜ始めましょう。また、卵も常温に戻しておく事が大切。混ぜる時に分離しづらく、ふわふわの生地に焼き上がります。
ダマが残ったらスプーンなどですり潰す
ふるいにかけた後、ザルの中にダマが残ると思います。スプーンなどを使って最後までしっかりダマをほぐして下さい。
卵は常温に戻しておく
冷蔵庫から出したての冷たい卵を使うと、生地が分離してしまう事があります。早めに冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。
3~4分混ぜ続けると無塩バターとグラニュー糖がしっかり混ざり、ツヤのあるクリーム状になります。この段階で大切なのは「バターにしっかり空気を含ませる」事です。
ただ混ざれば良いのではなく、少し白っぽくなるまでしっかり混ぜ続けて下さい。そうする事で焼いた時に生地に含まれた空気がしっかり膨らみ、ふわふわの食感になります。
しっかり丁寧に混ぜ続ける事で更に空気が含まれて、混ざり終わりはふわふわっとした状態になります。
粉類を混ぜる時はさっくり切り混ぜる事
薄力粉を混ぜる時はゴムべらで切るように、さっくりと混ぜ合わせるのが大切なポイントです。グチャグチャと混ぜると小麦粉の粘り成分である「グルテン」が強く出過ぎてしまい、固い焼き上がりになりがちです。
また、せっかく含ませた空気の気泡も潰してしまう事になるので、さっくり切るように、粉っぽさが無くなったらしつこく混ぜ続けないようにご注意下さい。
ふわふわしっとりの焼き上がり!バターと卵の香りがたまりません
表面はカリッと、中はふわふわしっとりの焼き上がりがたまりません。しっかり空気を含ませながら混ぜた効果で、きめ細かい生地になりました。
バターと卵の温度さえ注意すれば、基本的に混ぜるだけの簡単レシピ。身近な材料ばかりなので、思い立った時にすぐ作れますね。お子さんのおやつにも、ちょっとした手土産にも喜ばれる一品。食べきれない時は冷凍保存も可能ですよ。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」