「ダックワーズ」というお菓子をご存知ですか?ダックワーズとは、フランス発祥のアーモンド風味のメレンゲを使った焼き菓子のことです。お菓子屋さんでは小判型のケーキのような生地に、クリームを挟んだものを見かけた事もあるのでは?でも、そんなお店に並んでいるようなお菓子は、専用の型が必要だったり、特別なテクニックが必要だったりと、かなりハードルが高いと思われがち。 そこで、今回は専用の型を使わず、初心者の方でも失敗しにくいダックワーズのレシピをご紹介します。形は小判型ではなく、コロンと丸い可愛らしい形に。挟むクリームも市販品を使うので、専門的な材料を買い揃える必要もありません!本当に手軽に作れるレシピなので、ぜひお菓子作り初心者の方もチャレンジしてみてくださいね!
本格ダックワーズの材料()
材料
薄力粉 | 12g | |
粉糖(A) | 30g | |
アーモンドプードル | 25g | |
卵白 卵2個分 | 50g | |
グラニュー糖 | 20g | |
粉糖(B) | 適量 | |
チョコスプレッド 今回はヌテラを使用 | 適量 |
本格ダックワーズの作り方
大きめの泡が小さくなってきて、少しとろみがついたら残りのグラニュー糖の1/2を加え、さらにハンドミキサーで撹拌します。
泡がさらに小さくクリーミーになり、ハンドミキサーで混ぜた跡が残る程度まで泡立てたら、残りのグラニュー糖を全て加えます。再びハンドミキサーで撹拌し、最後はきめ細かい角の立ったツヤのあるメレンゲにします。このメレンゲの作り方は、このレシピの他、色んなお菓子のレシピに応用できるので、ぜひ習得してください!
泡立て過ぎるとメレンゲがモロモロになってしまうので、泡立て過ぎには要注意です。ハンドミキサーで混ぜた跡がしっかり残って、ハンドミキサーを持ち上げると角が立ち、先端が少しだけお辞儀する程度の硬さが理想です。ダックワーズの他、シフォンケーキやメレンゲクッキー等も、このメレンゲを使って作る事ができますよ。
粉類を加えたら、ゴムベラを使ってさっくり混ぜます。ゴムベラを縦に入れて、底から上に向かってひっくり返す、を繰り返してメレンゲを潰さないように優しく混ぜます。練り混ぜてメレンゲを潰してしまうと、ダックワーズのふわふわ食感が損なわれてしまうので、できるだけ少ない回数で、粉気がなくなったギリギリのところで手を止めましょう。
綺麗に仕上げるコツは、冷めるまで触らない事!
焼いてすぐは生地が柔らかく崩れやすいので、完全に冷めるまでこの状態でおいておきます。焼き加減が不安で触ってしまいそうになりますが、そこは我慢。(笑)焼き色がついていたら焼けている証拠です。しっかり冷めるまでそのまま放置してください。
冷めたら生地を優しく持ち上げて、生地にくっついたシートを裏側から剥がすようにすると、割れにくく綺麗に剥がれますよ。
いざ実食。ふわふわ食感が最高!
食べた瞬間、外はサクっと、中はふんわり、チョコスプレッドがクリーミー!この3つが合わさって、美味しくないわけがない!(笑)市販のチョコクリームを使うから、味も間違いなく美味しくできました。このクッキーでもない、ケーキでもないふわふわのメレンゲ生地は、ダックワーズでしか味わえない食感です。 本当にお店みたいに美味しいので、ぜひこのプロ級の味をご自宅で楽しんでみてください!
自宅で作れるプロ級のスイーツ
お菓子屋さんでしか見た事のないダックワーズが、このレシピで自宅で手軽に作れるんです!箱に詰めてラッピングすれば、プレゼントにもできる見栄えです。今回は丸い形でチョコスプレッドを挟みましたが、細長い形や大きめの丸、小さめの丸で、ピスタチオスプレッドや板チョコ、市販のバタージャム等を挟んでも美味紫蘇う。
アレンジもきくレシピなので、ぜひお好みのオリジナルダックワーズを完成させてみてくださいね!
焼き菓子工房『CUIRE』にて、焼き菓子のオンラインショップを運営。また、焼き菓子ブログ『CUIRE 焼き菓子研究所』にて焼き菓子を中心としたレシピを提供。複数のWebメディアにてレシピライターとしても活動中。