こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。ほろ苦い味が魅力の「コーヒーゼリ-」はちょっと大人のデザート。今回はぷるんととろける基本のコーヒーゼリーのレシピをご紹介します。ゼラチンの扱い方や砂糖の量など、ちょっとのコツでお店のような仕上がりになりますよ。それでは早速作っていきましょう!
ぷるんととろける!基本のコーヒーゼリーの材料(ゼリーカップ4つ分)
主な材料
インスタントコーヒー | 大さじ4 | |
グラニュー糖 | 大さじ4 | |
水 | 400ml | |
粉ゼラチン | 5g |
トッピングンの材料
生クリーム脂肪分47% | 50ml | |
グラニュー糖 | 5g |
ぷるんととろける!基本のコーヒーゼリーの作り方
今回のレシピのポイント
ぷるんととろけるような食感にしたいので、ゼラチンを少なめにして柔らかい仕上がりを目指します。ゼラチンを入れたら沸騰させないのもポイントですよ。
少し濃いめの味が美味しく仕上がるポイント
水の量に対してインスタントコーヒーとグラニュー糖の量が多めになっています。この「ちょっと濃いめ、ちょっと甘めの味」が美味しく仕上げるポイント。
冷たいデザートは常温の時よりも甘みが感じにくくなるので、予め甘めに仕上げる事でちょうど良いお味に仕上がります。コーヒーの風味も少し濃い方が断然美味しく感じます。味見をした時に「ちょっと味が濃いのでは?」と感じて大丈夫、美味しく仕上がるので安心して下さいね。
ゼラチンの量は少なめが美味しい
「ぷるんととろける食感」のゼリー、美味しいですよね。そんな柔らかめの食感を目指して、今回のゼラチンはとっても少なめの量になっています。お使いになるゼラチンの袋の表示よりかなり少ない量ですが、きちんと固まるのでご安心下さいね。
ゼラチンを入れたら沸騰させないこと
ゼラチンが溶ける温度は50度前後。軽く湯気が上がっていて、いつも入るお風呂よりはかなり熱い温度くらいが目安です。ゼラチンは動物の骨や皮などに含まれるタンパク質で作られていて、高い温度に弱い性質があります。高温で熱しすぎると変質して固まりにくくなるので、ゼラチンを入れたら沸騰させないように注意下さい。
また、ゼリー液が高温になればなるほど、冷やし固まるまで時間が掛かってしまいます。ゼラチンが溶ける最低限の温度で作業した方が良いこと尽くめ。「軽く湯気が上がる程度」の温度を守って作業して下さいね。
とろける食感がたまらない美味しさ!ちょっと大人のデザートです
ゼラチン少なめで仕上げたコーヒーゼリーは、ぷるんととろけるような食感が魅力です。ほろ苦いお味と、濃厚なホイップクリームの相性が抜群。作っている途中は「甘すぎるのでは」と不安になるかもしれませんが、ちょうど良い甘みに仕上がるので安心して下さいね。材料少なめでとっても簡単、是非お試し下さい。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」