料理人hiroです。今回は基本のベイクドチーズケーキのレシピをご紹介します。焼き上がりに土台となるボトムが崩れてしまいがちですが、粉砕してしっかりと押さえつけ、型のまま冷ますことがポイントとなります。ボトムに塩が含まれているのでチーズクリームの甘味を強く感じられます。早速作っていきましょう。
ベイクドチーズケーキの材料(8〜10ピース)
具材
クリームチーズ | 250g | |
サワークリーム | 90g | |
生クリーム | 10g | |
全卵Mサイズ | 2個 | |
クラッカーリッツ | 80g | |
レモンの皮国産 | 1個分 | |
レモンの果汁国産 | 15g |
調味料
グラニュー糖 | 150g | |
コーンスターチ | 20g | |
無塩バター | 50g |
付けあわせ
自家製ブルーベリージャム(過去にレシピがございます) |
ベイクドチーズケーキの作り方
今回のレシピのポイント
土台(ボトム)作りを丁寧に仕込んで組み立てます。準備を万端にして、流れるように作業するすることがポイントとなります。
すりおろした後に、横半分にカットしてスクイーザーでレモン汁を搾り出します。
レモン汁は15g計量しておきます。その後に皮と一緒にして準備しておきましょう。
トントンと叩いて粉状にしたクラッカーです。市販のリッツを使用してます。塩分が入っているので、甘さが引き立つベイクドチーズケーキに仕上がります。 フードプロセッサーをお持ちの方は、麺棒で叩く作業時間を短縮できます。
ボウルに粉砕したクラッカーを入れましょう。
無塩バター50gをレンチンして溶かしバターに。粉砕したクラッカーと混ぜ合わせます。
混ぜ合わせたボトム生地です。型の底に敷き詰めていきましょう。
丸底の瓶でボトムを補強!
ワインの瓶でも、ジュースの瓶でも底面が平らであれば何でも良いです。瓶の底面にラップをかぶせて、ボトムを押さえつけ平らにならしていきます。これで補強しておくことで、焼き上がり後に崩れることを防いでくれます。
トントントンとゆっくりと確実に押さえつけ、ボトムを均一にならしていきましょう。
外円の部分はどうしても浮いてしまうので、ゴムベラなどで押さえつけて平にしておくとボトムはさらに補強されますよ♪
クリームチーズをほぐしたら、グラニュー糖150gを加えて混ぜ合わせます。
グラニュー糖が混ざったところで、サワークリーム90gと生クリーム10gを注いで、さらに混ぜ合わせます。
用意しておいたレモンの皮と汁を加えて、さらに混ぜます。
クリームチーズは優しくゆっくり混ぜて!
クリームチーズがベースのお菓子は勢いよく混ぜてはダメ!摩擦熱で分離してしまう可能性があるからです。ティラミスなどマスカルポーネチーズを使う時はなおさらです。ゆっくりと混ぜ合わせることを意識しましょう。
熱だけでなく冷たくても分離してしまう
全卵を常温に戻しておくのは、冷たい状態だとこれまた分離してしまう可能性があるからです。クリームチーズはそれだけ繊細なチーズだと言えます。特徴を知っておけば失敗する可能性を未然に防ぐことができますね。
2度に分けて優しく丁寧に混ぜ合わせます。
卵が入ることでツヤがあり滑らかなベースとなりました。
ふるうことで粉の粒子が小さくなり、空気を含んだ状態となり生地が膨らみやすくなります。
混ぜるのは粉気がなくなるまで!
ここでもやはり混ぜすぎは厳禁。コーンスターチを加えたら「粉気がなくなるまで」優しく混ぜるよう心がけましょう。それ以上に混ぜすぎると生地が固くなり膨らみにくくなってしまいます。
粉気がなくなったら、チーズクリーム作りは終了です。
表面をならして、両手で型を5cmほどの高さに垂直に持ち上げ、作業台に軽くトントンと落として衝撃を与えます。中の空気が抜けてチーズクリームの高さが均一になります。オーブンを200℃から170℃に下げて、60分の焼成です。
ベイクドは比較的簡単なチーズケーキです!
チーズケーキには大きく3種類あって、スフレとレア、そして今回のベイクドがあります。中にはニューヨークチーズケーキといって湯煎をかけてオーブンで焼くタイプもあります。
ベイクドチーズケーキは焼きっぱなしなので比較的簡単なチーズケーキで作りやすいです。ボトムにリッツを使っているので、塩気が甘さを引き立てます。ブルーベリージャム(過去レシピあり)と相性が良いのでオススメです。週末に是非、ホールでベイクドチーズケーキを焼きましょう!
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。