このページでは、料理のひじきのいため煮を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ひじきのいため煮のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはひじきのいため煮の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 75 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (9.9) | g | |
└糖質 | (7.3) | g | 低い |
└食物繊維 | (3.4) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.1) | g | 低い |
脂質 | (4.0) | g | 普通 |
食塩相当量 | (1.4) | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、料理分類に所属する正式名称「和風料理 煮物類 ひじきのいため煮」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ひじきのいため煮がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ひじきのいため煮はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ひじきのいため煮とは?どんな食材?
「ひじきのいため煮」とは、和風料理の一つであり、主な食材はひじきです。ひじきは、海藻の一種であり、日本料理においてよく使用される食材です。ひじきは、栄養価が高く、食物繊維やミネラルを豊富に含んでいます。また、ひじきは風味があり、独特の食感を持っています。
ひじきのいため煮の作り方
ひじきのいため煮の作り方は以下の通りです。
1. まず、ひじきを水で戻します。ひじきは硬いので、事前に戻すことで柔らかくなります。水にひじきを浸けておく時間は、約30分程度です。
2. ひじきが戻ったら、水を切ります。その後、ひじきを熱湯に入れて1〜2分茹でます。茹でることで、ひじきの臭みを取り除くことができます。
3. 茹でたひじきを再度水で洗い、水を切ります。
4. フライパンにごま油を熱し、ひじきを加えます。ひじきがフライパンで炒められるように、全体的に広げます。
5. ひじきがしんなりするまで炒め続けます。途中で砂糖、しょうゆ、みりんを加え、味を調えます。
6. 炒め煮が完成したら、器に盛り付けて完成です。
ひじきのいため煮の特徴
ひじきのいため煮は、ひじきの風味と食感が特徴的です。炒めることで香ばしさが増し、砂糖やしょうゆ、みりんの甘みと調和します。また、ひじきは食物繊維やミネラルを豊富に含んでいるため、栄養価も高く、健康にも良い料理と言えます。ひじきのいため煮は、ご飯のおかずとしてだけでなく、お弁当やおつまみとしても楽しむことができます。ぜひ、ひじきのいため煮を試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はひじきのいため煮がダイエットにどう役立つか説明します!
ひじきのいため煮はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える効果がある
ひじきのいため煮は糖質が7.3gと低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。特に糖尿病や血糖値のコントロールが必要な方にとっては、ひじきのいため煮は血糖値の急激な上昇を防ぐために適した食材と言えます。
2. 食物繊維が多く含まれているため、腸内環境を改善する効果がある
ひじきのいため煮には食物繊維が3.4g含まれており、腸内環境を改善する効果があります。食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えることで便通を促進し、便秘の予防や改善に役立ちます。
3. カロリーが低く、ダイエットに適している
ひじきのいため煮はカロリーが75kcalとやや低いため、ダイエット中の方にも適しています。低カロリーでありながら、食物繊維やタンパク質が豊富に含まれているため、満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
おすすめ:ひじきのいため煮のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ひじきのいため煮に含まれる無機質の栄養を解説!
ひじきのいため煮の特徴
1. ナトリウムが多い
ひじきのいため煮は、可食部100gあたりに560mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。そのため、ひじきのいため煮を食べる際には、塩分摂取量に注意が必要です。
2. カルシウムやマグネシウムが多い
ひじきのいため煮には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、マグネシウムは体内の酵素反応や神経伝達に関与しています。これらのミネラルは、健康な骨や筋肉を維持するために必要な栄養素です。
3. ヨウ素やセレンが多い
ひじきのいため煮には、ヨウ素やセレンなどの微量元素も豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必要であり、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持に関与しています。これらの微量元素は、体内の正常な代謝や免疫機能をサポートするために必要な栄養素です。
以上のように、ひじきのいため煮はナトリウムが多い一方で、カルシウムやマグネシウム、ヨウ素、セレンなどの栄養素も豊富に含まれています。バランスの取れた食事に取り入れることで、健康な体を維持することができます。ただし、塩分摂取量には注意が必要です。
ひじきのいため煮に含まれるビタミンを解説!
ビタミンA
- レチノール:0 μg(無し)
- α-カロテン:240 μg(多い)
- β-カロテン:870 μg(多い)
- β-クリプトキサンチン:1 μg(多い)
- β-カロテン当量:1000 μg(多い)
- レチノール活性当量:84 μg(多い)
ビタミンE
- α-トコフェロール:0.7 mg(普通)
- β-トコフェロール:0 mg(無し)
- γ-トコフェロール:1.7 mg(多い)
- δ-トコフェロール:0.5 mg(多い)
その他のビタミン含有量
- ビタミンK:40 μg(多い)
- ビタミンB1:0.02 mg(低い)
- ビタミンB2:0.02 mg(低い)
- ナイアシン:0.4 mg(普通)
- ビタミンB6:0.03 mg(低い)
- ビタミンB12:0.1 μg(普通)
- パントテン酸:0.08 mg(低い)
- ビオチン:2.2 μg(普通)
ビタミンD、葉酸、ビタミンCは含まれていません。
以上のデータから、ひじきのいため煮は以下のようなビタミンの特徴を持っています。
1. ビタミンAの特徴
- レチノールは含まれていませんが、α-カロテンやβ-カロテンなどのカロテノイドが豊富に含まれています。
- カロテノイドは体内でビタミンAに変換されるため、ひじきのいため煮はビタミンAの供給源となります。
- 特にβ-カロテンの含有量が多く、ビタミンAの代謝に関与するレチノール活性当量も豊富です。
2. ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールは普通の含有量ですが、γ-トコフェロールやδ-トコフェロールの含有量が多いです。
- γ-トコフェロールやδ-トコフェロールは抗酸化作用があり、細胞を酸化から守る働きがあります。
3. その他のビタミンの特徴
- ビタミンKの含有量が多く、血液凝固に関与する役割があります。
- ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸は低い含有量ですが、バランスの良い食事と組み合わせることで必要な量を摂取できます。
- ナイアシンやビタミンB12、ビオチンは普通の含有量です。
ひじきのいため煮は、ビタミンAやビタミンEの摂取においては良い選択肢となります。また、ビタミンKや一部のビタミンB群も多く含まれていますが、ビタミンB1やビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸の含有量は低いため、他の食材と組み合わせてバランスの良い食事を心がけましょう。
最後に、ひじきのいため煮の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ひじきのいため煮」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 75 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (9.9) | g | |
└糖質 | (7.3) | g | 低い |
└食物繊維 | (3.4) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.1) | g | 低い |
脂質 | (4.0) | g | 普通 |
「ひじきのいため煮」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (80.8) | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (2.2) | g | 多い |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | (1.4) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「ひじきのいため煮」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (560) | mg | 多い |
カリウム | (180) | mg | 普通 |
カルシウム | (100) | mg | 多い |
マグネシウム | (43) | mg | 多い |
リン | (45) | mg | 普通 |
鉄 | (0.6) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.3) | mg | 低い |
銅 | (0.03) | mg | 低い |
マンガン | (0.23) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (750) | μg | 多い |
セレン | (3) | μg | 多い |
クロム | (2) | μg | 多い |
モリブデン | (7) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (240) | μg | 多い |
└β-カロテン | (870) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (1) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (1000) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (84) | μg | 多い |
ビタミンD | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.7) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (1.7) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.5) | mg | 多い |
ビタミンK | (40) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.02) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.02) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.4) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.03) | mg | 低い |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.08) | mg | 低い |
ビオチン | (2.2) | μg | 普通 |
ビタミンC | (Tr) | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ひじきのいため煮と同じ料理の和風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
松前漬け しょうゆ漬 | 166 | 21.0 | 17.0 | 1.4 | 1.6 |
青菜の白和え | 81 | (9.2) | (4.2) | (3.4) | (2.4) |
いんげんのごま和え | 77 | (7.2) | (3.7) | (3.4) | (2.8) |
わかめとねぎの酢みそ和え | 85 | (14.9) | (3.8) | (0.9) | (2.5) |
酢の物類 紅白なます | 34 | (6.5) | (0.6) | (0.6) | (0.9) |
汁物類 とん汁 | 26 | (1.6) | (1.5) | (1.5) | (0.5) |
卯の花いり | 84 | (7.4) | (4.4) | (4.1) | (5.1) |
親子丼の具 | 101 | (5.8) | (8.4) | (5.2) | (0.4) |
牛飯の具 | 122 | (6.6) | (4.1) | (9.4) | (1.0) |
切り干し大根の煮物 | 48 | (4.8) | (2.3) | (2.5) | (2.0) |
きんぴらごぼう | 84 | (6.4) | (1.4) | (4.5) | (3.2) |
ぜんまいのいため煮 | 80 | (7.1) | (3.4) | (4.2) | (2.2) |
筑前煮 | 85 | (8.8) | (4.4) | (3.5) | (1.8) |
肉じゃが | 78 | (12.5) | (4.3) | (1.3) | (1.3) |
ひじきのいため煮 | 75 | (7.3) | (3.1) | (4.0) | (3.4) |
アジの南蛮漬け | 109 | (7.5) | (8.1) | (6.1) | (0.9) |
お好み焼き | 136 | 12.4 | 5.2 | 6.5 | 2.6 |
鶏のから揚げ | 204 | 17.6 | 15.6 | 10.1 | 1.7 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。