このページでは、野菜のピーマンを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ピーマンのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはピーマンの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 20 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「(ピーマン類) 青ピーマン 果実 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ピーマンがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ピーマンはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ピーマンとは?どんな食材?
ピーマンは、野菜の一種であり、日本では夏から秋にかけて旬を迎える食材です。その名前の由来は、形がピーマンに似ていることからきています。
ピーマンの特徴
ピーマンは、直径5〜10センチメートルほどの大きさで、緑色をしています。形状は丸いものや角のあるものなど、さまざまなバリエーションがあります。
ピーマンの味と風味
ピーマンは、辛味が特徴的な食材です。そのため、一般的には生で食べるよりも加熱することが多いです。加熱することで辛味が和らぎ、甘みが引き立つこともあります。
また、ピーマンには独特の香りがあります。この香りは調理することでより一層引き立つこともあります。
ピーマンの栄養価
ピーマンには、ビタミンCやビタミンA、食物繊維などが豊富に含まれています。また、カロリーも低いため、ダイエット中の方にもおすすめの食材です。
ピーマンの使い方
ピーマンは、さまざまな料理に活用することができます。具材として使ったり、炒め物や煮物、揚げ物などに加えることで、食卓に彩りを添えることができます。
また、ピーマンは生のままでも食べることができますが、辛味が苦手な方は加熱することをおすすめします。
まとめ
ピーマンは、野菜の一種であり、辛味が特徴的な食材です。ビタミンや食物繊維が豊富に含まれており、カロリーも低いため、健康やダイエットにも良い食材と言えます。さまざまな料理に活用することができるので、ぜひ試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はピーマンがダイエットにどう役立つか説明します!
ピーマンはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
ピーマンは可食部100gあたり20kcalと、非常に低カロリーな食材です。そのため、ダイエット中の方やカロリーコントロールを意識している方にとっては理想的な食材と言えます。ピーマンを積極的に摂取することで、低カロリーな食事を実現し、健康的な体重管理をサポートすることができます。
2. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
ピーマンには可食部100gあたり2.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素であり、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は腹持ちも良く、満腹感を得ることができるため、食事の量を抑えることにも役立ちます。ピーマンを摂取することで、腸内環境の改善や健康的な食事制限をサポートすることができます。
3. 栄養バランスを考えた食事に適している
ピーマンは炭水化物や脂質、タンパク質の含有量が比較的低い食材です。そのため、食事のバランスを考えた食事に適しています。特に、糖質や脂質の摂取を制限したい方や、タンパク質を摂りすぎないように気を付けたい方にとっては、ピーマンは優れた選択肢となります。ピーマンを食事に取り入れることで、栄養バランスの良い食事を実現し、健康的な生活を送ることができます。
おすすめ:ピーマンのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ピーマンに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが低い
ピーマンはナトリウムが1mgと非常に低いです。ナトリウムは塩分の主成分であり、高い摂取量は高血圧や心臓病のリスクを増加させることが知られています。そのため、ピーマンは塩分摂取を抑えたい方に適した食材と言えます。
2. カリウムが普通
ピーマンにはカリウムが190mg含まれており、普通の量と言えます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持する役割を果たしています。ピーマンのカリウム含有量は、健康な体を維持するために必要な量を摂取するのに適しています。
3. クロムが多い
ピーマンにはクロムが1μg含まれており、多いと言えます。クロムは血糖値の調節に関与しており、インスリンの働きをサポートする役割を果たしています。そのため、ピーマンの摂取は血糖値の安定に貢献し、糖尿病の予防や管理に役立つと考えられています。
以上のように、ピーマンはナトリウムが低く、カリウムが普通でクロムが多いという特徴を持っています。これらの栄養データから、ピーマンは塩分摂取を抑えたい方や血糖値の管理をしたい方におすすめの食材であると言えます。
ピーマンに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
ピーマンには、ビタミンAのうちレチノールは含まれていませんが、α-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのカロテノイド類が多く含まれています。これらのカロテノイドは、体内でビタミンAに変換されるため、ピーマンはビタミンAの良い供給源となります。
2. ビタミンEの特徴
ピーマンには、ビタミンEのうちα-トコフェロールが普通量含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の酸化ストレスから守る効果があります。ピーマンのビタミンEは、健康維持に役立つ栄養素です。
3. ビタミンKの特徴
ピーマンには、ビタミンKが多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固に関与し、骨の健康維持にも重要な役割を果たします。ピーマンのビタミンKは、骨や血液の健康に貢献するため、バランスの取れた食事に含めることがおすすめです。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はピーマンの使用例としてレシピをご紹介します。
ピーマンを使ったレシピ20選!
#1 さっぱりコクうま高タンパク!「鶏むね肉とピーマン・レモンの塩青椒肉絲」
鶏むね肉、たけのこ、ピーマン、赤パプリカ、レモン、片栗粉、ごま油、粗挽き黒こしょう、料理酒、等
鶏むね肉とレモンを使った、塩青椒肉絲のレシピ。鶏肉と野菜を細切りにし、レモンの果汁を絞ります。…
レシピを見る#2 ピーマンの鶏むね詰め
鶏むね肉、ピーマン、マヨネーズ、醤油、片栗粉、すりおろしにんにく、黒コショウ、ぽん酢、米油、等
このレシピは、ピーマンの鶏むね詰めの作り方です。ピーマンを半分に切り、鶏むね肉をフォークで穴をあけて1cm角に切り、マヨネーズを使った下味をつけます。…
レシピを見る#3 ご飯にあう!鮭とピーマンのナポリタン炒め
ピーマン、玉ねぎ、しめじ、片栗粉、オリーブオイル、塩コショウ、粉チーズ、ケチャップ、ウスターソース、等
鮭を使った、鮭のナポリタン炒めのレシピ。ピーマンや玉ねぎ、しめじを炒めて、鮭に片栗粉をまぶしてから炒めます。…
レシピを見る#4 少し濃い目でご飯が進む!じゃがいもピーマンのチンジャオロース
豚もも肉、じゃがいも、ピーマン、ごま油、片栗粉、料理酒、醤油、砂糖、醤油、等
豚もも肉とじゃがいも、ピーマンを使った、少し濃い目のチンジャオロースのレシピ。豚肉に下味をつけ、片栗粉でコーティングして柔らかく仕上げます。…
レシピを見る#5 豚こまでさっともう1品!豚肉とピーマンの胡麻味噌炒め
豚こま切れ肉、ピーマン、玉ねぎ、人参、米油、味噌、練りごま、みりん、濃口醤油、等
豚こま切れ肉とピーマンを使った、胡麻味噌炒めのレシピ。玉ねぎと人参を炒め、豚肉を加えてほぐす。…
レシピを見る#6 黄金比率のタレでつくる!ピーマン・豚バラで映える基本の「なすの味噌炒め」
なす、ピーマン、豚ばら薄切り肉、みそ、砂糖、しょうゆ、みりん、にんにく、しょうが、等
なすを使った、黄金比率で味でつくるなすの味噌炒めのレシピ。なすとピーマン、豚ばら薄切り肉を使い、みそや砂糖、しょうゆ、みりん、酒などで味付けします。…
レシピを見る#7 手早く炒めてシャキシャキ!ピーマンとにんじんの彩りを保つ基本の「野菜炒め」
キャベツ、もやし、玉ねぎ、ピーマン、にんじん、豚こま切れ肉、サラダ油、塩コショウ、料理酒、等
キャベツや玉ねぎ、ピーマン、にんじんを使った、基本の野菜炒めのレシピ。野菜はざく切りや乱切りにし、シャキッとした食感を残すように調理します。…
レシピを見る#8 ガッツリいこう!豚肉キャベツピーマンの甜麺醤炒め「回鍋肉(ホイコーロー)」
豚こま切れ肉、ピーマン、キャベツ、ニンニク、ごま油、甜麺醤、豆板醤、濃口醤油、上白糖、等
豚こま切れ肉と野菜を使った回鍋肉のレシピ。野菜は手で潰して味を染み込ませます。…
レシピを見る#9 ピーマンのツナ詰め
ピーマン、たまねぎ、ツナ缶、パン粉、マヨネーズ、醤油
ピーマンを使った、ツナ詰めのレシピ。ピーマンを縦半分に切り、ワタやタネを取り除き、ツナマヨを詰めて焼きます。…
レシピを見る#10 無限おかず!「ピーマンともやしのナムル」
ピーマン、もやし、ニンニク、唐辛子、上白糖、鶏ガラスープの素、薄口醤油、白ごま、ごま油、等
ピーマンともやしを使った、ナムルのレシピ。ピーマンは細切りにし、レンチン。…
レシピを見る#11 初心者でも失敗しない!型崩れせず見た目きれいな基本のピーマンの肉詰め
ピーマン、合いびき肉、玉ねぎ、片栗粉、サラダ油、パン粉、こしょう、ケチャップ、ウスターソース、等
ピーマンを使った、基本のピーマンの肉詰めのレシピ。ピーマンの上部は残してヘタを取り、片栗粉をまぶして肉だねを隙間なく詰めます。…
レシピを見る#12 厚揚げトマトとピーマンの彩り酢豚風
厚揚げ、トマト、玉ねぎ、ピーマン、ごま油、塩コショウ、お酢、ケチャップ、おろしにんにく、等
まずはごま油をフライパンに入れ、厚揚げを炒めます。次に玉ねぎを加えて炒めます。…
レシピを見る#13 ビールに合うおつまみ!「ベーコンとピーマン、キャベツのニンニク醤油炒め」
ベーコンスライス、キャベツ、ニンニク、ピーマン、米油、濃口醤油、無塩バター
ベーコンとキャベツのニンニク醤油炒めのレシピ。キャベツは5cm角にカットして、ピーマンは細切りにします。…
レシピを見る#14 ささみとピーマン、じゃがいものカレーきんぴら
ささみ、じゃがいも、玉ねぎ、ピーマン、オリーブオイル、片栗粉、塩コショウ、糸唐辛子、醤油、等
ささみを使った、メインにおすすめなきんぴらのレシピ。カレー粉を使った、スパイシーな味付けのきんぴらです。…
レシピを見る#15 じゃがいもとピーマンの明太子和え
じゃがいも、ピーマン、辛子明太子、ごま油、めんつゆ、砂糖
じゃがいもとピーマンを使用した、副菜におすすめな和え物のレシピ。明太子を加える時は注意が必要。…
レシピを見る#16 豆腐とピーマンの海苔チャンプルー
木綿豆腐、魚肉ソーセージ、溶き卵、焼き海苔、ピーマン、ごま油、塩コショウ、しょうゆ、和風顆粒だし、等
豆腐とピーマンの海苔チャンプルーのレシピ。ピーマンはヘタを取り、5mm幅の輪切りにしましょう。…
レシピを見る#17 ピリ辛ピーマンのオートミール粥
サバ水煮缶、ピーマン、しいたけ、オートミール、ごま油、豆板醤、おろしにんにく、卵黄、めんつゆ、等
サバの水煮缶を使った、ダイエットに最適なお粥のレシピ。米をオートミールで代用。…
レシピを見る#18 元祖・無限シリーズ! 無限ピーマン
鶏ガラスープの素、塩こしょう、ごま油
老若男女、パクパク食べられる、調理時間5分の無限ピーマンレシピ。電子レンジ調理のため、簡単です。…
レシピを見る#19 美味しさハズレなし! ピーマン肉詰め
パン粉、薄力粉、塩こしょう、サラダ油、オイスターソース、みりん
オイスターソースを活用したピーマンの肉詰めのレシピ。オイスターソースを使用することで甘辛い味に仕上がります。…
レシピを見る#20 やみつき!無限ピーマン
ピーマン、ツナ水煮缶、ブラックペッパー
一度食べると止まらない無限ピーマンの作り方です。味付けはツナの旨味とゴマ油・鶏ガラスープのみというシンプルさ。…
レシピを見る最後に、ピーマンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ピーマン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 20 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 5.1 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 2.3 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「ピーマン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 93.4 | g | 多い |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ピーマン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1 | mg | 低い |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 11 | mg | 普通 |
リン | 22 | mg | 低い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.10 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 6 | μg | 多い |
└β-カロテン | 400 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 3 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 400 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 33 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 20 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.30 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 76 | mg | 多い |
廃棄部位: へた、しん及び種子/硝酸イオン: Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。