洋食歴20年の料理人hiroです。今回は私の思い入れのある中華料理で、いつしか得意料理となった一品。サッと作れてボリュームがあり、手早く済ませたい時には打ってつけの「回鍋肉」。豚肉キャベツの甘辛炒めがどんどんご飯をすすませ、あっという間になくなります。甘辛のバランスが大事!早速作っていきましょう。
回鍋肉(ホイコーロー)の材料(2人分)
具材
豚こま切れ肉 | 200g | |
ピーマン | 2個 | |
キャベツ | 250g | |
ニンニク | 2片 |
調味料
ごま油 | 大さじ1+大さじ0.5 | |
塩 | 少々 | |
甜麺醤 | 大さじ1 | |
豆板醤 | 大さじ1/2 | |
酒 | 大さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1/2 | |
上白糖 | 大さじ1/2 |
回鍋肉(ホイコーロー)の作り方(1分動画で早回し解説)
回鍋肉(ホイコーロー)の作り方
キャベツは一枚一枚を重ねて、ギュッと手のひらで押し付けた後、まとめて5cm角くらいのざく切りに。手で押さえつけるのは、単に切りやすくするだけでなく、繊維を潰すことで味が入りやすくなるためです。
ピーマンは、半割りにした後にヘタとタネを手で除き…
大きめの乱切りにしておきます。
野菜をバットにあけて、余熱で火入れすることも大事!
野菜に油がまわり、しんなりとしてきたらバットにあけます。これ以上フライパンで炒めると、ニンニクが焦げてしまい、美味しさを損ないかねません。バットにあけることで、余熱でも十分しんなりとします。
学生時代の思い入れのある一皿
回鍋肉は私が大学時代に、学生価格のリーズナブルな中華料理屋さんでよく食べていたもの。ボリュームがあって、どうしてこうも美味しいのか、作っているオカアサンの作業をじっと見ながら、作り方を目で見て盗んだものです。その当時の一番の得意料理でした。得意料理はひとつでもあると、それが後々いざという時の「武器」になります。まかないでもよく作ったものです。
ポイントは甜麺醤と豆板醤が2:1。甘辛のコントラストで味を決めることにあります。たまに回鍋肉と一緒に、お酒をゆっくり飲みたくなりますね。是非とも今回のレシピを、食のレパートリーに加えてみてくださいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。