洋食歴20年の料理人hiroです。今回は新じゃがメインの煮物レシピです。鶏の上品な出汁を吸って、決め手となる味噌とバターのコクと風味が食欲をそそります。お酒によく合う居酒屋風おつまみレシピです。新じゃがは皮ごと調理できるのが嬉しいですね。水洗いしてその良さを生かした煮物です。早速作っていきましょう。
新じゃがの鶏そぼろ煮の材料(4人分)
具材
鶏ひき肉 | 200g | |
新じゃが | 600g | |
玉ねぎ | 1/2個 | |
生姜 | 20g |
調味料
米油 | 大さじ1 | |
酒 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ3 | |
濃口醤油 | 大さじ3 | |
三温糖上白糖でも可 | 大さじ1.5 | |
和風顆粒出汁 | 小さじ1 | |
水 | 500mℓ | |
味噌 | 小さじ1 | |
無塩バター | 10g |
新じゃがの鶏そぼろ煮の作り方
生姜20gは細く千切りにしましょう。
新じゃが600gはタワシを使って水洗いしておきます。よく見ると突起物(芽)がある場合がありますが、これは自然の毒。食中毒の原因となりますので、手で摘んで除去しておきましょう。 今回のメインとなるので存在感を出すよう1個を1/4にカットしましょう。
新じゃがは水に浸しておこう
カット済みの新じゃがは使用するまで水に浸しておきましょう。断面の変色を防ぐだけでなく、断面に付着しているデンプンを洗い流してくれます。
10分タイマーをかけて、弱中火のまま煮込んでいきます。新じゃがの中に火を入れていきます。10分経ったら、強火に切り替えて煮汁の水分を飛ばしつつ、新じゃがを3分ほど煮付けていきましょう。
次行程は「煮る」から「煮付ける」意識で!
煮付けるとは、甘辛く味付けした煮汁を染み込ませるようにする行程です。この3分間で新じゃがに形が残ったまま確実に火が入ります。この時点ではかき混ぜないこともポイントとなります。
お弁当のおかずに!お酒のおつまみに!
皮付き新じゃがの形が残っているのは火入れの時間と火加減にあります。ちょっとした意識で煮崩れた状態にならないんですね。
今回の煮物は冷めても美味しい一品。味噌とバターでコクと風味を出して、上品な鶏の出汁を吸った新じゃがは、食べやすく仕上がっています。お弁当のおかずに、お酒のおつまみにも最適ですよ!スーパーで小玉の新じゃがを見つけた際には、今回の料理を是非お試し下さい。芋料理は高確率で喜ばれます♪
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。