大さじ調味で白ごはんに合うおかず料理研究家の川久景子です。今回ご紹介する料理は、ホクホクした食感のじゃがいもと、ホロ苦な味がおいしいピーマンを組み合わせ、めんつゆと辛子明太子で味つけしたおつまみレシピです。辛子明太子は加熱すると風味が落ちてしまいますので、和える前にひと工夫することでおいしく食べることができます。 では、さっそく作りましょう!
じゃがいもとピーマンの明太子和えの材料(4人分)
具材
じゃがいも | 4個(500g) | |
ピーマン | 5個(135g) | |
辛子明太子 | 3腹(100g) | |
ごま油 | 大さじ1 |
合わせ調味料
めんつゆ 3倍濃縮 | 大さじ1・1/2 | |
砂糖 | ひとつまみ |
じゃがいもとピーマンの明太子和えの作り方
じゃがいもを半分に切ったらひと口サイズ(約2cm大)に切ります。大キスぎるとあとで加熱する時に時間がかかるのと、食べにくいので、ひと口で食べれるくらいの大きさがおすすめです。
耐熱ボウルに入れ、大さじ1程度の水をまわし入れたらラップをふんわりカブせ、電子レンジで5分加熱します。ラップをぴったりカブせると、加熱時に膨らみ破けることがあるので、電子レンジで加熱する場合は〝ふんわり〟カブせるのがコツです。
これは他の多くの料理でも共通することが多いので、気をつけます。
加熱し、つまようじで底に位置したじゃがいもを刺し、スッと刺されば加熱完了です。
底にあるじゃがいもを選ぶ理由は、上部にあるじゃがいもは電子レンジ加熱では強めに熱が当たるので、やわらかくなりやすく、底にあるものは火の通りがやや弱いため、底にあるものを選んで加熱状態を把握します。
スプーンや小さめのヘラでやさしく掻き出すようにして中身を取り出します。
最後は、薄皮のみ残ります。
今回は失敗なくきれいに取り出す方法をご紹介しましたが、もう一つの方法もご紹介します。
辛子明太子をラップで包み、片方の端(辛子明太子とラップが重なっているところ)を包丁かキッチンバサミで切り落とします。この切り口を下にして、絞り出すようにして中身を取り出します。この方法だと手が汚れずに取り出すことができます。ただし、絞り出しているときに辛子明太子が滑ってくるので、しっかり抑えて取り出してください。
じゃがいもにしっかり味を馴染ませるように混ぜるのがポイント。ただし、合わせ調味料の分量が少ないため、蒸発しやすく、焦げやすいので気をつけてください。
最大のコツは濡れ布巾!
加熱したフライパンはとても熱く、すぐ辛子明太子を加えると火が通り過ぎてパサついた状態(焼きたらこのようなイメージ)になり、食感と辛みが半減してしまいます。
そのため、辛子明太子を加える前に一旦濡れ布巾の上にフライパンを置き、1分間くらい置いてあら熱をとって冷まします。こうすることでほどよく冷めた状態になり、辛子明太子を加えても美味しい状態のまま和えることができます。
いざ実食。辛子明太子とめんつゆの味が絡んでおつまみにおすすめ!
味つけはとてもシンプルで「めんつゆ」と「辛子明太子」ですが、しっかり味が絡んでしょうゆ味と辛みが混じってとてもおいしく、お酒が進む味つけです。じゃがいもを加熱した後に軽く水分を飛ばしているのでホクホク感があり、ピーマンのコリッとした食感とほどよい苦みが合います。 なにより、辛子明太子の独特な辛みがしっかり絡んでピリッとした味に箸が止まりません!
ホクホクじゃがいもとホロ苦ピーマンが辛子明太子の辛みとよく合います!
水分を飛ばしたじゃがいもとホロ苦ピーマンが辛子明太子のピリッとした辛みがしっかり絡まり、冷めてもおいしくお酒が進むメニュー。少し焦がしたじゃがいもにめんつゆがよく染み込んでスピードメニューにも関わらずとてもしっかり味つけされて食べやすい味つけです。辛い明太子しょうゆ味にあと引くおいしさに感激します。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。